「侍」が来た
はるか東の国から来た11人の侍
彼らはこれから11人の「侍」と戦う
元々はお互い見ず知らずの存在
それぞれ違うルーツを持ち 同じ目的を持ち そしてついに出会った11人の侍
ある侍は静岡から ある侍は北海道から そしてある侍はブラジルから
侍たちはみな同じ「鎧」を身にまとっている
侍たちの鎧
それは炎
青い炎
左胸には三本目の足を持った伝説の烏
そして真っ白な所の真ん中の赤い珠
4年前 侍たちは最後に泣いた
「矢」が自分たちの「城」に向かって放たれた光景がスローモーションで甦る
青い炎をまとった侍の中の数人はそこにいた
そして泣いた
あれから4年
もう一度チャンスがやってきた
夢を叶えるチャンスが
目の前には11人の「侍」
異国の「侍」
異なる国で 異なる文化の中で 異なる言葉を話すものの 同じ目的を持つ異国の「侍」
それぞれの「城」の後ろからは12番目の侍たちが11人の侍を力強く後押しする
侍たちは向かい合った
一人ずつ握手を交わす
そして戦は始まった
侍たちはそれぞれ太刀を振るい 矢を放つ
侍たちはたった一本の「矢」を奪い合い それを敵の城に向かって放つ
城には城を守る侍 侍たちは城の中に向かって「矢」を放つ
一人の侍が飛び出した
その侍に矢が渡る
矢を受け取った侍は 不器用に しかし力強く矢を放った
侍が走る
12番目の侍のもとに
そして力強くはねる
そして仲間が彼をたたえる
そして侍は力強く拳を上げた
矢が敵に渡る
そして更に城の目の前に迫る敵の侍に渡る
今度は敵の侍たちが雄叫びを上げた
そしてまた矢が敵に渡る
そして城の目の前の侍に渡る
侍は矢を放った
敵が再び雄叫びを上げる
侍たちは少し下を向いた
大将が2人の侍を呼んだ
そして2人の侍と交代させ 戦場に送り出した
一人は北海道から来た侍 そしてもう一人はブラジルから来た侍
城の前にほんのわずかな隙が開いた
そこに侍が走り込む
それは仲間に代わって戦場に送り出された北海道から来た侍
彼に矢が渡る
そして彼は矢を放った
侍ははねた
中を舞った
そして力強く拳を握った
11人の侍 そして12番目の侍が雄叫びを上げた
一人の侍が仲間と共に戦いを見守っていた
神奈川から来た侍
一度も戦いに送り出されなかった侍
敵には無名の侍
彼は仲間を応援した
自分は戦いに送り出されなかったが応援した
大将が決断した
最後の切り札
大将は侍を呼んだ
呼ばれたのは「彼」だった
初めての戦い
彼はどうしたら自分の役目を果たせるか分からないまま戦い続けた
彼からは感覚が無くなっていた
自信も無くなっていた
城の目の前に矢が来た
彼は飛び込んだ
彼は敵の侍と激突した
彼は足に激しい痛みを感じた
そしてその痛みが彼に感覚を取り戻させた 彼は少しずつ自信を取り戻していった
仲間が太刀を振るった
矢を奪った
そして彼は城に向かって突撃した
そして倒れながらも必死に矢を放った
矢は敵の侍に跳ね返された しかしその矢は「彼」の目の前に落ちた 今だ! 今しか無い!
彼は夢中で飛び込んだ
そして矢を放った
みんなが一斉に彼のもとに走り始めた
みんな両手を挙げ 歓声を上げながら
彼は走った
叫んだ
そして仲間がみんな彼に飛びついた
大将が彼を抱きしめた
彼は泣いていた
12番目の侍たちも大歓声を上げていた
彼は歓喜の真ん中でまばゆいスポットライトを浴びていた
最後に戦場に送り出された無名の侍
彼が放った矢は ついに夢の壁を射貫いた そして彼を信じた全ての人に歓喜をもたらした
無名だった侍は 最も有名な侍になった
このポエムは実際にあった出来事をポエムにしたものです。それは日本人の多くの人が知っている出来事です。
そしてその出来事が叶えた夢も私も観ました。そしてそれが私がそれを大好きになるきっかけになりました。
はるか東の国から来た11人の侍
彼らはこれから11人の「侍」と戦う
元々はお互い見ず知らずの存在
それぞれ違うルーツを持ち 同じ目的を持ち そしてついに出会った11人の侍
ある侍は静岡から ある侍は北海道から そしてある侍はブラジルから
侍たちはみな同じ「鎧」を身にまとっている
侍たちの鎧
それは炎
青い炎
左胸には三本目の足を持った伝説の烏
そして真っ白な所の真ん中の赤い珠
4年前 侍たちは最後に泣いた
「矢」が自分たちの「城」に向かって放たれた光景がスローモーションで甦る
青い炎をまとった侍の中の数人はそこにいた
そして泣いた
あれから4年
もう一度チャンスがやってきた
夢を叶えるチャンスが
目の前には11人の「侍」
異国の「侍」
異なる国で 異なる文化の中で 異なる言葉を話すものの 同じ目的を持つ異国の「侍」
それぞれの「城」の後ろからは12番目の侍たちが11人の侍を力強く後押しする
侍たちは向かい合った
一人ずつ握手を交わす
そして戦は始まった
侍たちはそれぞれ太刀を振るい 矢を放つ
侍たちはたった一本の「矢」を奪い合い それを敵の城に向かって放つ
城には城を守る侍 侍たちは城の中に向かって「矢」を放つ
一人の侍が飛び出した
その侍に矢が渡る
矢を受け取った侍は 不器用に しかし力強く矢を放った
侍が走る
12番目の侍のもとに
そして力強くはねる
そして仲間が彼をたたえる
そして侍は力強く拳を上げた
矢が敵に渡る
そして更に城の目の前に迫る敵の侍に渡る
今度は敵の侍たちが雄叫びを上げた
そしてまた矢が敵に渡る
そして城の目の前の侍に渡る
侍は矢を放った
敵が再び雄叫びを上げる
侍たちは少し下を向いた
大将が2人の侍を呼んだ
そして2人の侍と交代させ 戦場に送り出した
一人は北海道から来た侍 そしてもう一人はブラジルから来た侍
城の前にほんのわずかな隙が開いた
そこに侍が走り込む
それは仲間に代わって戦場に送り出された北海道から来た侍
彼に矢が渡る
そして彼は矢を放った
侍ははねた
中を舞った
そして力強く拳を握った
11人の侍 そして12番目の侍が雄叫びを上げた
一人の侍が仲間と共に戦いを見守っていた
神奈川から来た侍
一度も戦いに送り出されなかった侍
敵には無名の侍
彼は仲間を応援した
自分は戦いに送り出されなかったが応援した
大将が決断した
最後の切り札
大将は侍を呼んだ
呼ばれたのは「彼」だった
初めての戦い
彼はどうしたら自分の役目を果たせるか分からないまま戦い続けた
彼からは感覚が無くなっていた
自信も無くなっていた
城の目の前に矢が来た
彼は飛び込んだ
彼は敵の侍と激突した
彼は足に激しい痛みを感じた
そしてその痛みが彼に感覚を取り戻させた 彼は少しずつ自信を取り戻していった
仲間が太刀を振るった
矢を奪った
そして彼は城に向かって突撃した
そして倒れながらも必死に矢を放った
矢は敵の侍に跳ね返された しかしその矢は「彼」の目の前に落ちた 今だ! 今しか無い!
彼は夢中で飛び込んだ
そして矢を放った
みんなが一斉に彼のもとに走り始めた
みんな両手を挙げ 歓声を上げながら
彼は走った
叫んだ
そして仲間がみんな彼に飛びついた
大将が彼を抱きしめた
彼は泣いていた
12番目の侍たちも大歓声を上げていた
彼は歓喜の真ん中でまばゆいスポットライトを浴びていた
最後に戦場に送り出された無名の侍
彼が放った矢は ついに夢の壁を射貫いた そして彼を信じた全ての人に歓喜をもたらした
無名だった侍は 最も有名な侍になった
このポエムは実際にあった出来事をポエムにしたものです。それは日本人の多くの人が知っている出来事です。
そしてその出来事が叶えた夢も私も観ました。そしてそれが私がそれを大好きになるきっかけになりました。