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コミュ障が0歳児との日常を綴るかもしれない主婦ブログ

(旧タイトル;場面緘黙症と向き合うニート)このブログ、いつまで続けられるのか分かりません。。

場面緘黙症だった私 3

2006-08-11 | 場面緘黙症だった私
くらーい自分 ・・・

小学校時代は、学年の男子のほとんどから「暗い、うぜえ」と罵られ、
女子からはそういう罵声はなかったものの、席替えで一緒になると
あからさまに嫌がられていることを感じた。
私自身もそう思われることが嫌だった。私が「暗い」ことを知って、
何人かの女子が、

「もっと明るくなろうよ」
「交換日記をしようよ」
「今のうちに治さないと、大人になってから大変だよ」

と積極的に働きかけてくれた。
が、一度、「内=明るい」と「外=暗い」の形式が形成されてしまっている
以上、どうにも自分を変えることはできなかった。


小学校時代の卒業アルバムは他の学生時代の物と比べても、一番開きたくないものとなった。
生徒の文集とクラスで○○ランキングのほかにフリースペースがあって、
私のクラスは当時の班の構成と座席の配置図が掲載された。
そのときの私がいた班の名前が「くらーい班」。。
(なんてネーミングセンスがなんだろう。。当時の班員の投げやりな態度が
今に伝わってくるようだ。)

場面緘黙症だった私 2

2006-08-11 | 場面緘黙症だった私
家庭での反応・・・

幼稚園に在籍していた頃は内弁慶がひどい事を知られていなかったように思う。
通信簿の先生からのコメント欄を見て、親は内気な子なんだという認識を持ったのだろう。

「友達が少ないようです。活発性があまり見られません。」

とかいったことが言及されていたと思う。
外でも明るいんだという嘘を隠し通せるわけもなく、親にどうして
みんなの中に入っていけないの?と叱責されたのは言うまでもない。

届かない物を取ってと親に頼まれて、どこどこ?と探して回るが
なかなか見つからない。 「おまえはめくらかあ?」となじられたことが
あったが、そのときのセリフが「おまえは根暗かあ?」の聞き間違いでは
なかったのだろうかと、子供ながらに思ったことがある。

あまり、親に理解してもらえるような子供ではなかったし、
親の理解も足りなかった家庭だった(傲慢な捉え方だけど)。
父からは成績関係、母からは対人関係について問われるのがひどく嫌だった。

場面緘黙症だった私 

2006-08-11 | 場面緘黙症だった私
ここで、場面緘黙症に発症した私の話を書くことにする。

受身的だった幼少時代・・・

幼稚園に入園した頃には、人見知りが激しかったと思われる。
特定の友達がいず、親と面識のある家庭の子供とばかり遊んでいた。
そして、物心ついた頃から既に内弁慶が始まっていたような気がした。
親に遊んで来なさいと言われ、遊ぶ約束をしている子もいないのに、
家の裏に隠れて日々を過ごしたことがある。
一度だけ幼稚園に激しく行きたくなり、休みたいと言い出したこともあった。


内弁慶を馬鹿にされて・・・

小学校にあがる頃には、初めての登校が嫌で嫌で、無理やり母に手を引かれて
行ったのを思い出す。しかし、いつのまにか一緒に遊ぶ友達ができていた。
低学年の時点で、友達の前と家の中では「明るい子」、学校では「暗くて、おとなしい子」
という形式がしっかりと根付いてしまっていたように思う。
現に、私が外で明るいことを何人かの同級生に目撃され、そのことについて
深く追及されたり、いじめのようなことを受けたりした。
そして、すぐ家の近所のクラスメートに、大勢の前で、私のことを
暴露されてしまった。

「ほんとはしゃべれるんだよ~この子。」
「校門に入った途端に、無口になるんだな。」

知られたくない秘密を大勢の人の前でばらされたような羞恥心。
変な子と思われたくなかった私はこの時こそは深く傷ついた。

緘黙症とは。

2006-08-11 | 場面緘黙症だった私
就職に行き詰っていて、偶然みつけた言葉、緘黙(かんもく)症。

緘黙症とはなにやら、対人恐怖症に匹敵するぐらい怖そうな名前だけど、
緘黙症とは一体何かというと、

緘黙症・・・
失語症でもなく声を出したり話したりする機能の障害もないのにしゃべらない状態。統合失調症やうつ病のような精神疾患の他、心因性障害や重度聴覚障害でもみられる。無言症 (大辞林 三省堂 より)

脳や言語機能には全く障害はないのに、しゃべることができない症状ということだろう。

緘黙症には場面緘黙症、あるいは選択性緘黙症(選択性緘黙症)と全緘黙症と2つの種類がある。
・場面緘黙症・・・特定の状況や場所に置かれた場合にしゃべることができなくなる状態。

・全緘黙症 ・・・ 全ての状態に置いてにしゃべることができなくなる状態。

発症原因や、緘黙症にかかりやすい人の特徴、治療法などについては、
"緘黙症"で検索すると多くヒットすると思われるので、割愛する。