通勤途中で

「典子は今」この映画を覚えているかたはありますか？
25年前に上映されていたドキュメンタリー映画です。
サリドマイド児として生まれた典子さん。
いろいろな苦難もあっただろうに…。
両手がないことを感じさせないような、笑顔が印象深かい映画だったことを子供ながらに覚えています。

なぜ、典子さんを思い出したのか？
44歳になった典子さんの本を見たから？
ちがうんです。

通勤途中、ハンディーをもった女子高生を見かけるからです。
話したこともありません。
帰りのコンビニや改札で時々みかける程度。
何がわかるの？
そういわれてしまっても言い返さない立場。

今日は反対のホームで姿を。
携帯電話を足であやつりとっても器用。
不自由さをまわりに感じさせない、普通の女子高生に感じてみてました。
五体不満足でも、決して不幸ではない。

幸せだとか、不幸だとか決めるのは自分の心だと…。
ふっと、感じて少し恥ずかしくなりました。