How many rivers must I cross? I don't know...

幸せになりたくて川を渡る・・・

それでも僕は水平対向エンジンが好きだ。 ~あるスバリストの独白

2014-11-24 23:37:25 | スバル


夏の間は毎週末釣りに行っていて愛車がほったらかしなので、禁漁に入ったら先ずは洗車。
ボディは勿論、車内も下回りも徹底的にきれいにする。
その次はエンジンオイルの交換。
それからもまだまだ油脂液類や各部品等の交換や整備、防錆処理など、ひと冬かけて週末毎にやっていくのが例年のパターンです。




先日、取り敢えずそろそろ交換時期に来ていると思い点火プラグを交換し始めた。
先ずは一番やりやすい右バンク(運転席側)の後ろ側から・・・と思ったら、イグニッションコイルの固定用ボルトの頭がなめられており外れない。
非常に困った。これはシャレにならん。
それにしてもいつなめてしまっただろう?記憶にはない。

何度か試してみたが全くボルトに工具が掛からない。
よっぽど酷くなめられているようだ。

出来ないものに取り掛かっていても時間が無駄に過ぎて行くだけなので、右バンクの前側の交換に取り掛かった。
すると、イグニッションコイルの固定ボルトが締まっていない。
緩んでいてコイル自体が手で触るとグラグラ揺れる。
「またかよ!」と思わず大声を上げてしまった。


僕は油脂液類や消耗部品などは頃合いを見て交換している。
自身で出来るものは週末に、単独作業はちょっと大変だなというものはディーラーやショップに作業を依頼する。
だから車検のタイミングでは一切整備をしない。
ただ通すだけ。
その時に車検に合格する状態ならそれでよい。
車検を受けた後の二年間は故障がないようにしてくれなどという考えは持っていない。
クルマは消耗部品の集合体だ。
走らせれば傷む。
定期的なメンテナンスは必要だし、メンテナンスフリーでOKなんて思っていない。
だから、通すだけという格安の車検で済ませているのだが、どうやらそこに問題がありそうだ。





以前、年間2万km以上走っていた頃は、車検を跨がずに自身で点火プラグを交換していた。
その時には、交換時にイグニッションコイルが緩んでいるなんてことは皆無だった。
ところが、年間1万km程度の走行しかしなくなり、車検後に自身でプラグ交換を行うようになると、毎回のように何処か一箇所のイグニッションコイルが緩んでいた。
適当な点検だなと思ったが、プラグ交換自体は可能だったので何も言わなかったが、車検時の点検の際に固定ボルトの頭をなめられたのは間違いないと考え、クレームの電話を入れた。

ところが回答はこうだった。
「車検時の点検ではプラグは外していません」
え?どういうことだ?点検整備のレポートにはプラグの点検箇所にレ点が入っているではないか。
そう問いただすと以下の通り。
「白金やイリジウムは長寿命なので点検の省略可能箇所となっていますので外さないんですよ。」

そんな説明はこれまで一切聞いていない。
なんていい加減なのだろう。
しかもその話自体がおかしなことだ。
白金は確かに長寿命だが、イリジウムに関しては長寿命を謳った一部の製品以外は通常のプラグと同等の寿命ではないか。
それを点検省略箇所なので外していないと言うのか。
なんだか言い逃れをしているように思えてならない。


その後色々と調べてみたが、やはり格安車検をうたうところは点火プラグを外して点検するということはしないようだ。
したとしてもいずれか一箇所、一本のみらしい。
ということはだ、僕のレガシィもいずれか一本は外されていたのではないか?
その後のボルトの締め方が甘かったため緩んできたか、そもそもしっかり締まっていなかったのではないか?
それを僕自身のプラグ交換作業の際に気付いたということではないのか?
それがいちばん納得がいく話の流れだろう。

でも今となっては、その格安車検を行った整備工場は「外していない」と言い切るのだから「あんたのせいやろう」と文句を言ったところでどうにかなるものでもなかろう。


という一件があった。
実はちょうど左側のタペットシールからのオイル漏れが目立ってきたのでディーラーで交換してもらうことになっていた。
バンクは逆だけれども、入庫の際になんとかしてなめられたボルトを外して新しいボルトでしめといてもらおうと考えた。
整備士の方が使う精度の高い工具ならなんとかなるかもしれないと期待して。
新しいボルトで締めておいてくれれば、その後のプラグ交換は自分でやればいいことだ。
そんな具合で話がめでたしめでたしで終わればよかったのだが・・・


「右バンクのイグニッションコイルの固定ボルトですが・・・やはりこれはエンジンを降ろさないと外せません。。。」
だそうです。
エンジン脱着の費用は10万円以上らしく・・・
まいったなあ。

このタイミングでエンジンを降ろすのは勿体ない。
現在15万kmを走破。
20万km手前でオーバーホールしようと考えていたのにな。
取り敢えず20万kmでのオーバーホールは延期だな。
今このタイミングでエンジンを降ろすなら、エンジンマウントやエンジンを降ろさないと交換できないホース類、後ろ側のクランクシールなどを替えておいてもらおうか。
エンジンの前にタービンの方が弱って来ているし。
弱ったタービンでエンジンを元気にしても、タービンに死んでくれと言っているようなものかもしれないしな。
交換しようと思いながら延び延びになっていた燃料ポンプもまた先延ばしだなあ。
キャリパーやマスターシリンダーのオーバーホールも先延ばしだなあ。
ブッシュ打ち替えなんていつになることやら。
いっそサスアームごと交換の方がよいだろうか。


元をただせば、全てのことはこのクルマが水平対向エンジンだからいけないのだ。
直列エンジンならイグニッションコイルのボルトの頭をなめるなんてまずないよなあ。


それでも僕は、水平対向エンジンを嫌いになれません。いや、大好きです。
水平対向エンジン搭載車以外には乗りたくないです。
だからまだまだ頑張ります。





愛車プロフィール
平成15年式 レガシィB4(BE-D型 5速MT)
現在153,000km走行

エンジンやタービン、インタークーラーなど大物はノーマルのまま。
吸排気系のパーツ交換でEJ20のポテンシャルを最大限引き出すと同時に、長期間快調な走りを維持したいとの考えで、空気の入り口から出口までのパーツはトータルでバランスを考えながら交換。
その上でECUを現車合わせセッティング実施。

9万kmを超えたあたりから少しずつ以前の吹け上がりに陰りが見え始めたものの、セッティング時は最大ブースト1.2kでパワー310PS,トルク35kg。
現在は調子を維持する(延命かも)メンテナンス中心に実施。



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