How many rivers must I cross? I don't know...

幸せになりたくて川を渡る・・・

2018/05/19 ~ 飛騨の小渓流 春遡上には会えず

2018-05-20 22:51:47 | 渓流釣り 釣行記(一般)

自分の住んでいる岐阜県の東濃地域の昨日の気温は30℃を超えたらしい。
外回りの社用車のエアコンは冷房モードにしていたのに、今日の飛騨の山上の小渓流からの帰路は暖房モードにしなければならないほど寒かった。
道路端の外気温計が示すのは10℃。
風もかなり強く、体感温度も余計に低くなる。
去年の9月の、もうシーズンが終わるのだなというあの寂しい空気を思い出す釣りだった。




昨夜は日付が変わる頃からかなり強い降雨が岐阜県のほぼ全域を襲った。
降っていた時間としては、明け方にはほぼやむくらいのものだったため、多少無理をすれば長良川本流でサツキマスを狙えるかなと期待したが、風が物凄く強いという予報。
とても本流竿を振っていられないだろうと考え、山上の小渓流に脚を伸ばした。


渓に入れば風の影響も受けにくいし、そもそも長い本流竿は使わない。
昨シーズンの終盤に何度か入ったあの渓。
まだ藪に覆われていないこの時期のあの渓に入って、もっと広範囲にポイントを探っておきたいというのもあったし、もしかしたら春遡上の個体に出会えるかもしれないという期待もあった。

でも実際にはそううまくはいかない。
画像にある通り。
これくらいのサイズのアマゴが相手をしてくれただけで、春遡上の個体には出会えなかった。
そもそもそういうのが居ないかもしれないし。






※画像は釣り場のイメージです。



水が高くて川通しがしにくかったということもあるし、気温が低くて身体が冷えてしまい、動きがこわばっていてちょっと危なっかしかったということもある。
もう若くはないのだし、無理して渓を歩くのはよそうと判断。
16時くらいには納竿とした。
それでも川の様子は昨シーズンよりもよくわかり、幾つかは新たなポイントの目星は着いた。
今日みたく本流で竿を振れない日にまた遊びに来るのもいい。


嘗ては渓の釣しかしなかったのに、今ではほぼ本流での釣りしかしなくなった。
久し振りに身を屈めた低い姿勢から、竿の全長よりも短い仕掛けを振るという釣りが物凄く新鮮だった。
僕に、というか人間に?ヒトに?どう言ったらよいのか、もし狩猟本能というものが備わっているなら、確実に何かが作用しそうな釣りだと改めて感じた。
本当に狩りをしているような気分になる。
渓流釣りを始めた頃にこんな釣りをしていたのだから、そりゃ釣った魚は直ちに絞めて魚籠に入れたくなるよな。
今日は全てリリースしてきましたがね。
またこの渓に遊びに来よう。











2017/09/30 飛騨の小渓流 ダム遡上の雌のアマゴ

2017-10-03 01:42:14 | 渓流釣り 釣行記(一般)

先週、先々週と鼻曲がり婚姻色の雄のアマゴを獲ったフィールドへやってきた。
水況を見て今日は厳しいなと感じた。

ポイントを見ると、複数名でのグループ釣行後の模様。
実際に散々ぶっ叩かれたのだろう。
29日は反応は皆無だった。


そして最終日の30日。
この日もずっとアタリはなかったが、目先を変えようとさほど期待もせずに流したブドウ虫に食ってきた。




目測30cmくらいの雌のアマゴ
正直雌が釣れるととても困る。
極力ダメージを与えないようにリリースしたく、出来映えなど気にせずに撮影実施。
勿論体長測定もなし。
なので、大きさは目測なのです。


死なせてしまってはいけない。
この大切な時期に我々は侵入者以外の何者でもない。
アマゴにとっては迷惑なだけだ。
それでも会いたい。
だから少しだけ我慢してくれよというエゴ。
いい気になってはいけない。
謙虚でなければならない。
でも所詮それらはすべて綺麗事なのだ。
釣りなんて、どれだけ格好つけても単なる魚殺しと言われたらそれまでだ。
「キャッチ・アンド・リリース?食わねえのに釣るなんて虐待だろう」と言われたこともある。
結局何が正義か分からなくなる。
これはある種「釣り哲学」のような領域に入ってきたなと思ったものだ。

とにかく、釣りをすること自体が魚にも自然にもダメージやらプレッシャーやらストレスを与えることになる。
突き詰めるとこの世で自分が呼吸をしていること自体が悪だということになりかねない。
自己の存在意義まで考えなくてはならなくなる。
そうまでしなくてもよかろうが、渓魚や渓魚を取り巻く環境のことを思ったら、釣りなんてしなきゃいいんだという考えに至ることはある。
でもそれは耐えられない。
だから自分が正しいと信じた釣り哲学に従うしかない。


それに従って、僕はサッと撮影をすませ、体長も測定せずにその雌のアマゴを流れに返した。




竿:シマノ スーパーゲームベイシスMH 75-80
水中糸:フロロ0.8号
ハリス:フロロ0.6号
鈎:オーナー スーパー山女魚8号
餌:ぶどう虫


2017/09/24 飛騨の小渓流 ダム遡上のアマゴ44cm

2017-10-02 01:27:36 | 渓流釣り 釣行記(一般)

飛騨渓の紅葉前の秋桜は散る橙の薄墨桜


季節が進み山の木々が紅葉する前に、橙色が散りばめられた淡墨桜を見ているような気持ちになる。
飛騨の小渓流で、そんなアマゴに出会いました。



先週41cmのダム遡上のアマゴを獲った同じポイントに僕は降り立った。
葉が少し色づき始めた木々も窺える。
渓を吹き抜ける風は冷ややかで、「秋めいて」どころか「丸っきり秋」だった。
勿論見上げれば少し弱々しい陽の光と高い空。
冬場は雪に閉ざされる山上の鄙びた小渓流は、あまりに寂しくて、竿を出す気も萎えてしまいそうだった。



僕はあまり気乗りしないまま先ずは立ち位置の右手の流れを探る。
反応はない。
左手の流れを探ると、ひと流し目で餌を咥えて持っていくアタリがあった。
そのアタリから最初はイワナかと思ったが、鈎に掛かると直後から首を振ったシャープな引きはアマゴだと確信した。



「鼻曲がり婚姻色の雄」
多くの釣り師がこのような個体を狙っているがなかなか掛からないし、釣れない。
それが、二週続けて僕の竿に掛かり、獲ることができた。
雑誌の表紙に掲載されてもおかしくないほどの立派な雄のアマゴ。
できすぎなような気がして少し怖かった。

















もしかして先週と同じ個体かと思ったが、体長は少し大きく顔も黒い。
そして何よりも朱点が多かった。
去年獲ったランドロック・サクラマス、即ちダム遡上のヤマメには勿論朱点はない。
やっぱり僕はアマゴ域に住む釣り師だな。
アマゴの体表に散る橙色を見ると安心する。
強く、大きくなる遺伝子を繋いで欲しいと願いながら僕は彼を流れに返した。

魚種:ダム遡上のアマゴ(ランドロック・サツキマス)
体長:44cm
竿:シマノ スーパーゲームベイシス MH75-80
水中糸:フロロ0.8号
ハリス:フロロ0.6号
鈎:オーナー スーパー山女魚8号
餌:ミミズ

 

 

 


2017/09/16 飛騨の小渓流 ダム遡上のアマゴ 41cm

2017-10-02 01:08:57 | 渓流釣り 釣行記(一般)

禁漁が迫った9月。
昨シーズンはヤマメ水系でダム遡上の個体を狙った。
今シーズンはアマゴ水系で同じくダム遡上の個体を狙おうと思っていた。
しかし、本流でもう一本いいやつを獲りたくて、午前中は益田川本流で竿を出した。
結果、まったくいいところなし。
朝一番のポイントは風が強くて竿を振っていられなくなり上流へ移動。
何とか風裏を見つけたと思ったが、川面付近は穏やかでも、空中はそれなりに風が吹いていたかな。
なんと、シマノのロングの3番と4番を折ってしまった。
本当にいいところが無い。

ふと思い出した。
最近音信不通になってしまったある人が教えてくれたおまじないのようなものを。
よくないことがあったら試してみてと言われたあのおまじない。
これは、また別の機会に詳しく書きたい。


そのおまじないを実行して、僕は山上の小渓流に向かった。
ダム遡上の個体が一旦は止まるところだろうと踏んだ場所で、狙い通りに食ってきた。
まさか自分にもこんな個体が獲れるとは思っていなくて、手にしたときには何故かおかしくて笑えてきた。
とにかくありがとう。
おまじないのおかげだと思う。

 

 

 

 


魚種:ダム遡上のアマゴ(ランドロック・サツキマス)
体長:41cm
竿:シマノ スーパーゲーム ベイシス MH75-80
水中糸:フロロ0.8号
ハリス:フロロ0.6号
鈎:オーナー スーパー山女魚 8号
餌:ミミズ

 


2017/08/19 南飛騨 某小渓流 イワナ 37cm

2017-09-06 01:15:41 | 渓流釣り 釣行記(一般)

とある小渓流にて……イワナ37cmです。

先日ランドロック・サツキマスを釣ったポイントにもう一度行ってみました。
釣り上げて活かしている最中でも滝壺から40cm近い魚が何度も跳び上がっていたので。
あれは黒っぽかったし、イワナだったのかな。

このコも痩せているのであまり大きく見えませんが37cmでした。




竿:シマノスーパーゲーム ベイシスMH 75-80
水中糸:フロロ0.8号
ハリス:フロロ0.6号
鈎:オーナー スーパーヤマメ 8号
餌:ミミズ