Haymarket
椅子に座った途端その名前を思い出した
グラスゴーから一人、電車に揺られていた。
車内放送が聞こえないか、もしくはいちいち停車駅の名前を言ってくれなかったのか
もう、あまり覚えていないが
私は電車に乗る前、車掌さんらしき男の人に
「自分はヘイマーケットへ行きたいのだが、この電車であっているか?」と尋ねた。
アジア人だから子供みたいに見えたのだろうか?
車掌さんが「ああ、いくよ。」と教えてくれたので飛び乗り、席について電車に揺られた。
「たぶんもうすぐだ・・・。」と乗り過ごさないようドキドキしていると
車掌さんが「次の駅だよ。」とおしえに来てくれた。
乗車してから結構時間がたったのに、ちゃんと覚えていてくれたのだ。
電車が駅についたとき
「ありがとう。」
そういって降りると微笑んでくれた。
扉が閉まり、電車は発車する。
あの時の夜のにおいや大気の冷たさ
街の明かりや人々の声
自分の記憶に刻み込まれた情景が
懐かしくよみがえる
もう二度と会うことはないと思うけど
私はあの時、確かにあの場所にいた。
エディンバラのとけない魔法
今もずっと
魔法にかかったままなのだ。
椅子に座った途端その名前を思い出した
グラスゴーから一人、電車に揺られていた。
車内放送が聞こえないか、もしくはいちいち停車駅の名前を言ってくれなかったのか
もう、あまり覚えていないが
私は電車に乗る前、車掌さんらしき男の人に
「自分はヘイマーケットへ行きたいのだが、この電車であっているか?」と尋ねた。
アジア人だから子供みたいに見えたのだろうか?
車掌さんが「ああ、いくよ。」と教えてくれたので飛び乗り、席について電車に揺られた。
「たぶんもうすぐだ・・・。」と乗り過ごさないようドキドキしていると
車掌さんが「次の駅だよ。」とおしえに来てくれた。
乗車してから結構時間がたったのに、ちゃんと覚えていてくれたのだ。
電車が駅についたとき
「ありがとう。」
そういって降りると微笑んでくれた。
扉が閉まり、電車は発車する。
あの時の夜のにおいや大気の冷たさ
街の明かりや人々の声
自分の記憶に刻み込まれた情景が
懐かしくよみがえる
もう二度と会うことはないと思うけど
私はあの時、確かにあの場所にいた。
エディンバラのとけない魔法
今もずっと
魔法にかかったままなのだ。