Lime so-da !

K村家の下宿人Nの雑記帳。働きながら、脚本の勉強をしながら、遊びながらのながら生活。

雨降りの休日

2011-04-28 12:21:26 | 日記


今日は雨だったので
とりためていた映画を2本観た。
一本目は「ソラニン」
二本目は「トウキョウソナタ」
「ソラニン」はもうすでにあんまり覚えていない。
だけど「トウキョウソナタ」は面白かった。
先日BSかなにかの番組で山田洋次監督が選んだ映画の一つだ。

リストラされたけど家族に言えないお父さん。車の免許を取ったお母さん。
アメリカの軍隊へ入隊したお兄ちゃん。そしてこっそりピアノを習い始めたぼく…
家族なのにみんな秘密を持っている。
私の大好きな香川さんの演技がまたとてもいいんです!

ロードムービー的なところもあって最近観た中で一番面白かった気がする。
雨の日の休日は映画を観よう。

病気のこと

2011-04-27 17:14:08 | 日記
今日は鍼へいってきた。
私の顔面右半分は半年以上たった今も少し麻痺が残っている。
普通にしていたらわからないといわれるが、笑ったりするとすぐに出てしまう。
ほっぺが重だるかったり、ご飯が食べにくかったり、無意識に歯を食いしばったり
そんなことに気づくたびに気が重くなる。
疲れるとすぐに顔の右半分は重くなる。瞬きが鈍り、話す口元も動きが鈍くなる。
だんだん情けなくなってくる。
今も鏡をみるのが少し嫌だ。

病気になって初めて病気の人の気持ちが少しだけわかったきがした。
健康ってほんとうにすごく大事だなと思った。
本当はすごくショックなんだって気づいた。
何気ない一言に傷ついてしまう自分が情けなかった。

先日病院へ行ったら「半年過ぎたから、もうこれ以上は治らないし薬をのむ意味はないと思いますけど…」と医者に言われた。
私を担当してくれている先生は「一般的に半年と言われているが若いから一年様子をみようね。」と言ってくれていた。
その日は担当の先生がいない日だったらしい。曜日が悪かった。
腹がたったので「担当の先生にのむように言われていたので薬をもらいに来ただけです。」とだけいうと急に態度が変わった。
なんだか本当に情けなくなって席を立つとあとで看護婦さんに「ごめんね。あの人非常勤やから…」と言われた。
病院に行かなきゃよかったと思った。
そもそも薬だってただのビタミン剤なのだ。
それにここまで動くようになったのは鍼に通ってからなわけだから、傷つきにいったようなものだなとバカバカしくなった。

考えこむと泥沼に足をとられるが、考えなおしたらよくここまで治ったとも思う。
最初はみれた顔じゃなかった。
それがここまで回復したのだ。
だからもう高望みはしないようにしよう。
腹の立つことも結局は自分自身の問題にしかならないし、考えれば考えるほど深みにはまって体に良くない気もする。

目が悪くないのに眼鏡をかけるのは本当は自分の顔のことが嫌だからだろうと思う。
今までの私を知っている人に会う時こそ、眼鏡をかけてしまうのはそのほうが何となく気持ちが楽になるからだ。
自分が思うほど、人は気にしていないのにね…。

「治る治る。」「軽いほうだよ。」って何度も言われたけど。
別に治ってないし、じゃあ「重症」ってどんなんだよって思う。
治る人は治るし、後遺症が残る人は残る。ただそれだけのことなのだ。

暗い夜はあれこれ考えてしまうけど
「あれこれ考えても仕方ないさ、明日の太陽見てかんがえましょう。」
っていってくれたあの人のメール
さりげない一言なのに心強い一言だったりして
いつも励まされている…








Prayer Room

2011-04-24 20:32:45 | 日記
龍谷大学のキャンパスをうろうろしていた時に掲示板にダンマパダの句が書かれていた。

「眠れない人には夜は長く、疲れた人には一里の道は遠い。正しい真理を知らない愚か者どもには、生死の道のりは長い。」
                                         第5章 愚者(Baala-vagga)60偈

厳しいとも思うのだが、好きな言葉だ。

ダンマパダという名前は従兄からきいたことがあったが、あとで調べると原始仏典の一つで、東大のインド哲学の名誉教授である
中村元先生によって訳されている。

仏教が当たり前のように家に根付いている私だが、恥ずかしながら仏教の歴史と知識に乏しい。
ただ、宗教がなんであるかは知っているつもりだ。

シルクロードを渡りインドへと経典を求めた玄奘三蔵。
日本人で初めてチベットへ入国した河口慧海。そして青木文教…
彼らにとって仏教とは何だったのかが知りたい。
そしてあの時代、どんな装備で山を越えたんだろう…
仕事中にときどきパラパラページをめくってそんなことを考えていたりする。

「日本人は無宗教だ」と昔そんなこと言ってる人がいた。
「葬式仏教」という言葉も流行った。
なのにまがいものが横行し、多くの人がそれに救いを求めている。
そして日本人は私を除いてクリスマスが大好きだ。
私は別に好きでも嫌いでもない。クリスマス限定ディナーは大変興味があるけど、あとはほとんどどうでもいい。
テレビでガンガンクリスマスについて流れるからうんざりするのだ。

エディンバラへ行ったとき友達が「大学で『日本人はみんな神道なんだろ』って言われたよ。」といっていた。
「えっ、私はブディストですよ。」というと「私の家も仏教徒やしなぁ…と思って困った。」という会話になった。
うーん、遠く離れたエディンバラでは日本人は全員神道に属していると勘違いされているようだ。
でも意外と大衆の認識ってそんな感じなのかもしれないと思う。
実際私もチベットはみんな仏教徒だとおもっており、ポン教なんて存在すら知らなかった。

日本ではあまり見かけないが、海外へ行くと、空港にお祈りするための部屋があったりする。
タイのスワナプーム空港をうろうろしている時初めてその部屋をみた。関空にもあるのだろうか?

実は先日お客様に「お祈りをする場所はありますか?」と聞かれた。留学生の女の子はどうやらムスリムらしい。
適当な場所を案内したのだが、ちょっと見てみたい衝動に駆られた。
一緒に仕事をしていた人に「お祈りの時間なんだって。かっこいいなぁ。」というとその人も「みたいなぁ。」といった。
勿論仕事中なので無理だけど、チャンスがあれば他の宗教に触れてみたいと思う。
イスラム教でもキリスト教でも仏教でも本当の信仰ってなんだろうと思う。

宗教は別に必要ならば欲すればいいし、必要ないならいらないのだろう。
しかし、人生にさまよえる私には生きる知恵として必要だ。
いつかチベットやブータン、そしてネパールへヒマラヤやカイラスを仰ぎながら巡礼の旅にでもでかけたいものです。













人にやさしく 

2011-04-23 17:10:23 | 日記
M隊員を送る会に出席できなかった私は1人、大阪梅田をさまよっていた。
というのも約束のビックマンという場所にたどりつかなければならない。
職場のおばちゃんに「ビックマンってどこですか?」ときいたら「テレビがあるところちゃいますか?」とおしえてくれた。
が、しかし、どこだかはわからかった。
梅田に行きゃなんとかなるべ~とでてきたものの、半年以上たった梅田は本当に知らない世界だった。
工事現場のおねぇちゃんに道をきいたり、道行く人に尋ねたりしながらようやくたどり着いたのだが、「ビックマンってどこですか?」と聞くたびに怪訝な顔をされたのはどうやら発音が違っていたかららしい。
「ああ、ビックマンね。」と言いなおされてようやく気付いた。

待ち合わせをしていた人と合流し、しばらく歩いているうちにだんだん京都が恋しくなってしまった。
ときどきそういう感覚に襲われるのだが、なぜだろうと思う。
そういえば昔友達が「京都に帰ってくるとほっとする。」と言っていた。
その子は九州出身なのになぜだろうと思ったが、最近、その気持ちがわかる気がする。

その日は1人ヘロヘロになっていた。
大人になれない自分をみているようで情けなかった。
帰ろう。京都へ帰ろう…。
ハルちゃんのまつ家に帰ろう…
そしてハルちゃんを思いっきりもみくちゃにしよう。

今はただ、ギュッとしてほしい。
毛むくじゃらでくさい君が好きだ。
がんばれ私。負けるな私。

人にやさしく - THE BLUE HEARTS


人にやさしく
してもらえないんだね…
僕が言ってやる
でっかい声で言ってやる
頑張れって言ってやる
きこえるかい?
ガンバレ!




追記
M隊員の若いころってハンサムだと思った。