男はある俳優のファンだった。彼が歌を出し、近所でコンサートを行うと知り、チケットを買い、その日を待ち望んでいた。
そして当日、コンサートへ行った男は失望して帰宅したのだった。その内容は男のテンションを下げまくり、俳優に似せて整形迄した自分を心底呪ったのだった。
その様子を空から、二人の神が見ていた。神は呟く。「なんと不憫な…」するともう一人の神は顔を覆ってすすり泣いているのではないか。思わず肩を抱いた神は「かわいそうだよな…分かるよ、同情するよな」そして顔を覗き込んだ。するとなんと!その神まで、その俳優の顔に整形してしまっていたのだった。完