私は動物園に行こうとしたが、コートを全てクリーニングに出したことを思い出した。仕方がないから、ライオンの着ぐるみを来て、来場したのだ。たてがみがフワフワの帽子の様で、実に暖かい。 来場者達は、私を遠巻きに見ていたが、まあ、こんな風体だから、しょうがない。そしてライオンの檻に近づいた。すると何やら雌ライオン群れが騒ぎ出したのだ。 飼育員が近づき、私に囁く。
「あなた、惚れられてますよ」
アイドル的人気ぶりに、信じられない気持ちだ。しかし、私は女なのだ。 END
今日も訪問ありがとうございました。小説の時は、漫画はお休みです。