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#阪神タイガース# 今年の阪神の行方

2020-01-09 10:10:44 | プロ野球
<figure>#阪神タイガース# 今年の阪神の行方</figure> <figure> <figcaption>大山悠輔

視聴者の声:去年は大山選手がでるともう打てない
フライばっかり前に飛んでくれない・・のイメージ
今年こそは歯くいしばって頑張らないと4番どころベンチに居残りなるぞ!
頑張れ・・・・フアンより

</figcaption> </figure>

開幕から4番を任されるも106試合目に6番降格

2019年の阪神で主に4番を打ったのは、大卒3年目の大山悠輔。1年目の矢野阪神を象徴する用兵のひとつで、

大山は開幕から4番を任され続けた。しかし成績が安定せず、106試合目の8月10日から6番に降格。

この時点で阪神はリーグ4位と低迷し、クライマックスシリーズ出場権が得られる3位との差は6.5ゲームにまで開いていた。

矢野燿大監督は我慢しきれなかった格好で、ファンも4番・大山に満足とまではいかなかっただろう。

本塁打と打点はチームトップ、チャンスにも強い

2019年の大山の成績は、それほどヒドいものだったのだろうか。あらためて成績を振り返ると本塁打14本、

打点76、二塁打33本はいずれもチームトップである。

打率.258はチームでも5位と物足りないが、決勝打(結果的に試合を決めた安打、四死球、犠飛)は両リーグ3位の13本

(1位は中日・福田永将とDeNA・ロペスの15本)。殊勲打(先制、同点、勝ち越し、逆転となる安打)は、両

リーグ合わせて4位タイの28本(1位は西武の中村剛也の31本)を放っている。

得点圏打率もセ・リーグ9位の.318で、決して勝負弱い打者ではなかった。

大山の印象を悪くしているのは、開幕から得点圏で17打席連続無安打だったことと、満塁時の打率が.143と極端に低いこと。

そしてチームトップとはいえ、14本塁打は4番としては寂しい。出塁率と長打を足し合わせたOPSも.714と、平均的な数字に終わった。

2020年は外国人野手が3人、ポジション争い激化

2019年の矢野監督には、大山を4番で育てようとの意図があった。しかし、2020年はチーム事情が変わる。

2019年のドラフトで阪神は1~5位指名を甲子園出場組の高卒選手で固め、即戦力候補の新人を獲らなかった。

その反動であろう。来季の阪神は異例の外国人選手8人体制で臨む。

そのうち野手は3人。昨季に打率.284、12本塁打の実績を残したジェフリー・マルテが残留し、

メジャー通算92本塁打のジャスティン・ボーアと、今季の韓国打点王のジェリー・サンズが新加入した。

なかでもボーアは4番候補と、早くも期待を集めている。大山にとって2019年の4番は与えられたものだったが、

2020年の4番は、競争を勝ち抜いて奪い取らねばならない。

2020年に4番を奪い返すためには長打の増加を

2020年の大山に期待したいのは、やはり長打の増加。2019年の長打率は.401で、リーグ平均の.406と比較しても平凡な数字だ。

右打者が長打にしやすいのは、引っ張っての左方向への打球。そこで大山の打球方向を見てみると、引っ張っての左方向が50%、

センター方向へは19%、右方向は31%となっている。

引っ張り中心だが、投球のコースに合わせてセンター、右方向へも打ち返す意識がこの数字に透けて見える。

本拠地の阪神甲子園球場に吹く浜風は、左打者にとっては逆風だが、右打者には追い風となる。

左方向への打球が半分を占めることは悪くはないが、大山は浜風を有利に使える右打者である。

そのことを考えると、引っ張って強い打球を打つことをもっと意識して、左方向への打球が60~65%程度にまで増えてもいいだろう。

コース別の安打傾向を見ると、ホットゾーンは真ん中高目(打率.418、以下カッコ内は打率)、真ん中(.302)、

外角真ん中(.367)。一方で苦手としているのは外角高め(.167)、内角低め(.178)、外角低め(.181)。

失投を見逃さず仕留めることには長けているが、ストライクゾーンの四隅に投げ分けてくる相手投手の勝負球には

弱い傾向が見て取れる。

チームから信頼され、ファンにも認められる4番は、勝負球を打ってこそだ。

 

スポーツ紙よりお借りした。

 

 

 

 

 

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