【本】「2022ーこれから10年活躍できる人の条件」 神田昌典 を読んでメモ

2012-02-20 | 三鷹住人の日々の出来事

著者の神田さんは今後、数年間の世の中の動きは明確に見えているとのことです。
具体的には、直近、3年間で、太平洋戦争後に匹敵する日本の大転換が訪れると述べております。

以下が神田昌典さんが考える未来予測(引用)です。

----------------

◆2012年

・「効率」「情報」の時代が終焉し、「共感」「つながり」の時代へ本格シフト

・共感の時代のプラットフォームが、フェイスブック。そのアプリの発展により個人ビジネスがより身近に。ビジネスパーソンが当たり前のように副業を開始。 

◆2013年

・中国、アメリカが激震。金融危機が発端か?

◆2015年までに

明治維新、太平洋戦争終戦に匹敵する変革が起こる。その規模は国の体制が変わるほどであり、革命と呼んだほうが適切。価値観がひっくり返り、ビジネスよりも、宗教が価値を持つ時代がはじまる。 

◆2016年

国家財政破綻。預金、貯金も二束三文になると覚悟しなければならない

◆2016年以降

・憲法改正もありうるほどの、社会変化。電力と同様に、教育も自由化の検討へ。今後は中央集権から、地域コミュニティを基盤とする社会体制へ

◆2020年頃までに

・北朝鮮の体制崩壊をきっかけに、儒教を電灯とする国家(日本・韓国・北朝鮮・台湾・中国)が儒教経済圏を形成しはじめる

◆2022年頃から

・ようやく次世代産業(エネルギー・医療・バイオ・環境・ロボット等)が雇用の受け皿となりはじめる

◆2024年頃には

会社がなくなる!?

さらにその先を予想すると・・・

◆2033年までに

NPOをはじめとした社会事業が、雇用の中心的な受け皿に。国のかたちが変わる。国境に影響されない、新しい世界政府のかたちが見え始める。

◆2050年までに

・診断技術が格段に進歩し病気が激減する

◆2067ねんまでに

・食糧革命が起こり、貧困がなくなる、等々。

----------------

 

ご自分の未来予測を保守的な未来予測であると述べ、はっきりしているのはこれからの10年間で世界が生まれ変わることだと述べています。

 

2022年。遠い先のように思えるが、たった10年。日本の歴史からいえばほんの一瞬だ。その一瞬のために、僕らは命を燃やせるか?

 

という課題に向かうために、最後のページに空白を埋めるページがありました。

----------------

題:2022年の◯◯(名前)と日本

・10年後、あなたが望むことは、すべて叶っています。まわりの光景をイメージして、簡単なイラストで描いてみてください。

・あなたが10年後に実現している、とてもワクワクすることを、いくつでも書いて下さい。

・10年後、誰の笑顔を見たいですか?

・そのとき、日本はどのように輝いていますか?

----------------

各問いに対して、考えてみたいと思います。

 

あとは、文言メモしておきます。

現実という言葉ほど、不確かなものはない。現実はものの見方で変わってします。過去からの延長で現在を捉えているか、未来のあるべき姿からの逆算で、現在を捉えてきるかで違う。

 

ドラッカーが2002年に出版したネクストソサエティのNPOが社会の中核になっていくと予言した。それから10年たった今、それはあたっている

 


 にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 三鷹情報へ   


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (松本輝一)
2012-02-20 08:04:04
ドラッカーが2002年に出版したネクストソサエティは私も読みました。予測された以上の高度情報格差社会が到来しました。
昨日も考えていたのですが、なぜ日本が衰退したのか。過去の成功から自分自身が脱却できないからでしょうね。
教育方法を変えない限り衰退に道を行くようです。
返信する
Unknown (しょういち)
2012-02-20 22:14:57
松本さん
コメントありがとうございます!
教育方法のどこをどう変えたら良い方向に向かうのでしょうかね。私は教育については知見が全くないので、勉強したいと思っています。
返信する