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還暦おやじの洋楽日記

LENNY LeBLANC/LENNY LeBLANC

 レニー・ルブランの1stがワーナーの名盤探検隊でリリースされている。ずいぶん昔に輸入盤で手に入れていたアルバムだが、地味なアルバムとの印象を持っていたのかあまり聴いちゃいなかった。廉価な設定についついCD買っちゃいました。CDで何度か聴いていると好くなってくるんだな。あぁ不思議。


Desert Cowboy
Lady Singer
Rag Doll
Lost Again
Mary What's Come Over You?

Rainy Nights
Hound Dog Man
Sharing The Night Together
Dance Around The Campfire
Ain't It Funny

(1976)

 カントリー曲の「Desert Cowboy」をアルバムの冒頭に持ってきたのは、レニー・ルブランの世界観・イントロダクションだな。つづく「Lady Singer」は一転R&B調リズムのアダルト歌曲。「Rag Doll」はガーファンクルもアルバム「BREAKAWAY」で取り上げていた、スティーヴ・イートンの作品。親しみやすい、よい曲です。「Lost Again」はプロデュースしたピート・カーとの共作。70年代的愛情ソングですね。アナログA面は「Mary What's Come Over You?」でしずかに終わる。B面スタートの「Rainy Nights」はピートとの共作、さわやかメロディーとハーモニーが好いです。つづく「Hound Dog Man」はアナログレコードでのタイトル曲。CDの解説で知ったのだがエルヴィス・プレスリーの追悼曲として選ばれ、アルバムもアートワークそのままにタイトルのみ「Hound Dog Man」に変更して再リリースされたとのこと。「Sharing The Night Together」はプレAORともいえる、親しみやすい曲。78年にドクター・フックが歌って全米6位のヒットになっているそうな。「Dance Around The Campfire」はカントリーテイスト満点の一息曲。最後の「Ain't It Funny」はピートとの共作。

 この後、レニーはピート・カーとコンビを組んで「ミッドナイト・ライト/ルブラン&カー」(’77)を発表する。こちらのアルバムはカントリーテイストが後退、AORの名盤になっている。

(さだ)
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