坂を上り切った所にある私の下宿の周りには、布団屋さん、ケーキ屋さん、本屋さん、食料品やさん、化粧品屋さん、など結構いろんな店があり、生活するに困るようなことはなかった。布団屋さんは、下宿の前の道路を挟んだ向かい側にあって、下宿入居日に、母と1度行ったきり。下宿で使用する布団、敷布など寝具類全てを母はそこですざましい早さで買い揃えてしまったのだ。デザインや柄など私の好みなどを聞き入れることなく、とりあえず、あればいいのだからさ!と、という感じで。、、はっきり言って、よりによって何故にこの柄よ、、って感じの模様だったなあ( ・᷄ὢ・᷅ )。
続く
その布団屋さんへ行ったのは後にも先にもその1回きりで、、。まあ、布団は1度買えばそうそう必要ないし、そんなものでしょう。下宿周辺で何かと便利だったのは下宿の隣にあった本屋さんだ。小さな小さな本屋さん。お店の名前が何故か横文字。ホビット館、いや、ポビット館、、いやいや、ポビット館、、あれ、どれだったかな、忘れた😅。でも、名前はポップだけど中は純和風。本の種類も相当限られていた。でも、、夜も結構遅くまで開いていたし、ちょっとした文房具も置いてある。、、当然暇だったりすると立ち読みしに行きたくなるじゃないですか。、、ところが、、ちょっと厄介な事?にこの本屋さんには、絵に描いたようなやや厳しめ番頭さん?がいたのである。漫画、意地悪ばあさんの主人公のあのかたに、髪型、雰囲気、目付き?などやけに似ているのです。店の一番奥のど真ん中、に畳でできた番台?のような所に大抵そのかたは座っていた。
続く