さちのひとり言

狭い庭でガーデニングを楽しんでます!

やはりあなたと・・・

2007-08-14 22:58:18 | あつみサークル
”あつみ”とは、素人ばかりの作文で綴られた文集 

中日新聞の 「暮らしの作文」 から輪が広がった
おもにガンでご主人をなくされた方たちのサークルです

今までに第22文集まで ”あつみ”は発刊されました 
今年の23文集が最終号となり、サークルも来年3月で閉会となります

その最終原稿を作家並みに締切日に追われてやっと書き終えました

今回の更新は、何冊もある”あつみ”の文集の中から
もう何年も前のお盆に関した文章を、投稿しま~す       
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   題名 「やはりあなたと」

宗派によって異なりますが、お盆には
霊が迷わずに帰ってこられるようにと、迎え火をたきます

でも亡くなった人が戻ってくるのは、お盆の時期だけでしょうか
私は霊の存在とは、もっと身近にあると思いたいのです 

主人は、いつも近くにいて、私の行動にハラハラしながら 
一緒に笑い、悩みや悲しみも助けてくれていると思うのです

「幽霊でもいいから、もう一度姿を見せて」 と何度も思いました 
       
         (中 略)

主人が健在だったころは、しあわせな生活に慣れてしまって
感謝の気持ちが薄くなっていました

あの人の深い心を理解し、知ることができていたら
もっと夫婦の絆を強くできたのにと、悔やまれます

そう思いながらも、「亭主元気で留守が良い」というコマーシャルに
「そう、そう!」とうなずく自分の心に、矛盾を感じます

幸子はあなたの年を、越えてしまいました
でもあなたの中の幸子は、37歳のままでとめておいてくださいね

いつの日か、私が天に召されたとき
45歳のあなたと、37歳の私でもう一度出発しませんか
私は、あなたともう一度会いたい  
  
    ”あつみ”第七文集より        
     
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冷夏と言われていたけれど、暑い日が続きましたね
息子たち家族と、早めのお盆とお墓参りを済ませました

久しぶりの更新になってしまいました 
今年中には ”さちの文集” をまとめたいと思っています 
その時は、ぜひ読んで下さいね 


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