さちのひとり言

狭い庭でガーデニングを楽しんでます!

母の強い愛

2013-02-17 19:29:37 | 父母・兄を偲ぶ

兄が亡くなってから三七日が済みました  

昭和2年生まれの兄が、就職する時の話をよく耳にしてました

母は、兄を「旧国鉄に入社させたい  」という一念で
兄に家庭教師つけたそうです  

家から美味しいにおいが漂ってくる日は、先生様が来る日だったそうです
先生様だけの特別なおかずを作り、夕食を用意して… 
当然お礼もしたことでしょう  

今でも家庭教師をつける家は少ないのに、昭和10年代という時代に
しかも貧しかった我が家で、そこまでできたのが不思議です 
当然、父も家庭教師を頼むことを認め協力していたことになります 

兄は、旧国鉄に入社し、鉄道マンとして国鉄に人生をかけ
 ”南四日市駅” の駅長で定年を迎えた

「どうしてそこまでして国鉄に入れたいと思ったのかな?」と兄に聞いたが
当の本人も不思議がっていたので、本人の希望ではなかったようです
結局、結論は判明していないのです 

当時は、定職につくのが難しい時代だったのだろうか 

母は、幼いころから家族運は薄かったが、裕福な家庭のお嬢様だった

お嬢様育ちの母が、親の決めた父の元へ嫁いで
金銭的に苦労した話もよく聞いていました

母が国鉄にこだわったのは、兄が金銭的に苦労しないように
” 公務員という安定した職 ” に就かせたいという一念が強かったのか

兄の努力もあるけれど、母が国鉄への道を開いたといっても
過言ではないと今でも思っています 

今はこの世にいない母に
「どうして・・・そこまで思ったの」と聞くことはできないけど
母親の一念ともいえる  ” 愛の強さ ” を感じている! 


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4 コメント

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Unknown (たず)
2013-02-18 19:02:44
お母様は子供には安定した生活をしてほしいという

願いがあったのでしょうか?

母の思いは今も昔も変わらないですね。

いいお話をありがとう^^
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Unknown (おえい)
2013-02-18 21:29:21
私もばばさんから家庭教師の話
はよく聞いてます。
今頃天国でおじさんはさかえ婆さんと
その話をしているかしら
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母の思いは・・・ (たずさんへ)
2013-02-19 18:35:07
安定した生活をさせたい
そう思ったのかもしれないです

母は、特に長男の兄に対して
その思いが強かったような・・・ 

いつもコメント有難う  

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そうだよね! (おえいさんへ)
2013-02-19 18:42:12
家庭教師の話は、ばばさんも
よくするよね 

「美味しいにおいがしてくる日は先生様が・・・」
という話は、ばばさんから聞いた話だよ 

さかえ婆さんには会えたかな?
天国でもきっとその話をするよね

コメント有難うね
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