さちのひとり言

狭い庭でガーデニングを楽しんでます!

佐屋街道・二女子

2013-03-25 19:23:54 | 父母・兄を偲ぶ

私が生まれ育った町は、中川区二女子町
”ににょうし” と読みます

昔、この地の大地主には七人の娘がいて
長女を嫁がせた村を一女村と名付け、順に二女、三女・・・
七女村まであったそうです
現在でも地名として、二女子・四女子・五女子町が残っています

昔、尾頭橋から  五女子  二女子 ・・・ 下の一色まで
市電が通っていました 

この道を、今でも ” 電車道 ” と呼んでいます

その電車道沿いの二女子にある福祉会館の前に
  佐屋街道の碑が建っています

    

 
” 電車道 ”が 佐屋街道の一部となります  

佐屋街道碑から、西へ少し行くと中川運河が流れています

その中川運河 (当時は笈瀬川) に架かっている長良橋の手前の一角に
 ” 明治天皇御駐蹕之碑 ” が建っています

駐蹕』は「ちゅうひつ」と読み
「天子が行幸の途中で、一時その地にとどまること」だそうです

      

明治元年(1868)12月18日に
  明治天皇が小休止された場所だそうです

 「明治天皇御駐蹕之所碑」

実は、この明治天皇ご駐在之碑の場所は、
私たちの祖父 が住んでいた場所なんです
明治天皇が、祖父の家に立ち寄られたことになります  

当時の文献にも、掲載されています
父が大切に保存していました 

先日、父の引き出しを整理していて
” 昭和六十一年十月二十二日 図書館にて「愛知郡史」より ”
と書かれた封筒を見つけました 

そのなかにコピーが入っていました 

父が82歳の時に、図書館で資料見つけて
   コピーをしてもらったのでしょうか  

父の字で現在、秀次郎82歳・息子 ひろ之 と書いてありました


明治天皇が立ち寄られてから父が生まれ
 大正15年まで、ここで暮らしていたようです
大正15年から中川運河の着工が開始となり  
 運河の着工に伴って祖父たちは、立ち退きとなり
  その場所から   現在の場所に移転 
 
家が移転した話は父から聞いていましたが
 父がコピーを持っていたとは・・・知りませんでした 


ここからは さちがネットで調べた ”佐屋街道” の情報です

熱田の宮宿から桑名宿までは
「七里の渡し」を経由した 東海道 が多く利用されていたそうですが
天候や潮の干満などで船が出ないときがあったり、船酔いなどの心配から
熱田から陸路を西進する街道が江戸時代にできたそうです   
岩塚、万場、神守、佐屋宿の四つの宿場を通り 

佐屋の「三里の渡し」から佐屋川を下り 
木曽・長良・揖斐川河口を横切って
桑名に至る佐屋廻り と呼ばれる 脇往還(街道・脇道)の
“ 佐屋街道 ” も多く利用されたそうです
  
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私が住んでいる ”佐屋”と ”二女子” とは
   不思議な縁があったんですね・・・ 


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5 コメント

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不思議な縁 (たず)
2013-03-27 19:38:52
歴史を紐解くといろんな事がわかって面白いですね。

私も中川区で育ちました。

不思議な縁ですね。

運河橋の船留めの近くで百船町なんです。


佐屋街道のこともっと知りたくなりました。
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え~そうですか! (たずさんへ)
2013-03-28 19:34:45
本当に不思議なご縁ですね 
たずさんも、中川区育ちですか 

百船町ってリンナイの本社の近くですかね
二女子とも近いですよね

歴史が苦手な私も佐屋街道のことを
調べたくなって情報を集めましたよ

いつもコメントありがとう
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Unknown (たず)
2013-03-29 23:41:53
私の在所はリンナイの会社の反対側の

通りです。

世間は広いようで狭いですね。

中学校は「長良中学校」に通っていました。

この縁でこれからも宜しくお願いします。



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Unknown (おえい)
2013-03-30 22:27:54
さすがー
幸子さんとことん調べましたね
ばばさんとは大違い
それにしても古い資料から秀次郎爺さんの
ことがたどれいて感動ですね
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秀爺さんが・・・? (おえいさんへ)
2013-04-01 18:22:44
秀爺さんが図書館に ・・・ 

字はよく知っていたことは
皆が知っていた事だけど・・・
図書館に行ったこと自体が不思議です 

この文書をどのようにして
見つけたのか~ ミステリー  

コピーも多分自分ではできないと思うので
図書館の人に頼んでコピーしてもらった~ 

それを大切に保存しておいたのかな 
聞くにもきけな~い
コメント有難う 
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