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sachikoの日記。ピアノを弾いています。現代音楽が好きです。

第20回日本クラシック音楽コンクール地区本選で優秀賞を頂きました

2010-10-28 23:03:18 | Diary
クラコンの本選を受けました。

曲は一昨日のコンサートとは違って、昨日四回通したのみのマツヤ…。

私は休憩後一番の演奏でした。

袖ではスタッフが私のプログラムを見て

「マツヤ?松屋?魚?」

などという感じで笑い合っていたので、私はちょっと不機嫌になってしまいました。

私も暇だったので、

「マツヤってサンスクリット語で魚なんです」

と説明したら、サンスクリット語というのがなぜかウケてしまったらしく、また笑われました…。


演奏の方は、トレモロが綺麗に鳴らなかったり、ミニマルな部分で暗譜が飛びそうになったり、左右のバランスが悪い気がして懸命になってしまったりと、良い演奏ができたようには思えません。

でも後半は上手くいったし、特別に大きな失敗はなく落ち着いて弾けました。

何より久し振りにホールで弾いたら響きが美しいことこのうえなくて、やっぱり西村さん最高!という気分でした。

私の演奏は15時台でしたが、その後21時まで20人を越える参加者の演奏を聴き続けました。

トータルでは、皆下手だと思いました。

中でも私が一番下手かもしれないけれど…。

そんな中光っていた演奏は三つあり、それはイベリア、ショパンのソナタ3番、ムジカ・ナラ。

実はムジカ・ナラって初めて聴いたんだけど、良い!

とても人気のある作品なのですが、納得しました。

加えて言うとフォーレのノクターンも音色が多彩で美しくて良いなと思いました。

21:30に結果発表。

なぜか男子と女子の部に分かれているこのコンクール、女子の部では30人中優秀賞が3人、その下の好演賞が2人、男子は9人中4人が優秀賞、という結果でした。

優秀賞受賞者は次の全国大会に進めます。

フォーレの方は好演賞でした。

イベリアとショパンと徳山を弾いた三人とも優秀賞。

そして私も優秀賞でした。

何で~?

自分の名前が掲示された時、もちろん嬉しかったのですが、本当にびっくりしました。

講評には、トレモロに関する指摘など自分で感じていた反省以外に

・響きの美しさ

・メロディがハーモニーに吸い込まれるような表現など多彩な色がある

・雰囲気を良く掴んで良い響きを出している

・日本人ならではの感覚

・音色の変化にメリハリがある

・真面目(これは良く分からないけど…)

・ガラスの破片が散ったよう

・精神性の持続、集中力(があって良かったおっしゃっているのかな?)

・作曲家が凝らす現代音楽の手法としての技が演奏者に伝わるのは難しいが、工夫して演奏されていた

などの言葉を頂き、嬉しい限りです。

真面目って何だろう?

演奏中に手書きで書かれたものなので文章が変だったり字が汚くて読めなかったりもするのですが。

どうせ誰もマツヤなんか知らなくて、良く分からないから点が上がったのでは…とも思ってしまっていたけど、そんな風に感じて下さったのかなあ。

全国大会に向けて、また頑張ります。

西村さんに感謝!



sachiko

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3 Comments

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優秀賞おめでとうございます! (golf130)
2010-10-29 07:25:26
マツヤに愛情を注ぎ、研鑽を積まれた結果ではないでしょうか。
全国大会に向け、是非また頑張ってください!
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golf130さん (sachiko)
2010-10-29 15:17:40
ありがとうございます。
全国大会は出場した時点で入選が確定するので、新しい曲に挑戦しようかと考えています。
これからも頑張ります!
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Unknown (なち)
2011-12-29 09:26:13
 
私は今年木管楽器で全国いったよー
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