ラベンダー日記

小さな幸せ

三陸二人旅 Ⅲ

2018年06月17日 12時15分59秒 | 日記

 三日目は、つなぎ温泉から小岩井農場に向かいました。農場の広大な敷地は3000ha、とても想像がつきません。公開している一般エリアだけでも40ha、東京ドーム8.5個分だそうです。場内は、まきば園と上丸牛舎構内に分かれています。牛舎には、牛が2,000頭もいるそうですが、時間の都合で牛舎までは行けませんでした。以前は、小動物とのふれあいコーナーがいくつかありましたが、感染症対策の関係からでしょうか、今はあそびの広場、遊具コーナー、手作り作品の教室、体験イベントなどになっています。子供達は、自然の中でのびのびと遊んでいました。

まきば園入口。いくつもの幼稚園から、多くの園児が父兄と一緒に来ていました

広すぎて、大勢いた子供達がどこにいるのか分かりません

羊の放牧地までの無料ライナー。雨が降りそうだからでしょうかカッパ(?)をつけています

羊の放牧地。土日祝日には、ひつじショーがあるそうです

美味しかったです。濃厚なミルク味を想像していましたが、以外とさっぱりしていました

トロ馬車

乗馬用の馬のようです。

モーモートレイン。

お天気が良ければ、岩手山が目の前に広がるはずでした。残念です。

花文字「KOIWAI」と書かれています。

盛岡、三陸方面へ、家族と両親と訪ねてから、30年の月日が流れました。今では何処へ行ってもきれいに整備され、便利になっていますが、その分失われた自然がたくさんありました。行く先々で当時の記憶が鮮明に甦り、自分でも驚きました。当時、今の私とほぼ同じ年齢だった両親を、懐かしく思い出しました。

 

 

 

 


三陸二人旅 Ⅱ-2

2018年06月13日 16時03分43秒 | 日記

 北山崎の海岸美を堪能したあと、山道を走り抜け龍泉洞へ向かいました。

何で「恋人の聖地」?と思ったら、洞内の自然の造形がハートになっているハートスポット」があるそうです

カメラを向けたら、入口にいたお兄さんが隠れてしまいました。

洞内は、すでに知られているところだけでも3,600m、そのうち700mが公開されていて、高低差は180m。今も調査が続けられていて、総延長は5,000mにもなると考えられているそうです。洞内温度は年間を通して10℃前後、水温は9℃前後だそうです。

玉響の滝。すごい勢いで吹き出しています。

湧き水が溜まって池のようになっています。

通路、階段、手すり、が湧き水で濡れていて注意しないと滑ります。

洞内には5種類のコウモリが生息し、龍泉洞とともに国の天然記念物に指定されているそうです。頭の上を何かがかすめていきましたが、コウモリだとは思いませんでした

第三地底湖。水深98m。この深く青い神秘の色を「ドラゴンブルー」というそうです。地底湖は8つ見つかっているそうですが、公開されているのは3つです。「ここから先は体力のない方と高齢者はご遠慮下さい」と注意書きがありました

第一地底湖。水深35m。コースの一番高い位置からの眺めです。注意書きがあったところから、上り165段、下り107段の階段です。高齢者ですが健脚(?)の私達はためらわず先に進みました。オレンジ色に光っているのは、上ってきた階段です。

龍泉洞の脇を流れる川。洞内からの湧き水が流れ込んでいます。

つなぎ温泉、ホテル10階の部屋からの眺め。左横の橋は御所湖に架かる「つなき大橋」。全長629m。

  

後方に見える山が岩手山。雲の切れ間に見えました。

つなぎ温泉は、源義家が愛馬をつないで休ませたのが名前の由来と言われているそうです。盛岡じゃじゃ麵、岩手の郷土料理ひっつみ汁、まめぶ汁なども味わいました。  三日目に続く。

 

 

 

 


三陸二人旅 Ⅱー1

2018年06月09日 10時28分43秒 | 日記

 2日目は浄土ヶ浜から海岸線を北上し、別名「海のアルプス」と言われる北山崎の海岸美を、展望台と船上から堪能しました。その後、日本三大鍾乳洞の一つ、岩泉の龍泉洞へ、そして盛岡の奥座敷、つなぎ温泉の宿まで車を走らせました。

北山崎展望台からの絶景です。高さ200mもの大断崖が約8㎞にわたって連なり、「海のアルプス」と言われるのが頷けます。

約50分の断崖クルーズをしました。一便は団体さんで混雑していたようですが、2便に乗船したのは私達だけで、船を出してもらうのが申し訳ないようでした。遊覧船乗り場も新しく建てられていました。

北山崎の景観は交通公社の自然資源・海岸の部で、唯一の特A級に格付けされていると船内アナウンスがありました。観光船は以前より小さくなっていましたが、震災後に三陸に誘致した造船会社が製造したものだそうです。

うみねこパン。

投げたパンが飛んでいます。うみねこ達は、海風に流されているパンを上手にキャッチします。時々取り損ねたパンをめぐって、海上で喧嘩をはじめます。生きるためには何処の世界も大変です。

気持ちよさそ~!

中央を滝が流れています

海岸線沿いには、工事中の堤防が何ヶ所もあり、反対側の高台には仮設住宅がいくつもありました。復興が進んでいるとはいえ、本当の復興はまだまだ遠い先のように思えました。あれから七年が過ぎましたが、映像で見た当時の情景が思い浮かび、カメラを向ける気持ちはなれませんでした。以前は「陸中海岸国立公園」といわれていましたが、現在は「三陸復興国立公園」と名称が変わっています。ここも再々度訪れてみたい場所ですが、心配なのは老いです。多分今回が最後になるでしょう。

次回、龍泉洞へと続く。

 

 

 

 


三陸二人旅 Ⅰ

2018年06月04日 10時38分16秒 | 日記

 二年ぶりに友人と泊りがけの旅行に行きました。新幹線で盛岡駅へ、そこから友人の運転するレンタカーで、三陸方面へ向かいました。海岸線に出るまでに、いくつもの山を抜けましたが、どこもかしこも木々の緑が鮮やかで眩しいようでした。天気予報は、三日間とも曇りから雨マークなので心配しましたが、夜半から早朝にかけての降りだったので、傘は使わずにすみました。今回周ったコースは二度目で、30年前に家族と来ています。もう一度訪れたい場所の一つだったので、念願が叶いました。

一日目は三陸を代表する景勝地のひとつ、浄土ヶ浜へ行きました。白い小石が敷き詰められた浜、穏やかな青い海、白い岩肌の奇石の数々、その景観に浄土という言葉がしっくりと合います。今では遊歩道がつくられ、レストハウスが建ち、きれいに整備され見違えるようになっていました。その分白い浜が小さくなっていたのが残念でした。

一日中空がどんよりしていました。陽射しがないので海の煌めきもなく残念です。

曇り空なので暗く写っていますが、浜も岩肌ももっと白くてきれいです。

徒歩でホテルに帰る途中の高台から写したものです。

ホテル四階の部屋からの眺め。窓が開けられないのでガラス越しに写しました。

この辺りは震災の爪痕は殆どみられずホッとしました。  二日目に続く。