4月になりました
とざいとーざいーご入学や就職おめでとうございます
新中高生のあなたにおススメは『キュリアス・マインド』
理系的にはこれでしょう
世界的な科学者27人が子どものころからの「好奇心」を語っています
本が重くてデカいのが多少ネックですが、好きなところから読むといいと思います
27人の中の1人…リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』が40周年だそうで
その記念版のチラシだけ本屋さんからもらって来ました(画像下)
…という感じで気になった人の本を探してみるのもいいかもしれません

子どもの頃、将来はこうなるんだ!こうするんだ!と決定づけた人が
奥さんを巻き込んでそれ以上のことをやり遂げたドキュメンタリー『沢田マンション物語』は
ウソみたいなホントの話です…びっくらこきますよ、すごい人がいたもんだと
さすがに沢田さんと同じことは無理ですが、やればできる!という気にさせてくれます
今回の穂村弘は『野良猫を尊敬した日』を読みました
北海道新聞に載ったものを書籍化したようです
新聞に書くにあたって遠慮があったのか、少々おとなしいのです(穂村節はどこへ?)
と最初は思ったけれど、ジワジワ来ました
納豆の上のビニールの件とか、何の悪気もない心からの言葉とかね
もう第9号が出ちゃった雑誌「窮理」第8号を急いで読みました
前回の積読で紹介した清張さんの『死の発送』の鉄道事情についても少し書いてありました
現在は数分遅れただけで平謝りの鉄道も、当時はゆるかったんだなーと
面白かったのが哲学者の吉田夏彦氏のエッセイ
吉田さんは理学部に入りましたが、納得いかない事を物理の先生にしつこく質問しに行っていたところ
「あなたの疑問は哲学でなければ解けないかもしれない」と言われてしまい
哲学科だったらゆっくり考える時間があるかなーと哲学科へ進むことにしました
その後も変わらず教授を質問攻めにし、論理的に説明することにますます執着していくのです
…続く、のかな?
3月の「100分de名著 松本清張スペシャル」面白かったです
いつも読みながら文句を言ってすみません清張さん
清張さんが膨大な資料の中から導き出した一行一頁かみしめます
それにしても結構踏み込んだよねNHK
『カマキリは大雪を知っていた』は民間研究者が挑んだ積雪予測の記録です
テレビでこの著者を知って読んでみました
この研究、賛否両論あるようでして
そもそもカマキリの卵は雪に埋もれても大丈夫なのでは?という人もいます
私も…著者は長年の経験から上の方にある卵しか見ていない可能性あるのでは?と思ったりします
しかし一つのデータを長年にわたって取り続けること自体は尊敬します
この本からもう15年ほど経っていますし、今の状況を知りたいです
文一総合出版発行の無料雑誌「ブンイチ」vol.2を本屋さんで貰って来ました
ほんとに貰っていいのか心配になって店員さんに一応確認したくらい立派な雑誌です
シタビラメの幼魚にびっくりしますね、成魚と全然違うフォルム!
危険生物、人工洪水、マラリアにかかった博士のエッセイが面白かったです
図鑑のカタログとしても一冊あるといいかもしれません
「100分de名著 松本清張スペシャル」と全然関係なくて
今回の清張さんは『小説日本芸譚』です
芸術家たちの決して華々しい活躍だけでない葛藤や苦悩、強かさが見えました
利休と織部の話が繋がっていたのがドラマチックで良かったです
もし今タイムスリップできるなら岩佐又兵衛のところに行って
「あなたの描いた舟木本(洛中洛外図)、今国宝なのよ!」と言いたい衝動にかられました
(しかし「わしが描いたんと違う」と言われる可能性もあります)
最後の止利仏師の伊村は清張さんなんだと思います
いくら資料を読み込んでも見えないものは見えないし分からないものは分からないということでしょうか
清張さんは学者さんなんだなー
とざいとーざいーご入学や就職おめでとうございます
新中高生のあなたにおススメは『キュリアス・マインド』
理系的にはこれでしょう
世界的な科学者27人が子どものころからの「好奇心」を語っています
本が重くてデカいのが多少ネックですが、好きなところから読むといいと思います
27人の中の1人…リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』が40周年だそうで
その記念版のチラシだけ本屋さんからもらって来ました(画像下)
…という感じで気になった人の本を探してみるのもいいかもしれません

子どもの頃、将来はこうなるんだ!こうするんだ!と決定づけた人が
奥さんを巻き込んでそれ以上のことをやり遂げたドキュメンタリー『沢田マンション物語』は
ウソみたいなホントの話です…びっくらこきますよ、すごい人がいたもんだと
さすがに沢田さんと同じことは無理ですが、やればできる!という気にさせてくれます
今回の穂村弘は『野良猫を尊敬した日』を読みました
北海道新聞に載ったものを書籍化したようです
新聞に書くにあたって遠慮があったのか、少々おとなしいのです(穂村節はどこへ?)
と最初は思ったけれど、ジワジワ来ました
納豆の上のビニールの件とか、何の悪気もない心からの言葉とかね
もう第9号が出ちゃった雑誌「窮理」第8号を急いで読みました
前回の積読で紹介した清張さんの『死の発送』の鉄道事情についても少し書いてありました
現在は数分遅れただけで平謝りの鉄道も、当時はゆるかったんだなーと
面白かったのが哲学者の吉田夏彦氏のエッセイ
吉田さんは理学部に入りましたが、納得いかない事を物理の先生にしつこく質問しに行っていたところ
「あなたの疑問は哲学でなければ解けないかもしれない」と言われてしまい
哲学科だったらゆっくり考える時間があるかなーと哲学科へ進むことにしました
その後も変わらず教授を質問攻めにし、論理的に説明することにますます執着していくのです
…続く、のかな?
3月の「100分de名著 松本清張スペシャル」面白かったです
いつも読みながら文句を言ってすみません清張さん
清張さんが膨大な資料の中から導き出した一行一頁かみしめます
それにしても結構踏み込んだよねNHK
『カマキリは大雪を知っていた』は民間研究者が挑んだ積雪予測の記録です
テレビでこの著者を知って読んでみました
この研究、賛否両論あるようでして
そもそもカマキリの卵は雪に埋もれても大丈夫なのでは?という人もいます
私も…著者は長年の経験から上の方にある卵しか見ていない可能性あるのでは?と思ったりします
しかし一つのデータを長年にわたって取り続けること自体は尊敬します
この本からもう15年ほど経っていますし、今の状況を知りたいです
文一総合出版発行の無料雑誌「ブンイチ」vol.2を本屋さんで貰って来ました
ほんとに貰っていいのか心配になって店員さんに一応確認したくらい立派な雑誌です
シタビラメの幼魚にびっくりしますね、成魚と全然違うフォルム!
危険生物、人工洪水、マラリアにかかった博士のエッセイが面白かったです
図鑑のカタログとしても一冊あるといいかもしれません
「100分de名著 松本清張スペシャル」と全然関係なくて
今回の清張さんは『小説日本芸譚』です
芸術家たちの決して華々しい活躍だけでない葛藤や苦悩、強かさが見えました
利休と織部の話が繋がっていたのがドラマチックで良かったです
もし今タイムスリップできるなら岩佐又兵衛のところに行って
「あなたの描いた舟木本(洛中洛外図)、今国宝なのよ!」と言いたい衝動にかられました
(しかし「わしが描いたんと違う」と言われる可能性もあります)
最後の止利仏師の伊村は清張さんなんだと思います
いくら資料を読み込んでも見えないものは見えないし分からないものは分からないということでしょうか
清張さんは学者さんなんだなー