横浜・池辺農園の秘密(旧中山農園の秘密)

横浜市都筑区にある農業体験ファーム中山農園が閉園したため、有志でやっている池辺農園での野菜作りなどを紹介しています。

道祖神

2019-04-11 15:27:30 | 中山農園の秘密
●旧中山農園の入口道路の反対側に道祖神が祀ってある。
それが地主さんから撤去して欲しいと大澤さんへ言われたという。
一体、どうしてかと言うと、この道祖神には領主中山家の名前が刻まれていて、元々は中山家の敷地内にあったものらしい。

●で、区役所に行ったら歴史博物館へ行くように言われて、そこの方が調べたところによると、この道祖神のように顔形がハッキリ残っているものは大変珍しいとのこと。
明治時代に廃仏毀釈があり道沿いのものは壊されたり顔を削られたりしたのだそうだ。

●側面には安栄四年と書かれていて西暦では1774年になる。
以下はWikiからの抜粋
『安永(あんえい)は日本の元号の一つ。明和の後、天明の前。
1772年から1781年までの期間を指す。
この時代の天皇は後桃園天皇、光格天皇。江戸幕府将軍は徳川家治』

同じくWikiによると、安栄3年には杉田玄白らが『解体新書』を刊行し、8年には平賀源内が死去している。

●中山家の菩提寺に相談して、無事にお寺に引き取って頂いたそうだ。
参考のため道祖神について調べると、コトバンクに世界大百科事典 第2版の解説が載っていた。
『サエノカミ(塞の神),ドウロクジン(道陸神),フナドガミ(岐神)などとも呼ばれ,村の境域に置かれて外部から侵入する邪霊,悪鬼,疫神などをさえぎったり,はねかえそうとする民俗神である。陰陽石や丸石などの自然石をまつったものから,男女二神の結び合う姿を彫り込んだもの(双体道祖神)まで,この神の表徴は多様である。』

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