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横浜・池辺農園の秘密(旧中山農園の秘密)

横浜市都筑区にある農業体験ファーム中山農園が閉園したため、有志でやっている池辺農園での野菜作りなどを紹介しています。

南インドの旅(その78);中華料理屋を探したが・・・

2025-06-25 11:29:28 | 


●もう、インドのカレー味には降参した。何を食べても強い香辛料の味がして、体中から汗が吹き出す。日本のカレーは大好きだが、本家インドのカレーとは別の物だと言うのが私の素直な感想だ。
恐れ入りましたと頭を下げる。

●観光客の多い街ならあるかもしれないが、チェンナイではカレー以外の夕食を食べたいと思っても殆ど見つからない。日本なら各国の料理が食べられるし、コンビニへ行けばサンドイッチでもオニギリでも、カップ麺だってある。そう言えばインドではまだコンビニを見たことがない。スーパーも極めて少ない。
日本というのは便利な国だなぁとつくづく思った。コンビニ業界はインドへ進出したら繁盛するのではないか?

●海外で現地食に飽きた時に助かるのが中華料理だ。世界中どこにでもあり、期待を裏切られることは少ない。
そこでGoogleマップで調べて、地下鉄で4駅先まで出掛けた。
先ずは1軒目、これは現地に行ってみると店が無かった。こういう事はよくある。データが古くて店が潰れたり変わったりしても修正されないので時々起こる。

●しかし、ココから次の駅の手前まで行けば二つ目の中華料理屋がある筈だ。そこへはこのまま一本道で行ける。
トボトボと歩いて行ったが、次の店も無かった。
ハァー😮‍💨

●インド料理以外の店は途中で見つけたMacだけだ。
実は前回Macで時間潰しをした時に書かなかったことがある。
それは、ハンバーガーに香辛料がタップリと入っていてチョー辛かったことだ。汗が吹き出した。インド人は辛くないと美味しくないらしい。

●結局、辛くなさそうな店は見つからず、ベーカリーと書いた看板のある小さな店でパンを二つ買って帰った。
誠にショボい夕食になってしまったが、カレーを食べるよりはマシだと言うことにしておこう。

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こんな本を書いてます。
   ↓ ↓ ↓
・カミーノ旅日記;後編 レオン〜サンティアゴ編
・カミーノ旅日記;前編 パンプローナ〜レオン編
・貧乏人は野菜を作ろう【上中下合本版】: 食と農は近いほど良い
・通信工学を習ってない人の為の通信工事入門 LAN工事編
・情報工学を習っていない人の為の情報システム入門 統合編
・電気工学を習ってない人の為の電気工事入門 統合編


南インドの旅(その77);ジョージタウンを歩く

2025-06-24 07:52:21 | 


●地下鉄に乗ってジョージタウンに行ってきた。
ネットには次の様に書いてある。やや長いが引用する。
『チェンナイ市内の東北部、レンガ造りの古い建物が立ち並ぶエリアがジョージ・タウンです。インドがまだイギリスの植民地だった時代に、商船に乗ってチェンナイ港にやってくる外国人を相手に、インド人の商人が形成したのがジョージ・タウンのはじまり。
今でも港からさまざまな商品が集まってくる場所で、多くの露店が建ち並び賑わいのある場所です。古いヨーロッパ風の建築とインドの露店が合わさって、これぞインドの港街といったような不思議な雰囲気を醸し出しています。』


●地下鉄のMANNDANI駅を出ると道にはリクシャー(三輪タクシー)とバイクがエンジン音と警笛を鳴らしてネズミの様に走り回っていた。
この隙間を狙って道を横断するのに、なかなか慣れない。

●古いヨーロッパ風の建築ねぇ、そう言えば4〜5階建てのビルが並んでいたけど、上を向いて歩いていたら足元は悪いし、バイクは前から後ろから、交差点だと左右からも来るし危なくってしょうがない。
事前に調べて、今回は寺院と教会だけを見て周ることにした。

●幸いネットが復活したのでGoogleマップが役にたつ。これがあるのと無いのとでは旅の便利さが全然違う。自分のいる位置がわかるのが良い。
しかも無料だ。当然、コストは掛かっているが、一体どうやって利益を得ているのだろうか?
とにかく、Googleさん、有難う!

●路地を歩いていると前の方から大きな太鼓や楽器の音が聞こえてきた。
花に飾られた神様のようなものが台車に載せられて近寄ってきた。
両側の4,5階建てビルのベランダから人々が拝んでいる。
地元のお祭だろうか?


●全部で7〜8箇所も回ったが、その中の1軒だけ入るのを拒まれた。多分、宗教上の理由だろう。自分たちの大切にしている神様を見せものにはしないという心意気は分かるので、直ぐに出て行った。

●他のお寺では、その様なこともなく、中には
「食堂で飯を食っていけ、金は払わなくてもいい。無料だ」
と言ってくれるお寺もあったが、中を覗いて見ると薄暗くて清潔ではなさそうだったのでお言葉だけを有り難く頂戴した。
こういう場合には、一緒に食事をした方が良いのか、それとも直ぐに退散した方が良いのかよく分からない。

●日本でも京都の
「まあ、お茶漬けでもどないどすか?」
という、そろそろお帰りになったらどうですかと言うのを、婉曲的に表現することもあるし・・・

●お寺などで見られる銅像がユーモラスで面白かった。



お寺の境内にあった蛇口



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・カミーノ旅日記;後編 レオン〜サンティアゴ編
・カミーノ旅日記;前編 パンプローナ〜レオン編
・貧乏人は野菜を作ろう【上中下合本版】: 食と農は近いほど良い
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南インドの旅(その76);腸内細菌交代説を検証

2025-06-23 07:13:13 | 


●昨日の昼飯時に小さな実験をした。それは飯屋で出されたコップの水を飲んだことだ。
出発前にインド通算滞在歴9年のI川さんから色々な話を伺っていた。その中でペットボトル以外の水は絶対に飲まない様にと固く言われていたのだ。
ペットボトルでもキャップを確認して開けた形跡のあるものは飲んではいけないとのアドバイスも受けていた。何故なら空いたボトルに水道水を入れたものもあるからだ。

●最初のうちは私も下痢でニッチもサッチも行かなくなるようなことは避けたいので、必要以上に警戒していた。
でも、「腸内細菌交代説」(その53;インドの腸内細菌に順応を参照)を唱えたからには、それを実証してみたいという野望に駆られた。仮説は検証しないとただの妄想と変わらない。

●テーブルの前の水を前にして、自己犠牲でもって腸内細菌交代説が正しいかやってみようとと思って水を飲んだ。
そして翌朝を迎えた。
9時現在で下痢はしていない。ほんの少し柔らかめだが、ちゃんとしたモノを排泄するのに成功した。
ホッ!
しかも、その後も大丈夫だった。

●勿論、たった一つのサンプルだけでは十分な証明にはならないが、何となく満足なインドの朝を迎えている。

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・カミーノ旅日記;後編 レオン〜サンティアゴ編
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南インドの旅(その75);蚊の襲撃

2025-06-22 07:51:55 | 


●深夜の2時過ぎに目が覚めたのは、モバイル回線の復旧をやるためではなく、蚊に刺されて目が覚めたからだ。
インド入国前に義務化されていないため何も予防注射はしていなかった。変な病気に罹ったら大変だ。

●これまでの安宿には蚊はいなかった。ここはせっかく綺麗なホテルだと言うのに残念だ。
実は昨夜、既に部屋に蚊が飛んでいるのに気付いて日本から持って来たスプレーを撒いて、自分はロビーに暫く避難していた。

●日本の夏はこれで充分に効果があるのだが、インドの蚊はやはりシツコイ。厳しい条件下で生き抜くためには、ちょっとやそっとのことでは死なないのだ。その点、インド人の商売人に似ている。

●目が覚めて最初にスプレーを数回蒔いて、私は部屋に残ってタオルで口を防ぎ、さらに止めていたエアコンのスイッチを入れた。蚊は寒さには弱いのだ。
それで、ようやく飛ばなくなった。ひょっとしたら、スプレーよりもエアコンの寒さの方が効いたのかも知れない。

●その夜、部屋に蚊が入ってくる原因が分かった。
トイレの窓の一部にガラスが入っていないのだ。しかも網戸もない。その下のガラスルーバー窓にも網戸はなかった。他の部屋はどうなってるのだろうか?
今さら部屋を変えてもらうのも面倒くさい。
明朝にはここをチェックアウトするのだから。


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南インドの旅(その74);モバイル回線の復旧

2025-06-21 06:46:25 | 
●インド時刻は朝の5:40
深夜の2時過ぎからずっとホテルのWiFiを使ってモバイル回線の復旧をeSIM担当者とやっていた。やっと復旧したが、それまで3時間半も掛かってしまった。復旧しないよりは良いけど疲れた〜

●それにしても、担当の方は粘り強くLINEで私を指導してくれた。
解決方法を一つずつ提案しそれが駄目だと元の設定の戻して、また別の提案をする。それを10回くらい繰り返しただろうか。

●最初は人が対応していると思っていたが、多分AIによって自動回答しているのだろう。
24時間365日間のサポートをするためには多くの人材が必要になるし、教育するのも大変だ。そうなると必然的にサービス・コストが上昇する。
新興企業にはハードルが高すぎるが、AIなら人的コストを抑えることができるし勝手に学習してくれる。

●私が努めていた会社にもコールセンターがあったが、電話問合せは多岐にわたり要員教育に2ヶ月ほど掛かっていた。
また、オペレーターの女性に絡むクレーマーもいて結構大変だと聞いた。AIならクレーマーにも丁寧に対応してくれそうだ。

●本来なら文句の一つも言いたいところだが、24時間体制でのサポート体制に感謝する。
国内回線の構成プロファイルを削除する必要があった為に、帰国後にキャリア公式サイトから再インストールが必要になるというが、ま、仕方ないな。

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・貧乏人は野菜を作ろう【上中下合本版】: 食と農は近いほど良い
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南インドの旅(その73);パルタサラティ寺院

2025-06-20 07:46:49 | 

●紆余曲折はあったものの、パルタサラティ寺院には何とか行く事が出来た。ヒンズー教の周囲が長さ100m、幅50mほどの広いお寺だ。
お寺に入る人を見ていると入口でスリッパを脱いで裸足になっていたので、敬虔な仏教徒である私も従った。寺院内は石板が敷き詰められていて、多少凸凹があり、ひ弱な私には足裏が少し痛い。

●日本のお百度参りの様に仏様の周囲をグルグル回っている人にが多い。歴史的にはインドの方が先なのだろう。当たり前だ。
でも、こんな所でお百度参りのルーツに出会えて仏教の歴史に触れた気がした。

●お寺の後方(海側)には50m角位の池があり、お祭りに使われる台座があった。夜になれば水面に灯りが反射して綺麗だろうな。


●バチが当たって電車を乗り間違えたので賽銭をしなきゃと思ったが、賽銭箱が見当たらなかったのを理由(本当は真面目に探さなかった)に1ルピーもしなかった。
また、バチが当たるかも知れない。

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南インドの旅(その72);ローカル電車に乗ったのはいいが・・・

2025-06-19 07:37:42 | 


●「地球の歩き方」を見て、パルタサラティ寺院でも見に行くかと宿を出た。
外を歩くと暑い。
ココはやっぱりインドだ。インド人はあまり帽子を被った人がいない。日本では子供の頃から夏は日射病予防のために帽子を被ることを薦められるのに不思議だ。

●さて、乗る駅はチェンナイ・パークタウン駅、そこまで歩いてコンコースにいる人に何処で切符を買うか聞いたら、ずーと向こうに戻って手前の駅で買えと言う。
今、そこを通ってきたばかりなのに・・・
この炎天下を500mくらい引き返さないといけない。嗚呼!
『パルタサラティ寺院でも』などと思ったバチが当たった。

●ダラダラと歩いて切符売場へ行き、地図を見せながらTiruballikeniまでと言って手元にあった100ルピー札を出したら、切符売場のオバサンがまるで犬が吠える様に
「わわわわわ」
と騒いでいる。しかもすごく怒っているようだ。困ったな、何も悪い事してないんだけど。ココは逃げるが勝ちと、オジサンのいる隣の窓口へ向かった。

●するとオバサンが呼んだ。
「ファィブ、ファィブ」
と聞こえた。
エッ?5ルピー(日本円で9円)?
5駅ほど先まで行くのに、たったのINR5?
5ルピー硬貨を出したら受け取って切符をくれた。やっぱりINR5だったんだ。
嘘みたいな運賃だ。

●切符を握って駅へ戻ると丁度電車が来た。チェンナイ・ビーチ行きと書いてあるが、まあいい。これに乗ろう。
列車内は、まあ汚いこと。本で読んで知っていたが、ドアーは開けたまま走る。ドアー近くにいると風が入ってきて気持ちいい。
子供の頃に乗った蒸気機関車は乗降口に扉なんて無かった。開放的て良い。それと同じ感覚だ。
スマホの通信機能が働かないため、スペインの巡礼路を歩いてある時にK林さんから教えて貰ったMAPs.meを見ながら電車の位置を確認する。
すると・・・
アレ?アレ?
反対方向に走っているではないか!
参ったね。


●一駅先の終点で降りてコンコースにいたカッコいい白い制服姿の女性に事情を話して、ココに行くにはどれに乗れば良いか聞いた。
すると二つ向こうに止まっている電車に乗れば良いと教えてくれた。渡り廊下を登って階段を降り掛けた時に電車は、ゆっくりと発車して行った。
あああ・・・
全身から力が抜けて行くぅ。

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南インドの旅(その71);チャイは甘いがインド人は甘くない

2025-06-18 06:21:53 | 


●目が覚めたら朝の6時で列車は停車していた。
2階のベッドから見下ろすと昨夜は満席だった通路の反対側のベッドには誰もいない。
ここは何処かを調べるためにGoogoleMapを見るとチェンナイ駅だった。
そのまま寝ていた、操車場まで行ってたかも知れない。ま、その前に点検と掃除があるからそんなことはないだろけど・・・
昔、初めて香港へ行った時に2階建てトラムで香港島見物をしていたら、操車場の中まで入っていき慌てて飛び降りたことを思い出した。

●今回の宿はチェンナイ中央駅から徒歩20分くらいの所にあるESAKKI EMPIREというホテル。
リキシャー2台がすれ違えるかどうかという路地を入った所に立派な構のホテルがあった。往々にして玄関が立派だと中は大した事はない。

●実はココには2泊するのだが、間違えて翌日以降の宿泊を予約してしまった。修正方法を調べるのが面倒でこの夜の分をもう1泊予約していた。
フロントは何故その様なことをしたのか理解出来ない様だった。2泊以上で予約すると割引になるのに。でも、8時半頃に来たのに部屋に入れてくれた。

●掃除の間、ロビーで待っていると「ティーを飲むか」と聞くので勿論と答えた。サービスかと思ったが、キッチリと20ルピーを請求された。
有料と知っていたら値段を聞いてから注文したのに・・・
チャイは甘いがインド人は甘くない。

●部屋はこれまでで最も綺麗だった。歯ブラシまで用意されていた。ココも冷蔵庫は無かったが、鍵を抜くと電源がオフになるので例えあっても外出中は冷えない。
鍵と言うとココの鍵はクラシックなタイプでドアーに是錠するものだ。こんなの最近のホテルで見た事ない。珍しいなぁ。


●荷物だけ預けて外でウロウロしようと思っていたが、シャワーを浴びる事が出来て嬉しい。その後はいつものとおり、手洗いで洗濯だ。

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南インドの旅(その70);寝台列車に乗車、その2

2025-06-17 09:16:01 | 


●夜中に列車内がワサワサとして目が覚めた。荷物を持ってウロウロしている人が何人かいて、周囲の人たちも起きている。時計を見ると12時だ。
すると荷物を持った乗客が私に言った。
「ココは私の席なんですが・・・」
と言ってスマホの画面を見せた。確かに同じ番号だ。私の切符も見せた。

●相手は繁々と眺めて
「これはバンガロールまでの切符です。ここはバンガロールなので降りないと」
「エエ!終点のチェンナイまで行きたいのに」
「私の席なのでココで降りて下さい」
仕方ない。とにかく、片付けてこのベッドを開けないと。

●国鉄の窓口係員が間違えたのか、それとも私が申込用紙に書き間違えたのか原因は分からないが、ちゃんと確かめなかった自分が悪い。
でも、どうしよう。こんな所で深夜に降りてもどうしようもない。駅のホームには誰でも入れるのでベンチで寝るのは危険だ。列車を降りずに通路でしゃがんで一夜を過ごすしかないか。

●今から考えたらマイソール〜チェンナイ間のチケットがINP500(900円)というのは、いくらインドでも安すぎた。
往路のバンガロール〜マイソール間の2等がINR970だったのだ。その4倍の距離がある。
寝台が付いて距離も4倍以上で価格が半分というのは確かにおかしい。

●困っていたら、乗る前にコンコースで話をした家族のオジサンが聞いてくれた。事情を話すと、取り敢えずココに座りなさいと自分の家族のスペースを空けてくれた。子どもは寝ていたが大人たちは私のために起きて座ってくれた
でも一晩中、一緒に座っている訳にはいかない。

●暫く腰掛けていると車掌がやってきた。
家族連れのお父さんが私に代わって説明したら、車掌からカネをINP1,500出すよう言われた。出すと着いてこいとジェスチャー。狭い通路をついて行くと同じ車両の先頭左側、上段ベッドを指定された。

●助かった!
これで通路で一夜を明かさずに済む。でも下に落ちない様に注意しなきゃ。
荷物を下段ベッドの下へ突っ込もうとしたら、自分のベッドに置けと車掌ジェスチャーで示した。多分、泥棒対策なのだろう。でも、足元が狭いなぁ。
文句は禁物だ、有難いとインドの神様ガネーシャ様に感謝しなきゃ。

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南インドの旅(その69);寝台列車に乗車

2025-06-16 08:17:04 | 

●トイレに行きたくなって、まだ早いが駅に来た。駅のトイレを見つけた。中に入ろうとした途端に悪臭のため慌てて出た。オシッコが出たのではなく、自分がトイレに入る手前で撤退したのだ。
仕方ない、何処かで立ちションでも・・・と考えなくも無かったが辞めた。
駅構内を歩いていたら、綺麗な有料トイレを見つけた。どうせここに入るならもっと膀胱に溜めてから出さないと損だ。
そう思ってトイレ前のベンチに座ってKindleの本を読んで時間つぶしをした。

●いやー、今日は一日が長かったぁぁぁ
19時半頃に構内放送と電光掲示板で9時発の予約している列車の案内があった。随分と早いけど始発だからもうホームに着いているのかも知れない。
そう思ってクロークから預けてあったバックパックを出してホームへ行くと・・・確かにこの列車だ。B1を探すと直ぐに見つかった。ドアを開けようとしても開かない。

●後ろから「8時に開くよ」とインド人の客から話しかけられた。チケットを見せたら自分たちも同じ車両に乗ると言う。
父母と息子9歳、娘7歳、お爺さんの5人家族だった。少し話をするが、例によってお互いに訛りのある英語で意思疎通に苦労する。
売店でチョコを2枚買って、子供達にあげたら大変喜んでくれた。これくらいの年齢は素直で良い。
私が72歳だと言うと若く見えるなぁと驚いていた。彼らの父(お爺さん)はまだ65歳だと言う。インド人は苦労が多いから老けるんだろうな。

●同じ車両に白人の10人ほどのオバサングループも一緒になる。隣の車両には若い女性ばかり70〜80人位がいた。修学旅行かな?
私の席は3段ベッドの下で、予約時に指定した。ここなら寝返りをして落ちても軽傷で済む。

●車内装備をチェックする。
扇風機、エアコン、コンセント、棚、ペットボトル用の網袋。エアコンはかなり強くて寒い。
意外なことに乗客の8割くらいが白人で、しかも年齢は60歳中頃の様に見えた。彼らには退職後に貧乏旅行に出る習慣でもあるのだろうか?若い頃にヒッピーが流行った人達はもっと高齢の筈と思うが。

●前の席にインド人の若いカップルが座った。少し話をする。何処の国から来たかとか、インドは初めてか、インドの印象は、好きな国は・・・直ぐに話題が尽きる。
女性の方はつまらなそうにスマホを見ている。折角、彼氏と一緒に旅に出たのに、見知らぬ東洋人のお爺さんと話なんかしたくないよね。
ベッドの配置は男女が同じにならない様にしてあるためか、この二人は通路を挟んで別々に寝ることになる。ま、仕方ないね。

●乗客一人に対してシーツ2枚と毛布1枚が用意されていて、若い2人がウトウトと寝かけている私を起こして使い方を教えてくれた。気がきくね、有難う。
一方のオバサンたちは早速、お喋りに夢中になりはじめた。
五月蝿いなぁ、もう、、、
おっと、定刻の21時に列車が動き始めた。



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南インドの旅(その68);露天マーケットを見物

2025-06-15 07:12:19 | 


●露天がずらりと並ぶマーケット内を見物した。
野菜や果物、神様に備える花、色とりどりの粉、腕輪などの露天が並ぶ。
色粉は何に使うのだろうか?
ネットで調べると、宮廷料理Masyalに次のように書いてあった。
『ホーリー祭の象徴である色粉や色水を掛け合う習慣は、カシミール地方の伝承でホーリー祭のときに、人家に押し入ってくる悪鬼ビシャーチャを追い払うため泥や汚物を投げつけたのが始まりとされています。
そのため黄色は尿、赤は血、緑は田畑を象徴していると言われています。』







●野菜捨て場には牛が野菜くずを食べていた。
無駄がなくて良い。


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南インドの旅(その67);野良牛の乳搾り

2025-06-14 15:04:46 | 


●Macで「地球の歩き方」に載っている地図を見て、どこか行くところはないかと探す。
マイスールには宮殿以外に特に観光できるような場所はなさそうだ。
仕方ないので、また初日にも少し見た露天が並ぶマーケットへ向かった。

●途中で野良牛の乳搾りをしているオッサンがいた。
街中のために草も生えていない。
ろくに餌もやらずに乳だけ取っているのだろうか?
仔牛が可愛そうだ。

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南インドの旅(その66);Macで時間つぶし

2025-06-13 21:52:18 | 

●さて、21時発の寝台車まで、まだ7時間もある。しかもネットは繋がらない。仕方ないのでKindle端末で本を読むが直ぐに飽きてしまった。
Kindleに事前にダウンロードしていた地図を見て、何処か暇潰しにが出来る所はないかと探すと、近くにMacがあった。

●ここなら冷房も効いているしWi-Fiもある。それにカレーの味から逃げる事も出来て一石三鳥だ。
よし、行こう。日本にいる時には殆ど行くことがなかったMacにインドで2回もお世話になるなんて・・・

●MacでWi-Fiに繋いで時間潰しをしていたが、食べ物も飲み物も残り少なくなって来た。気が弱い私は追加注文をしようと端末へ。
すると画面が消えているではないか。店員に聞くと2台とも故障だと言う。

●追加で飲み物が欲しいと言うと
「大丈夫、カウンターに行って」
と言われた。
そこでコーヒー、ラージ、ノンシュガーと言って席に戻って待つと持ってきたのは良いが、運ばれたのは甘いあま〜いコーヒーだった。2回もノンシュガーと言ったのに・・・
嫌がらせか!

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南インドの旅(その65);鉄道博物館

2025-06-10 07:11:41 | 


●荷物を預けたマイスール駅を出た後の時間潰しに駅近くの鉄道博物館へ行く。
思っていたよりも広々とした公園の中にあり、昔の列車や道具が展示されていた。その中に東芝製のマイクロ波通信機が展示されていて、こんな所にも日本製品が頑張っているのかと関係者でもないのに少し嬉しかった。


●子供用のミニ電車も観光客を乗せてレール上を走って楽しませていた。遊園地だね。

●大きな木が多くてそよ風が気持ち良い。
売店で飲み物を注文する時に一悶着あった。甘いのは嫌なので棚からソーダを出してカウンターのオバサンに渡すと何やら言うのだが理解できない。
横にいた客が通訳している様に思えるが、これも直ぐには分からない。結局、ジュースをソーダで割るために使うとのことの様だった。

●そのまま飲みたいと言っても、奥に入って暫く出てこない。コップに入れて出された。エッ?たったこれだけで60ルピー?
眼の前で絞る屋台のジュースなら高くても20ルピーだというのに。
飲んでみると甘い甘味料が入っていた。これなら水の方が良かった。
インドの人は甘いものが大好きだ。チャイもコーヒーも生ジュースにまでたっぷりと砂糖を入れる。

●今から考えたらスマホで音声翻訳すれば良かった。ネットに繋がっていなくても翻訳出来るのか試してみれば良かった。

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南インドの旅(その64);駅で荷物を預ける

2025-06-04 07:42:02 | 


●重いバックパックを担いで駅までリキシャーで行く。最初に声を掛けたリキシャーは、100ルピーとふっかけてきた。3台目で60と言ったので50と言うとあっさりと妥結し乗り込んだ。
もっと値切れたかも知れないが面倒くさい。

●私の姉は高額商品はデパートでも値切る。
「だって、買い物はそれが面白いねんもん」
と屈託がない。

●駅でクロークを探して荷物を預ける。ロッカーもあったが、使い方を読むのが面倒だし荷物を取りに戻った時にトラブルに合って列車に乗り遅れたら大変だ。
人間の方が言葉は分からなくても預けやすく、長い間の実績があるので安心だ。
荷物の底に数字をチョークで書き、番号札に私のサインと携帯番号を書かされる。

●もし、取りに来なければ連絡するのだろう。世の中にはウッカリして荷物を取りに来るのを忘れる人もいるに違いない。
それが自分でなければ良いが・・・


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こんな本を書いてます。
   ↓ ↓ ↓
・カミーノ旅日記;後編 レオン〜サンティアゴ編
・カミーノ旅日記;前編 パンプローナ〜レオン編
・貧乏人は野菜を作ろう【上中下合本版】: 食と農は近いほど良い
・通信工学を習ってない人の為の通信工事入門 LAN工事編
・情報工学を習っていない人の為の情報システム入門 統合編
・電気工学を習ってない人の為の電気工事入門 統合編