震災の影響~

2011年04月05日 22時30分50秒 | + プラス
震災の影響で医薬品の供給がピンチというお話です。
震災後1週間経過した頃から言われてまして、何となく他人事のような
気がしてましたが職場でも毎日、この話題が挙がります。

今でも患者さんに「震災の影響で日数が変わった~」って説明したり
Dr.に別の処方に代えてもらったりしてるようです

震災の影響~って言えば患者さんDr.も納得している様子です。
震災の影響と言っても、工場が破壊されたといった類もあれば
輪番停電で生産ラインを稼働出来ないってのもあると思います。

停電の無い関西とは言え、地震は国内全体に影響を与えているようですね。

医薬品供給ピンチ、工場被災で緊急輸入も

東日本大震災で東北地方や北関東の多くの製薬工場も被災し、様々な医薬品の生産が止まっている。代替品がない薬は、海外製品を緊急輸入したり、在庫を有効に使うため長期間分の薬の処方を避けたりすることなどが求められる。

 深刻なのが、甲状腺機能低下症などの治療薬レボチロキシンナトリウム。あすか製薬の「チラーヂンS」が市場の98%を占めるが、福島県いわき市の工場が被災し、生産が停止した。国内30万人の患者が服用しており、薬が途絶えれば命にもかかわるため、全国保険医団体連合会などが先月、国に緊急輸入支援を求めた。

 在庫は1か月弱あるものの、薬の偏在もあり、同連合会には「処方が受けられない」との声もあるという。関連学会は、被災地以外では原則1か月以内の短期の処方を求めている。

 同社は3月25日に工場を再開させたが通常体制には戻っておらず、国の要請を受け海外から緊急輸入される製品の販売を今月中旬にも始める方針だ。

 普通の食事ができない患者に、胃や腸にチューブで栄養注入する時に使う「経腸栄養剤」として最も普及しているアボットジャパンの「エンシュア」は、缶容器工場が被災した。再開は5月下旬になる。保険で使える製品は、ほかに大塚製薬の製品しかなく、厚生労働省は別の缶容器工場の早期確保を求めている。

 中外製薬は、抗てんかん薬でパニック障害などにも使う「リボトリール」やパーキンソン病治療薬「マドパー」などの生産が止まった。当面は在庫でまかなうが、リボトリールが体に合っている患者は代替薬への変更が難しい。マドパーの場合は別の薬に代えられるが、代替品増産では間に合わないとの指摘もある。

 東日本大震災で生産停止した薬(一部)

 ■チラーヂンS(甲状腺ホルモン薬) あすか製薬
一部生産再開。海外製品を輸入予定

 ■エンシュア(経腸栄養剤) アボットジャパン

 5月下旬に生産再開。在庫1か月分

 ■リボトリール(抗てんかん薬) 中外製薬
当面、在庫でまかなう

 ■マドパー(パーキンソン病治療薬) 中外製薬
当面、在庫でまかなう

(2011年4月4日 読売新聞)
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