かみかみの徒然草

たっぷりの笑いにちょっぴりの涙と怒りをスパイスに、毎日を心豊かに生きよう~

ぶつぞう入門

2005-12-15 23:19:53 | 読書
京都のお寺に行くと癒されます。
南禅寺と永観堂と周辺のマイナーなお寺は、時間の許す限り、立ち寄っているのですが、このエリアのお寺に行くとなぜか心が落ち着くんですよ。
永観堂は山の地形を上手く利用して各所見所あるし、南禅寺は、東山の麓にでーんとでっかく三門が建ってるたたずまいが何ともシンプルで潔い。
でも、緑や自然が残っているのが何よりも素敵。
シーズンオフでひと気ゼロの永観堂の多宝塔の頂上で、いつまでもボーっと京都市街を見ていると嫌なことも一切どーでもよくなってくるし・・・・
あと、大原の勝林院の本堂もムダな装飾がなく、テープですが、声明が聞こえてくると心が落ち着きます。
(紅葉シーズンのとき、初めて行ったのですが、なぜかみんな中には入らず、宝泉院ばっか行っちゃうみたい・・・)

ま、そんなこんなで、お寺に行くとなぜか癒されちゃう私ですが、
近頃は、ただ漠然と癒されてるのもどうかという思いでいっぱいです。
お寺の建物や仏像にはわりと注意しても、お寺が持っている歴史や背景には今までノータッチでした・・・・
でも、さすがに何回も京都に来てるとだんだん建築や雰囲気で「何となく」癒されているだけじゃつまらなくなってきました。
仏像もただ見てるだけじゃ、面白くないしな~
仏教関係や仏像関係でいい本あったらいいな~と思っていた矢先に見つけたのが柴門ふみの『ぶつぞう入門』
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柴門さんの主観入りまくりのどちらかと言えば、ミーハーな類の本ですが、図解や柴門さんの仏像の見つめ方が実に興味深く、仏像見る際の自分なりの視点が作れるのがこの本のいいところ。
うちの父が買ってきた本でしたが、お借りして、今、出勤のお供となってます。
あとは、仏像マニアのみうらじゅんの本も気になってます。
(一時期、はなまるで「いい崖探してます!」と言ってましたが、実際、真下海の崖に行ったら彼の気持ちが妙に理解出来ました・・・)
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あとは、日本の宗教史(とくに仏教史)も暇あったら見直してみたいです。


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