かみかみの徒然草

たっぷりの笑いにちょっぴりの涙と怒りをスパイスに、毎日を心豊かに生きよう~

人生いろいろ、結婚色々

2006-04-09 00:27:37 | 読書
「いつの時代も女性は迷いを抱えてるな~特に結婚と生き方・・・」というのが、率直な感想です。
そして、阿川さんがとても身近な存在に思えました。
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以前、NHKの夜ドラで『お見合い放浪記』なるものがやってましたが、阿川さんの同名のエッセイがドラマの原案となってます。
ドラマが面白かったので買ってしまったものの、大学生の時だったのであまりピンとくるものがなく、放置プレイ・・・
それに、作家の一人娘で中学高校は某お嬢様高校→慶応卒という経歴に、「あ~お嬢さんのエッセイね・・・」という感じがして読む気にもなれず・・・・

でも、学生気分が抜けないままに時が過ぎ、「結婚」が段々現実のものになり、再び手に取ってみました。
近頃、私の身辺は結婚に関するネタが多く、先の見えない三年後への思いも手伝って、思わず読んじゃったよ・・・・
阿川さんの大学卒業後の境遇・恋愛観など、色々と私自身にも当てはまるものが多く、読んでいくうちに阿川さんがとても身近な人に思えるようになりました。

大学を出た後は、いわゆる家事手伝い、今でいうフリーターをしながら実家暮らしをし、週末はお見合いに出かける日々を送るのですが、どのお見合いもピンと来ないものばかり。いい所まで話が行ってたのに土壇場で破談になることも数知れず・・・・
ある所まで行ったところで、お見合いをスパッと諦め、遅咲きながら、キャスターとしてエッセイストとして花開く。
どっちみち、「お嬢さんのサクセスストーリー」「誰にでも出来ることではなかろう・・・」と言われればそれまでですが、阿川さんの生き方は世間一般のモデルプランから見ると、横道逸れまくり・・・
でも、独自の生き方として前向きに捉え、自活する道を選んだ阿川さんの生き方は潔いと思います。
結婚はあくまで人生の一選択肢、結婚に捉われずに、自分にとって納得出来る生き方を模索しよう、という前向きさがよく伝わってくるエッセイでした。


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