歯軋りばっかり

三流文系私立大学の理系担当教員の独り言
偏差値以外ではいい線行ってる学生が多いのになぁ。

お前は牟田口廉也か

2007-08-17 00:11:12 | Weblog
 現在の憲法解釈では、PKOにおいて武器使用が認められているのは、正当防衛か緊急避難時だけである。ということは、味方である他国の軍隊が攻撃された時に駆けつけて応戦すること(駆け付け警護)は認められていないわけである。

 ところが、陸上自衛隊の指揮官だった佐藤正久氏は、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護し、事後に「日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」と考えていたとのことである。
 そうしないと国際的な批判が日本に集中すると考えたとのことだが、そもそもその様なことが起きない地域にしか派遣されないはずだということを横に置くとしても、その様なことを判断するのは現場指揮官ではないだろうと思う。

http://news.tbs.co.jp/20070810/newseye/tbs_newseye3630843.html

ノスタルジーの向こう側

2007-08-15 14:16:47 | Weblog
 山崎浩一氏が週間アスキーに連載している『今週のデジゴト』という記事の「ノスタルジーの向こう側」(8月21ー28日号掲載)という記事に目が留まった。

 昭和30~40年代がのんびりしていたというのは過去の美化だと指摘している。

 たとえば、“「近所づきあいや親戚づきあいが地縁・血縁の豊かな互助コミュニティーを形成していた」のもそうでもしなければ命がいくつあっても足りなかったからだ。”という風に、ある意味で身も蓋も無い指摘が続いている。

 でも、山崎氏の指摘は正しいと思う。
 今の日本が天国だとは思わないが、昔が今よりよかったと言うのは健忘症と言われても仕方がないのではなかろうかと思った。

土木重視に戻るにしても…

2007-08-07 23:37:00 | Weblog
朝日の“長野県、脱ダム2委員に辞職勧告 「同意なき解任」騒然”という記事
http://www.asahi.com/politics/update/0806/TKY200708060348.html
(2007年08月06日22時39)
によると、田中康夫・前知事時代に長野県公共事業評価監視委員会の委員に任命された、
金子勝・慶応大学教授と保母武彦・前島根大学副学長らに対し、に土木部長名で「大変お忙しい」「大変遠路よりわざわざ時間をかけ(出席)」を理由に「ご厚意にこれ以上甘えることは本意ではありません。ご辞退についてお考えいただければ幸い」などとする文書を送り、連絡のとれた保母氏は勧告拒否で留任とし、連絡のとれなかった金子氏を名簿から削除したとのこと。金子氏は8月6日開催の委員会に乗り込み、会場は一時、騒然となったらしい。

 田中前知事をいびり出したような土木が中心の県らしいと言えばそれまでだが、それにしてもやり方が稚拙だと思った。