1ヶ月振りの更新です。みなさまご無沙汰しておりました(^_^;)
相変わらずこちらでは細々とフィールド記録を残していますので(と言ってもこっちも滞りがち)、よろしくお願い致しますm(_ _)m
今回は、今シーズン20回以上の夏登山の中で、一番良くて一番きつかった芦別岳の思い出を紹介します!
芦別岳は夕張岳の最高峰で、鋭い岩山が特徴的な北海道でも有数の山です。
以前から「日帰り一キツい山」と聞いていて、なかなか足が向きませんでした。
そんな山になぜ登ろうかと思ったかと言うと、ツクモグサという花を観たかったから。
ツクモグサは、本州と北海道の高山に局地的に生息する高山植物で、フクジュソウに近い花です。
フクジュソウと同じく、雪解け後すぐに咲くため、残雪期に高山に登る必要があります。
北海道では、利尻山、東大雪山系のニペソツ山、日高山脈、そして芦別岳で見られるという事前情報を元に、どこに登ろうかと色々と情報収集をした結果、芦別岳の群落が見事ということでした。
前置きはそこそこに、早速登山開始です!!
芦別岳には・・・
・沢から尾根に取り付いて稜線沿いを歩く長い長い旧道コース
・尾根沿いを一気に一気に上がる最短の新道コース
・雪渓を伝い、アイゼン・ピッケル必須、雪崩・落石に要注意の本谷コース
がありますが、眺めとツクモグサの群落を考え、長い長い旧道コースを登り、新道コースをい降りる事にしました。
午前3時半頃に札幌を出発、曇り空の中、山麓の山部キャンプ場を5:50に出発し、15分ほど林道を歩いて、登山口に到着しました。
最初は沢沿いを時々高巻きしながら上げていきます。
所々、ユーフレ小屋との分岐を越えると登山道は崩落しており、スリリングな道が続きます。
気がつくと雲は取れ、有名な夫婦岩が目の前にそびえ立ちます。
新緑から覗く夫婦岩。
登山開始から3時間半近くかけて、ようやく尾根に取り付きます。
登ってきた沢と夫婦岩。奥には富良野平野も。
この時点で結構足にきていました(^_^;)
ここからはアップダウンの尾根歩き。
右手には高山植物と盗掘で有名な崕岳が見えます。
左手に見える岩山が崕山。
目指す芦別岳の主峰は霧で見えません。
本谷からもくもくと霧が。うっすらと鋭い山頂が見える。
大小4つ以上のピークをアップダウン繰り返していくと徐々に霧が晴れ、山頂も姿を表します。
この光景を見てテンションが上がらない人はいないでしょう(笑)
道中、何度か雪渓がありましたが、アイゼン使用は一回のみ、登山道は時々藪が濃く、
かなりキツい尾根歩きでしたが、どんどん晴れてくる天気とダイナミックな山容と鋭く切れ込む本谷の姿にテンションは上がりっぱなしです!
そして、足が棒の様になってきたころ、ついにその可憐な姿が姿を見せました。
ツクモグサです!
今シーズンの目標であり、憧れだったツクモグサ。
バックは富良野平野、そそり立つ断崖にへばりつくように咲いています。
ここから先は亀の歩みです(^_^;)
良い株を見つけては撮影し、だらだらと歩いていきます。
ツクモグサをご堪能ください。
他にも可憐なウラシマツツジも。
気付けば本谷と山頂がお目見え。
山頂直下から、不気味にそびえる山頂。
振り返ると、歩いてきた鋭い尾根が見えます。
そして7時間15分に及ぶ格闘の末、ついに山頂に!!
ついついガッツポーズ(^_^;)
山頂は遮るもののが何一つない、富良野平野を一望できるまさに絶景でありました・・・
東には十勝連峰、その奥に大雪山系、遠く北には暑寒別岳、遠くに東には札幌周辺の山々、南には夕張岳、さらに日高山脈も見え、360度の大パノラマです。
富良野平野。左下が本谷。
絶景の山頂を後にし、新道を下ります。
下山途中から見上げる山頂。旧道から見る山容とは大きく異なる。
新道からでは、本谷とあの鋭い岩壁を拝む事はできない・・・
山頂直下の雪渓は結構の斜度でした。ここでも軽アイゼンを使用。
下山途中から見下ろす本谷。右端にはX字ルンゼも。
ぱたぱたと下り、僅か2時間15分で下山。
最後に登山口の山部キャンプ場で山全体を撮影。
左端が芦別岳。中央やや右2つ重なったピークが夫婦岩、その右の槙柏山との間の沢を上がっていく。
高低差1,337m、登り7時間20分の戦いでしたが、最高の山行でした。
相変わらずこちらでは細々とフィールド記録を残していますので(と言ってもこっちも滞りがち)、よろしくお願い致しますm(_ _)m
今回は、今シーズン20回以上の夏登山の中で、一番良くて一番きつかった芦別岳の思い出を紹介します!
芦別岳は夕張岳の最高峰で、鋭い岩山が特徴的な北海道でも有数の山です。
以前から「日帰り一キツい山」と聞いていて、なかなか足が向きませんでした。
そんな山になぜ登ろうかと思ったかと言うと、ツクモグサという花を観たかったから。
ツクモグサは、本州と北海道の高山に局地的に生息する高山植物で、フクジュソウに近い花です。
フクジュソウと同じく、雪解け後すぐに咲くため、残雪期に高山に登る必要があります。
北海道では、利尻山、東大雪山系のニペソツ山、日高山脈、そして芦別岳で見られるという事前情報を元に、どこに登ろうかと色々と情報収集をした結果、芦別岳の群落が見事ということでした。
前置きはそこそこに、早速登山開始です!!
芦別岳には・・・
・沢から尾根に取り付いて稜線沿いを歩く長い長い旧道コース
・尾根沿いを一気に一気に上がる最短の新道コース
・雪渓を伝い、アイゼン・ピッケル必須、雪崩・落石に要注意の本谷コース
がありますが、眺めとツクモグサの群落を考え、長い長い旧道コースを登り、新道コースをい降りる事にしました。
午前3時半頃に札幌を出発、曇り空の中、山麓の山部キャンプ場を5:50に出発し、15分ほど林道を歩いて、登山口に到着しました。
最初は沢沿いを時々高巻きしながら上げていきます。
所々、ユーフレ小屋との分岐を越えると登山道は崩落しており、スリリングな道が続きます。
気がつくと雲は取れ、有名な夫婦岩が目の前にそびえ立ちます。
新緑から覗く夫婦岩。
登山開始から3時間半近くかけて、ようやく尾根に取り付きます。
登ってきた沢と夫婦岩。奥には富良野平野も。
この時点で結構足にきていました(^_^;)
ここからはアップダウンの尾根歩き。
右手には高山植物と盗掘で有名な崕岳が見えます。
左手に見える岩山が崕山。
目指す芦別岳の主峰は霧で見えません。
本谷からもくもくと霧が。うっすらと鋭い山頂が見える。
大小4つ以上のピークをアップダウン繰り返していくと徐々に霧が晴れ、山頂も姿を表します。
この光景を見てテンションが上がらない人はいないでしょう(笑)
道中、何度か雪渓がありましたが、アイゼン使用は一回のみ、登山道は時々藪が濃く、
かなりキツい尾根歩きでしたが、どんどん晴れてくる天気とダイナミックな山容と鋭く切れ込む本谷の姿にテンションは上がりっぱなしです!
そして、足が棒の様になってきたころ、ついにその可憐な姿が姿を見せました。
ツクモグサです!
今シーズンの目標であり、憧れだったツクモグサ。
バックは富良野平野、そそり立つ断崖にへばりつくように咲いています。
ここから先は亀の歩みです(^_^;)
良い株を見つけては撮影し、だらだらと歩いていきます。
ツクモグサをご堪能ください。
他にも可憐なウラシマツツジも。
気付けば本谷と山頂がお目見え。
山頂直下から、不気味にそびえる山頂。
振り返ると、歩いてきた鋭い尾根が見えます。
そして7時間15分に及ぶ格闘の末、ついに山頂に!!
ついついガッツポーズ(^_^;)
山頂は遮るもののが何一つない、富良野平野を一望できるまさに絶景でありました・・・
東には十勝連峰、その奥に大雪山系、遠く北には暑寒別岳、遠くに東には札幌周辺の山々、南には夕張岳、さらに日高山脈も見え、360度の大パノラマです。
富良野平野。左下が本谷。
絶景の山頂を後にし、新道を下ります。
下山途中から見上げる山頂。旧道から見る山容とは大きく異なる。
新道からでは、本谷とあの鋭い岩壁を拝む事はできない・・・
山頂直下の雪渓は結構の斜度でした。ここでも軽アイゼンを使用。
下山途中から見下ろす本谷。右端にはX字ルンゼも。
ぱたぱたと下り、僅か2時間15分で下山。
最後に登山口の山部キャンプ場で山全体を撮影。
左端が芦別岳。中央やや右2つ重なったピークが夫婦岩、その右の槙柏山との間の沢を上がっていく。
高低差1,337m、登り7時間20分の戦いでしたが、最高の山行でした。
本州で弱った私には、このルートで登るのは難しいと言うことがよく分かりました・・・(笑
しかし、ツクモグサの群生は素晴らしいのでしょうね!!
私も今年初めて白馬岳で見て感動したのですが、時期を完全に逸しており、かろうじて残った花を見ただけでした。
いつか、美しい時期にも訪れたいです!
こんばんは!
7時間20分のうち、1時間以上を撮影に費やしています(^_^;)
でも本当にきつい山でした・・・尾根へのとりつきに3時間ちょい、標準コースタイムではなんと4時間20分ですからね(^_^;)
でもでも、旧道コースから見る山頂と本谷は、言葉では言いあらわせないものがあります。
来年はピッケルワークを習得し、アイゼンを装備して本谷を登りたいものです!!