四季の風

嬉しくなって皆さんにお話したいこと 悲しくなって皆さんに聞いてもらいたいこと 四季を感じながらいっぱい書きたいな! 

クリスマスグッズで満たされています

2015-12-23 21:27:31 | 介護
今夜は冷たい雨が 音を立てて降っています。

明日のクリスマスイブのお天気はまずまず?

楽しみにして見える人たち 若い人たち?のためにも
穏やかなイブでありますように…。


娘や息子が家から離れ
孫たちは成長し それぞれのお稽古などに暮れ

我家はクリスマスとは かなり縁遠いものになってきました。


くーちゃんが入院している今年はまた特に
お祭り騒ぎの世間の流れに乗りきれません。

くーちゃんの体調は比較的落ち着いています。
そう見えます。

ホスピスのクリスマス会終わりましたが
屋内や くーちゃんの部屋内が

クリスマスグッズで飾られています。

以前見ていただいたもの以外をいくつか紹介します。


定番のツリー 他にも玄関に一本あります。



頭の欠けた写真しか撮れませんでした。と・ほ・ほです。


こちらは太い柱に貼られたツリー




届けられたクリスマスカード




高校生から届いたプレゼント




箱から飛び出したトナカイとサンタ




ボランティアさんの手作りタペストリィ




マトリョーシカのサンタ




12月1日から 1枚づつ開いていく手作りカレンダーの一窓




階段の窓辺の小さな置物




先生 看護師さん スタッフのみなさんのくーちゃん宛てのカード




まだまだよく見れば 小さなものがあるかもしれませんね。

いくつものポインセチアの鉢も玄関に並べてあります。


こんなにたくさんのグッズに囲まれたクリスマスを迎えられるのも
くーちゃんのお蔭です。




ホスピスのクリスマス

2015-12-17 20:29:49 | 介護
一足早い ホスピスのクリスマス






病室から出られる人は ベッドのまま
あるいは 背もたれの大きな車いすで

家族に付き添われラウンジに集まりました。

もちろんくーちゃんはベッドのままです。

私たちは 午前中の用事を済ませ走りましたが
少々遅刻

すでに部屋は暗くされ わずかな照明の灯りを頼りに
くーちゃんを捜していたら
ちゃんと案内してくださる人が見えました。

そしてベッドの隣に すぐ椅子が用意されました。

手際よさに感激です。

看護師さん スタッフのみなさん 主治医 院長先生は

トナカイやサンタなどで登場です。

朗読に演奏 そしてプレゼントの配布




お部屋が明るくされたら

ボランティアのみなさんの手作りケーキと紅茶が振る舞われました。





サンタさんからのプレゼントも
ボランティアさんの手作りのティッシュボックスカバーです。


患者さんに無理のないよう 1時間程度のクリスマス会でしたが
心が喜びました。心が満たされました。

くーちゃんも 少し目を開けてくれました。


そして本日病室を訪れると
くーちゃんの目にできる位置に
すでに昨日の写真が カードにして飾ってありました。

本当に 感謝の気持ちでいっぱいです。

いろいろありました その3

2015-12-11 18:42:07 | 日記
ごめんなさい。

くーちゃんにいろいろあっただけではないのです。

正直言いますと 私にもいろいろありました。


私そんなに良い嫁ではないのです。


あのくーちゃん転院騒動の少し前のことです。


大阪城の特設会場に歌舞伎を観に出かけました。

もう半年以上前 くーちゃんがまだ元気だったころ
一番下の妹に声をかけてもらい
申し込みがしてありました。

そしてくーちゃんの入院です。
残念ではありましたが とても行かれないと
すぐ下の妹に変わってもらうことになっていたのですが

もちろん妹はすでに代金を払い込んでいましたが
出発の2~3日前
ぎっくり腰で行かれないと連絡がありました。

即答できず 悩みました
 …が
夫の協力もあって
結局私が行かせてもらいました。

楽しい歌舞伎の演目
双眼鏡を使わなくても勘九郎さんたちの表情まで読み取れる
桟敷?座椅子席? での鑑賞

おいしいお弁当

夜は 近大のまぐろ料理店のコース

夜景の見える素敵なラウンジでのおいしいコーヒー

翌日は 少し遅いかとも思われましたが
結構 京都の紅葉が楽しめました。

観光客で一杯の高台寺 南禅寺など時間が少ない中
効率よくお参りできたと思います。

久しぶりの旅 快く送り出して実家まで送迎してくれた夫や
妹たちに感謝です。

もちろん 娘や息子たちにもよく頼んで出かけましたので
快い返事をして引き受けてくれた彼らにも感謝です。


実は そのほかにも
降ってわいたように突然話がまとまり
抜けるような青い空の下
友達3人と一緒に
ねむの木学園に出かけました。

前日まで雨でしたので 本当に雲一つない青空が
信じられないほどでした。

数十年前 まだ浜岡の地に見学に出かけたままでした。

静かな山の中の建物を見ても 何も思い出せなかったのも当然です。
この土地に移動されたと聞き 安心しました。

茶道の授業を拝見させていただきました。
お正客 お点前 お運びのかた それぞれ障害をものともせず
とてもご立派で 実にびっくりしました。


あとでわかったことですが
みなさんは 指導者としてのお免状をお持ちでした。

浜岡の頃はまだ幼いみなさんだったと思います。

当時のお顔は 写真でし記憶にありませんでしたが
何名かの方は 今回直接お会いして みなさんの描かれる絵と
お顔が一致しました。

その後 茶室でお茶をいただきゆっくりお点前を見せていただいたり
お話をさせていただきましたが

ここでの生活のすべてを吸収され ご自分のものにされたのでしょうね。

茶道の入り口から進めない私は少し恥ずかしいくらいでした。

何事も本物に出会うことの大切さも
お聞きしました。

この出会いも レストランでお仕事をして見えた生徒さんが

「先ほどは授業を見学していただきありがとうございました」 と

声をかけていただいたことから始まりました。

何だかとっても嬉しい一日でした。

少しの目標のようなものを持ってお稽古に望んではいましたが
これからのお稽古の向き会い方を
教えてもらったような気がしました。


とまあ
それなりに 自分の気持ちをリラックスさせたり
喜ばせたりしながら 毎日ホスピス通いをしています。

今 ホスピスは クリスマス一色です。

各部屋には この手作りのタペストリーが



あちこちに ツリーやポインセチアが一杯です。

16日は クリスマスパーティです。

くーちゃんに伝わりますように…。



いろいろあったのです その2

2015-12-09 20:23:41 | 介護
私たちの願いをほぼかなえてくれるような
くーちゃんの受け入れ先が見つかってその夜は
本当にぐっすり寝られました。

そして正直にホスピスの担当の方にお話ししようと
決めていました。

翌日はくーちゃんは点滴のためのPCポートの取り外しなどの
手術を控えていました。

しかし 突然今までに見られなかった嘔吐がおこり
手術は取りやめとなりました。

その後もしばらく体の向きを替えたりすると
嘔吐 もしくは吐き気の様子が見られるようになりました。


発熱や苦痛の表情も増えました。

数日後 ホスピスから

ここでよろしければ 最後まで面倒を看させていただきます

そう伝えられました。

とても嬉しかったのですが
あんなに苦しむ前に もう少し早く伝えてほしかった

その気持ちがどこかにあったものですから
80%ほどの喜びの気持ちしか伝えられませんでした。

あの落ち込みは 苦しみは 辛さは 何だったのか…


薬も考慮され 眠っていることが増えたくーちゃんですが
とにかく 本人の苦痛を和らげていくという方針のもと

今日も比較的 穏やかな顔で休んでいました。



転院のストレスがくーちゃんにもあったのでは?と
看護師さんたちも言って見えましたが

私はくーちゃんの 作戦勝ちだったと先生にお話しました。


今でも あの時の救われようのない辛い思いは忘れることができません。

でも今ではホスピスの窓から見られる夕日も
心穏やかにゆっくり眺められます。




介護施設の暴力などが最近も問題になっています。

今後 団塊の世代の私たちが施設のお世話になるころは
患者数の増加と看護師さんや介護士さんの数の減少問題があり
さらに難しい時代になると言われています。

人生の最後を どう締めくくることができるのか
今自分にできることは できることならば いつまでも元気で過ごす
なるべくなら
それが実行できるような生活を工夫していくことでしょうか。

今夜もお付き合いくださいまして ありがとうございました。

明日も暖かい一日でしょうか…。


いろいろあったのです その1

2015-12-08 23:34:03 | 介護
まず くーちゃんはまだホスピスでお世話になっていることを
お知らせしておきます。




そして 看護と介護の違いを訂正しておきます。

自分で勝手に
病院で病人を看ることを 看護
自宅で看ることを 介護と思っていました。

以前から気になっていましたが
くーちゃんがホスピスを出て
介護施設を利用するためには
介護判定の申請の必要があって
そのおりに担当の方に確認しました。

看護師の資格のない私たちがお世話することは
場所がどこであろうと 介護というのだそうです。

だから 今までカテゴリーを看護としていましたが
これからは 介護に変更です。


ブログを更新しない間に
イチョウの葉が黄葉し 散っていきました。











落ち葉がゴミになる前に 夫が孫たちと集めてくれました。


ホスピスでの時が 3カ月になろうとしていて
有料老人ホームの見学を勧められていました。

医療行為を必要とするくーちゃんの行先は限られていました。

仕方なく 重い足を運び 見学に出かけてみました。
そこで見せられた状況は私たちの思いとはかけ離れたものでした。

新しく設立されたその施設は
確かに形は アパートの一室を借り
そこに介護士さんが常駐していて
日中 看護師さんや医師の訪問を受けるというものでしたが
意思表示できないくーちゃんが安全に生活できるとは
とても思われませんでした。

夫と二人 暗い気持ちのまま帰宅しました。

帰宅後も床に入ってからも 気持ちが軽くなることはありませんでした。
二人とも寝られないほど 重い気持ちにさせられました。

翌朝もどーんと沈んだままの目覚めです。


何とか他の方法や 施設はないものかと
ホスピスの担当の方には申し訳ないかなと思いながらも
友人のケアマネさんに連絡を取ってみました。

すぐに行動してくれた彼女にとても感謝しました。

翌日 彼女が話をしてくれた施設見学に出かけました。

と文章にすれば とても簡単なことだったのですが
私たちの足は重く
疲れているから今日は無理と
彼女の早い働きに感謝はしてても
一端は期待を裏切る返事をしてしまいました。

彼女は そうだね 無理しないでいいよと応えてくれました。

しばらくして 
忙しい彼女が無理に時間を作って動いてくれているのに
と申し訳ない返事をしてしまったことに気づきました。

そのままホスピスから帰る途中 そちらの施設に回ることにしました。


救われました。
入居者のみなさんの笑顔 
あちこちから聞こえてくる みなさんの声

看護師さんや介護士さんの笑顔

お話を伺う前に肌で感じとったことです。

本当に救われました。

ここでくーちゃんを看てもらおう 夫と決めました。

今日はここまでにします。


お付き合いありがとうございました。