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ぺらんのかんがえごと

ぺらんの日常と、そこから考えるつれづれごと

海辺のカフカ

2010-01-14 00:06:08 | Library
 また寒波が来るみたいです。明日の朝は、今シーズン一番の寒さだそうです。今年は、比較的寒さが続きますね。とはいっても、これが平年並みの寒さだそうで、世間がバタついていたり、必要以上に騒いでいるのは、ここ数年の暖冬にならされて、あらゆる想定が暖冬を基準に考えられていたためでしょう。

 マーケットでも同じことが言えると思います。実際以上に参加者が楽観視をしていると、ちょっとしたニュースや指標で、大きくリスク忌避方向に動くことがあります。今のところ、今年の相場には、明確なトレンドや勢いはみられないように感じますが、これからでしょうね

 さて、年末年始は「海辺のカフカ」を読んで過ごしました。中学3年生の生真面目な男子と、初老の軽い知的障害者が織り成すファンタジー&アドベンチャー。本の中に、正解が明確に書かれていないことが多いので、読者は自分なりの世界観と読解が必要になりますね

 物語の進行は、二人の主人公が交互に話を展開させていくので、飽きないかもしれません。一方で、暴力的・性的な刺激が結構強いかもね。精神年齢高めの読者向け。

 個人的には、トラック運転手のホシノくんの人物と、高知の人里はなれた山奥のさらに森の奥にある「あっちの世界」が好きですね。会社休んで、あっちの世界に行ってきたいな。あまり、長居はできなさそうだけど・・・

チンギス・ハーンの一族③

2010-01-04 00:07:34 | Library
 ついに明日から仕事です。年始のカレンダーは良くないですね。せめて4日まで休みだと、もうちょっと余裕を持って正月気分を味わえたのにね。というモチベーションがあがらない中、今日は読書感想文です。正月は、いろいろ本を読みました。

 第3代ハーン・グユクの治世はわずか2年で終焉を迎え、再び後継争いが勃発。家内で分裂症状をきたしていたオゴディ家をよそに、トゥルイ家のモンケが一族とジュチ家の支持を得て、第4代ハーンに即位。

 新ハーンの号令下、一族のフビライが東方の南宋攻略へ、フラグがペルシャ攻略に向かいます。しかし次第に兄弟間の亀裂が深まり、モンケとフビライの関係は緊張状態に。そして征途半ばに陣没したモンケの後継争いが、モンゴル帝国分裂のきっかけとなっていった。

 日本人にとって、チンギス・ハーンの次に聞き覚えのあるモンゴル人。フビライが登場します。元寇のイメージとは裏腹に、フビライの考え方は穏健、人を大事にするタイプの為政者だったそうな。どうも、モンゴルのハーンたちの考え方っていうのはわかりにくいね。どうも、チンギス・ハーンの世界征服計画っていうのが根底にあるらしいんですが、世界を征服してどうしようとしたのか??チンギス・ハーン、豊臣秀吉、ヒトラー、彼らの思考には、及びもつかないところがあるのかも。

 結局、第5代ハーンに即位したフビライは、帝国の分裂をよそに、中国の征服を優先させます。中国史上初、異民族による統一王朝樹立へ。漢民族にとっては、非常につらい時代ですね。

チンギス・ハーンの一族②

2009-12-24 00:04:17 | Library
 Merry Christmas!ここ数日、風邪で朦朧と過ごしていたので、なんだか今年はあっという間にクリスマスでした。この時期になると、急速に年末感が出てきますね。せっかくのクリスマスなので、ケーキでも食べようかと思ってましたが、味覚がほとんど停止しているので、我ながら、買うだけもったいないような気がしてなりません。あと1週間で年末、そして2010年ですね。

 前回に続く第2巻では、太祖・チンギスの死から2代ハーン・オゴディ、3代ハーン・グユクの時代まで。モンゴル帝国を、中央アジアで揺るぎない大国として完成させたチンギス・ハーンは、その遠征途中で病没します。しかし、その後も世界征服事業は後継ハーンによって続けられ、ついに宿敵・金国を滅ぼし、東は中国華北から、西はロシア~ハンガリーにまでわたる広大な版図を有するに至ります。

 酒好き・宴会好き・戦好きの遊牧民族の性質は、どうにも治世・領域経営といった観点が抜けていて、西洋史や中国史などと比べて違和感がありますが、逆にこんな考え方が希薄だったからこそ、次から次へと、領土拡大にむけて戦火を拡大し続けることができたのかもしれません。

 賛否はあるかと思いますが、ハーンの後継者をクリルタイという一族大集会で決めるという方式は、割といいかもしれません。長男が、必ずしも優れているとは限らないしね。ただ、ハーンを決めるのに1~2年も平気でかかったり、その間はほとんど宴会漬けで、国の機能が停止するというのは、困ったもんだね。

チンギス・ハーンの一族①

2009-12-17 00:13:19 | Library
 今日の最高気温は3.6度だってさ。確かに、上着着て歩いても、寒かった。ラーメン食べてようやく暖かくなった、という感じ。しかし、急激な気温低下で、寒いの好きなぺらんも、ちょっときついなぁ。明日も寒いってよ。

 さて、久々の中国史というよりアジア史です。小さい頃、泣き止まない子供へのしつけソングで、「泣きやまないとモッコ来るぞ~」っていうのがあったのですが、どうもこの「モッコ」は「蒙古」こと「モンゴル」だったらしいです。モンゴル帝国が繁栄したのが13~14世紀でしたから、700年近くたっても、恐ろしいものの代名詞になってるんですね。まあ、日本史上では、なんのいわれもなく攻めてきた唯一の相手でしたから、確かにおっかないよね。

 個人的に、北宋が滅びてから明が成立するまでのこの期間の中国史は、あまり好きではありません。昔、NHKで「亡国の文人」なんてタイトルで歴史番組をやってましたが、どうも文化的には面白くないですね。

 この第1巻では、「草原の覇者」ことチンギス・ハーンの生い立ちからモンゴル帝国の成立と大遠征、チンギス・ハーンの晩年までが収められています。タラス・サマルカンドなどの中央アジア大都市の徹底的な破壊や屠城など、読んでいるだけで気持ち悪くなる行為がいろいろあったようですが、定住する農耕民族の感覚とは違い、遊牧民はこういったことを平気でやるんですね。まあ、文字が不要だった国ですから、文化レベルもしれています。

 朝青龍もそうだけど、いったん暴れだすと止まらない、遺伝的な要因があるのかな??この民族には。

スプートニクの恋人

2009-12-11 00:03:30 | Library
 たまには、純小説もいいですね。これぞフィクション、流行の村上春樹です。村上春樹の本は、書店でも図書館でも凄い人気ですね。1Q84なんか、図書館で予約300件だって。300件も待ちだったら、買っちゃいますね、ぺらんなら。

 気楽に読み進められたんですが、どうにもヒロインのすみれが、自分の中で特定の人のイメージと重なってしまい、妙な現実感をもってしまいました。意外と、すみれのような女性って、最近多いのかもしれません。ぺらんも地中海の小島で1ヶ月くらいのんびり過ごせたらいいんだけど。

 ストーリーもさることながら、やはり村上小説は描写が巧みですね。こんな会話、普通しないだろうと思いながらも、なんかインテリというか、ハイソな感じのする主人公とすみれのやりとりです。まあでも、実際話の合う人間同士って、結構マニアックなところで盛り上がったりするからね。

 ドッペルゲンガーって言葉もあるくらいだから、個人的にはやっぱり「もう一人の自分」は、存在するような気がします。でも、ホント会いたくないよね。やっぱり人間だから、自分を好きな人は多いと思うけど、自分と絡むことほどやりにくいことないからね。

 本日のMPCは、大きな動意もなく、終戦。今日はボーナスも出たし、これでいよいよクリスマス・年末モードです。明日は冬の。今年はなかなか降らないなあ。せっかくスタッドレスに替えたのに・・・

うまいはなしあり

2009-12-06 00:03:12 | Library
 家電量販店のオープンセールに行ってきたんですが、生憎のにも関わらず、人だらけでごった返してました。セールの中身もなかなかのもので、目玉商品がズラリ。ぺらんは、寝室用のコンポを目的に行ってきたんですが、デジカメのところをボーっと見ていたら、呼び止められて、1000万画素10000円安い!ってなって、デジカメになってしまいました。まあ、もともと買い替え時かなと思ってたので、良かったのですが。来週の出張に持っていこうかな??

 城山三郎にハマってしばらくたつのですが、本作は、俗に言う「経済小説」ほど仰々しい内容でもなく、むしろ庶民感覚で、高度経済成長期に脱サラを夢見て四苦八苦する主人公の姿を、リアルに描いています。

 しがないサラリーマン・津秋は、大手製鉄企業に勤めるサラリーマン、であるが、実際は、出世コースから外されて関連会社に出向の身である。毎日、単純な経理作業の繰り返し。そして、今後の生きがいや目的も見出せていなかった。

 そんなある日、レンタカーでたまたま通った学生時代の友人・小野田が経営するガソリンスタンドで、経営者募集の話を聞き、心が揺れる。金銭的待遇・業界としての魅力、そして何より、「経営者」という肩書きに魅入られ、津秋はついに現職を辞し、外資系石油会社・リンカーン石油の直営SS経営者となる。

 しかし、そこにはサラリーマンには無縁の苦労と喜びがあった。スタンドのスタッフ募集、固定客獲得、帳簿の作成、圧倒的な拘束時間。一方で、自分で全てを決められる経営感覚と儲かったときの破格の収入、スタンドスタッフとの上下関係など、津秋を充足させる確かなものがあった。

 しかし、「契約」を盾に、一方的な仕切値上げ・施設賃貸料」値上げを迫るリンカン石油に、津秋の不信感は徐々に募っていく。また、最大の理解者である妻の佐代子の失踪など、不運が続き、経営は下降線をたどる。膨らむ赤字と、「契約解除」の文字がチラつく。そして破滅的展開の中、最後に大逆転劇が起こる・・・

 なんとも懐かしいにおいのする時代背景ですが、内容そのものは、つい最近までのスタンド経営そのものではないでしょうか。特に、「外資系」のスタンド経営というのが、ますます会社「指導」の過酷さを助長させています。

 脱石油のキーワードが声高に叫ばれる昨今ですが、ちょっと前までは、石油業界は本当に活況でしたからね。かつてのガソリンスタンドは、それこそ「ドル箱」業態だったらしいです。「兵どもが夢のあと」ですね。

箱根の坂(下)

2009-11-29 00:56:51 | Library
 最近、やけにバーゲンセールが目立ちますね。食料品・衣料品・生活家電・果てはクルマ・・・安くなるのはいいことですが、この状態は結局「デフレ」の序章なんでしょうね。まあ、賃金が上がらない今の日本の状況では、物価は下がるしか方向性がないのかもしれませんが。最近でも、ちょっといい回転寿司が、期間限定で100円均一セールを実施したり、すき家も牛丼セール実施、ギョーザ105円セール等々、今度元に戻ったときに割高感で大変かも。。

 今日はWiiとゲームソフトを物色してきたんですが、結局ピンと来るものに巡り会えず、先送りとなりました。DSも考えたんだけど、やっぱり自宅のデカイ画面でプレイしたほうが楽しいしね。DSだと、家にいても出かけてもゲーム三昧になりそうで、ちょっとコワイ・・・さっきの話じゃないですが、来年の初売りは期待できそうだし、それまで待ってもいいかな、って。

 北条早雲記「箱根の坂」も、いよいよ完結です。義妹・北川殿の要請どおり、今川氏親を駿河国守護におさめ、政情を安定させた早雲は、自国・興国寺城に戻り、いよいよ自らの政治理念実現のため、行動を起こします。

 折りしも、駿河の南東に位置する伊豆では、伊豆公方が実子に殺され、国中が混乱;騒然となっていました。この状況下、早雲は氏親らの支援を受け、海陸両方から伊豆国へ侵攻、一気に制圧し、地盤となすべき国をはじめて得ます。しかし、彼の政治信条である、四公六民の税率では、いまだ国の基盤を磐石にするには至らず・・・。ついに早雲は箱根の坂を越え、関東へ出征することを決意する。

 西相模の大森氏、東相模を領する三浦氏との激闘を制し、北条氏五代の礎を築いた早雲。しかし、時は流れ、彼の前半生に多大な影響を及ぼした、北川殿(千萱)・太田道灌・足利義政・足利義視らが次々と他界し、時代は室町体制から実力主義の戦国時代へと移りつつありました。

 日本の戦国物を読むと、戦の華々しさや勝ち負けが描写され、民生や政治信念が語られることはあまりなかったんですが、本作は北条早雲の人となりがかなり詳しく描かれており、彼が結果として戦国の幕を切って落とすに至った経緯が克明に解説されていて、面白いですね。戦国時代というと、一般民衆にとっては非常に生き辛い時代というイメージがありますが、早雲が興した小田原北条氏は、江戸期と比較しても最良といわれた政治を行い、民衆の支持を得ていたことは、ひとえに開祖である早雲の信念が子孫に受け継がれていたからなのでしょう。

 それにしても、この時代に50歳過ぎで家庭を持ち、88歳で大往生した北条早雲、やはり運命的なカリスマをもっていたんでしょうね。

箱根の坂(中)

2009-11-24 00:03:36 | Library
 体調不良というほどでもないけど、胃腸の調子がイマイチです。今日も、食事してちょっと出かけたんですが、出先で腹痛に見舞われて・・・日頃はあんまりこういうことがないだけに、何かの前兆かと心配です。まあ、先週の飲みすぎのせいかと思うんですが、、、たぶん。

 北条早雲伝の「箱根の坂・中巻」。駿河の守護大名・今川義忠は非業の戦死を遂げ、これを機に駿河は後継をめぐる混乱状態に陥る。義忠の妻・千萱と幼主・竜王丸は危難に見舞われ、彼女の唯一の信頼できる親類として、早雲は駿河へ下向、竜王丸の成長と駿河守護体制を確立すべく、西奔東走する。

 応仁の乱がほぼ鎮火し、天下がもとの静けさを取り戻しつつあったものの、旧体制での武家貴族の威厳が急速に失墜し、農民・国人を中心とした新勢力が勃興するなど、社会体制の下剋上が現実味を増しつつあった。各地で頻発する、果て無き相続闘争とそれを調停できない室町幕府、それに伴う騒乱と戦費調達のツケは、すべて農民への重税という形で重くのしかかった。将軍とは?公方とは?守護とは?地頭とは?早雲は激しく自問し、その答えを興国寺城下における治世で現出する。

 そして決断のとき。駿府城を占拠する今川新五郎範満の呼びかけに応じた関東管領の軍勢が箱根を越えて進軍するとの情報を得た早雲は、内密にしかも周到に準備の上、ついに新五郎を討ち取ることに成功する。駿河に下向して以来10年余、ついに早雲の宿願は成り、駿河には平和が戻った。

 北条早雲を読むとき、他の戦国大名と大きく違うのは、彼が私利私欲には目をくれず、民本主義に徹した画期的な人物だったということです。と同時に、駿河に来てからの早雲が、年齢を重ねるごとにますます成長していく様が興味深いです。まさに、「大器晩成」という諺の具現ですね。この時点で、早雲の齢すでに60歳余、元気な老人(本人は壮年のつもりだった??)ですね。

 あー、いよいよ休み明け、会社に行かないとね。マジ凹みです。今週は、火曜日スタートなのが救いだね。

箱根の坂(上)

2009-11-16 00:13:14 | Library
 今回の「ハイテンション ザ・ベストテン」はよかったね。久々に、上島竜兵の底力を見ました。山ちゃんはもうちょとネタ考えないとダメだね、いい加減スベリ芸だけじゃ、スベらなくなってきたぞ。。

 さて、戦国ブームといわれる現在、いろいろな英雄がスポットライトを浴びていますが、ぺらんがあんまり知らなかった北条早雲の物語です。司馬遼太郎作品は、いつ以来かな、あ、「馬上少年過ぐ」以来だな。

 北条早雲こと、若き日の伊勢新九郎は、桓武平氏の枝筋、伊勢氏の庶流だったそうで、三十代半ばまで、京で「作りの鞍」職人でした。作りの鞍は、当時の大名が大枚をはたいてでも欲しいという格式高い鞍。代々、伊勢家は足利将軍家に仕え、当主が「作りの鞍」職人を秘伝してきたのですが、新九郎の代になって、当主が面倒くさがってその任を新九郎に担当させていたんだそうな。

 しかし、曲がりなりにも平穏な新九郎の生活も、応仁の乱によって一変。日本中の守護大名や地頭の跡目相続・利権争いが入り乱れて、よりにもよって京都を舞台に野放図に拡大したこの大乱によって、京都は荒廃。将軍の権威はいよいよ地に堕ち、天下は武力と経済力と利己主義が支配する戦国時代へ。

 早雲は、義理の妹・千萱との数奇な運命に翻弄されながらも、己の能力と欲望を敢えて節制し、廃墟となった京の片隅でなおも「作りの鞍」職人としてひっそりと生活していたが、駿河の守護大名・今川義忠の死により、ついに戦国の舞台に登場する。

 室町中期というのは、魅力的な人物もなく、非常につまらない時代のように思っていましたが、逆にこんな無秩序の時代が、戦国英雄たちを生む土壌になっていたことは事実でしょうね。とはいえ、足利将軍の歴代が一様に無能だったというわけではなく、それなりに個性を持った将軍たちがいたんだけど、いかんせん経済基盤と兵力基盤が脆弱で、時の管領初め、周辺の有力大名の意向なしには政権運営できなかったという背景があったらしいです。

 その中でも、やはり足利義満っていう人は、優れた人物だったんですね。室町幕府の体制は、ほぼ義満一代で築き上げたようなものですね。俄かに、義満の人物に興味がわきました。確かに、太平記など読んでても、とても天下泰平になって終わるというものじゃないよね。まあ、この辺はまたの機会に。

 中巻では、いよいよ徒手空拳から国を築いた戦国大名の先駆け、北条早雲が戦国の政局に登場します。

わかりやすい!毒物劇物取扱者試験

2009-09-12 01:17:40 | Library
 本日、先月受験した毒物劇物取扱者試験の合格発表があり、見事宮城県にて合格することができました!よかったよかった。これで変なプレッシャーが一つ減りそうです。

 今年の試験の合格率は約39%、あくまでも、合格番号から推測した推定ですが。まあ、ほぼ例年通りですね。受けた感触での難易度も、過去問の平均的なところだったので、まあこんなところかという印象です。

 今後の参考にされる方のために、私の例をちょこっと紹介します。まず、かかった費用は約18,000円。内訳は、受験料が約1万円、毒劇物協会発行のテキストが約3000円、講習会費用が3000円、そして表題の参考書が2000円。結構、金かかりましたね。個人的には、1万円の受験料はちょっと高いなあと思いました。あと、テキストは必要だとは思いますが、テストに出る内容を網羅しているわけではないので、逆に買わなくてもいいかもしれません。あと、講習会もイマイチでした。

 先日も内容については書きましたので割愛しますが、やはり合格の鍵となるのは毒物劇物の特性・貯蔵法・廃棄法・処理法・解毒法・反応法などです。これが多岐亘り、非常に把握しにくいです。まあ、上記のテキストや講習会資料に一応のものは載っていますので、結局はこれらの丸暗記になると思います。

 あとは、法規と計算問題ですが、この分野は題名の参考書が非常に役に立ちました。テキストの法規では、どこが重要なのかさっぱりわかりませんので。計算問題は、高校文系の化学を思い出せばオッケーです。

 私の場合は、試験勉強をはじめたのが海の日の連休からなので、正味2週間程度ですね。まあ、この期間はさすがに毎日なにかしらの勉強をしましたが。特に暗記ものは、逆に追い詰められて直前に詰め込んだほうが忘れないかもしれませんね。今回はこの作戦が奏功しました。

 次回の試験を受験される方、多少の参考にしながら頑張ってください!!あ~、よかったよかった

健康と食べ物あっと驚く常識のウソ

2009-08-15 11:43:39 | Library
 「高コレステロール食品を摂取しても、コレステロール値は変化しない」

 「ビタミンCでは風邪は予防できない」

 「レタスを食べてもほとんど栄養にならない。それどころかガンになる確率が高  まるという説もある」

 「果物をよく洗っても、農薬は半分残る」

 「脚気の原因は白米ではなくカビだった」

 「ダイエットで糖尿病、心筋梗塞、脳卒中になる確率が上がる」

 「塩分と高血圧とは無関係」

 「牛乳は万人にとって健康的な飲み物ではない」

 という、なかなかショッキングな内容の本でした。5年も前に出版されていたんですねえ。いろいろ、ジャンル別・食材別に書いてはありますが、要するに、

 好きなものをあまりがまんせすに食べ、食事を楽しむ

 ことが肝要だそうです。こう言われると、受け入れやすいですね。まあ、偏った食事をしないことがポイントでしょうか。

 コレステロールの高い私にとっても、病気との因果関係を否定してくれているので心強いですね。確かに、ちょっといい食事(?)をしたところで、ほとんど変化しないものですから。

毒物劇物取扱者試験

2009-08-07 00:14:25 | Library
 ここ数日、若干落ち着かない感じだったんですが、ようやく地に足の着いた生活を送れそうです。ようやく、毒劇物試験が終わりました。まあ、学生以来、久々の試験だったので、ちょっと勉強モードになるのが大変でしたが、なんとかこなせました。せっかくなので、ご紹介します。

 毒物劇物取扱者試験は、大別して
①法規分野に関わる試験
②基礎化学分野に関わる試験
③毒物劇物の性状・取扱・用途・廃棄・処理に関わる試験
となります。まあ、理系の人であれば、②は楽勝ですが、①と③はほぼ暗記勝負です。一般的には、2ヶ月とか3ヶ月とか勉強して試験に臨むようですが、今回の私は完全にスケジュールを間違って、勉強を始めたのが海の日の連休でした。まあ、かなりのハイペースでしたが、逆に暗記物は直前に集中して詰め込むほうが効率的かもしれません。

 とはいえ、①は割と出題範囲が決まっているらしく、過去問題やテキストの練習問題を解けば、かなり感覚がつかめます。ということで、最後まで悩まされるのが、③ですね。というのもこの分野、協会が発行しているテキストや、講習会で配布される資料以外の毒物・劇物についても平気で出題されるので、はっきりいって覚えるのは果てしないです。

 それでも、得点率約6割で合格ですから、やっぱり地道にコツコツやれば、報われるということでしょうね。ただ、合格率はそれほど高くなく、年によっては3割台や4割台の年もあるそうなので、油断は禁物です。

 まあ、合格発表はまだ先ですが、とりあえず終わったのでほっとした印象です。これで心置きなく七夕祭りを楽しめますね。問題は天気かな、やっぱり。。

PRIUS(前編)

2009-07-20 14:19:08 | Library
 昨日、一昨日とは変わって、今日は比較的からっとした晴れです。「海の日」の名前にふさわしい陽気ですね。GW以来、久々の連休なので、かなりうれしくもあります。

 さて、先日ちらっと書きましたが、新型プリウスのカタログは凄いです。全52ページ。他の車種のカタログやパンフレットとは、力の入れ方が一回りもふた周りも違う気がします。今日はその中から、まず一部をご紹介。あ、ちなみに、私はトヨタとは何の関係もありませんので、あくまでも中立的立場から。

 新型PRIUSの特徴
①ハイブリッド・シナジー・ドライブの進化
 「低燃費」:最大で38.0km/Lの燃焼効率
 「走行性能」:エンジン出力UP&モーター改良で、2.4L並みの出力
 「低排出ガス」:平成17年基準排出ガス75%低減レベルを達成
 「静粛性」の進化:エンジン音や振動を内外に感じさせない

②機能美を追求したスタイル
 世界トップレベルの空気抵抗係数を実現

③先進装備を搭載
 ソーラーベンチレーションシステム&リモートエアコンシステムを搭載

④基本性能の進化
 パッケージング・シャシーの改良

始皇帝

2009-06-14 14:33:15 | Library
 今週は、ずっと泊りがけの出張なので大変です。合宿といったほうが近いのかも。基本的に、自宅へ帰りたいタイプなので、長期間の外泊はキツイですね。まあ、決まっていることなので、やるしかないですが。

 久々に、ライブラリーの更新です。塚本青史著「始皇帝」。辞書みたいな本でした。まあ、中国のファーストエンペラーという、ポピュラーな内容なので、とっつきやすく読みやすい本ですけどね。

 複雑な生い立ちと不遇の人質生活、短期間での王即位、権力の味と孤独、戦国七雄の征服と天下統一、粛清と圧政、焚書坑儒、不老不死。確かに題材には事欠かない人物ですね。しかし、暴君ではないにせよ、ブレーキの利かない立場におかれると、人間は暴走しますね。

 始皇帝は、後半生は不老不死の仙薬を求めて遮二無二行動するのですが、結果的には手に入りません。当たり前ですけどね。でも、手に入らなくて逆によかったですね。不老不死もありえませんが、永遠の繁栄王朝もないですから。項羽や劉邦にひざまずく不老不死の始皇帝、なんとも滑稽ですが哀れです。

 しかし、彼に関わった人物たちは、みな一様に不幸な最期を遂げていますね。趙での近隣住民(自業自得かもしれないが)、趙太后、呂不イ、ハンオキ、燕丹、緑姫母子、韓非子。そしてなにより、数多くの民衆。

 現在とは社会通念や道徳観も違うにせよ、偉大な先駆者&非情な暴君の二面をよく表現している本でした。

ビジネス交渉術

2009-05-13 00:12:52 | Library
 岡田さんはやっぱり出馬するみたいですね。彼だったら、「雨降って地固まる」になるような気がします。饒舌だけど虚言の多い麻生さんへの対抗馬としては、最高の人選じゃあないかなあ。

 今日は、楽天の試合を見に行くチャンスがあったけど、なんか雨降りそうな雰囲気だったので、遠慮しました。まあ、日ハム戦だったし。しかも、結果はボロ負けだったようで。2位転落になったようで。おそらく、スタジアムは荒れたんだろうなあ。

 さて、引越しその他でなかなか落ち着いて読書できる環境でなかったのですが、ようやく生活のペースが出来上がりつつあります。平静に、読書できる環境だと、我ながら「文化的生活」を実感できます。

 ビジネス交渉術というと、なにかすごくお高く留まっている感じですが、中身は平易な内容でした。まあ、限界値・BATNA・ZOPA・アンカリング・フレーミング・心理バイアス・勝者の呪縛など、専門用語らしいものも出てきますが、これまでの人生でほとんど体験済みのことなので、学校で公式を暗記させられるのに比べれば、どってことありません。

 読書生活、再開して続けたいですね。