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ぺらんのかんがえごと

ぺらんの日常と、そこから考えるつれづれごと

火花

2018-09-17 21:19:36 | Library
 実に3年以上ぶりの更新。もう、10年近く更新していない感覚だったけど、意外と経ってなかった。この間、何があったかって、そりゃいろいろあって、ここにも書ききれないくらいだったんだけど、最近なんとなく落ち着いたのと、ツイッターって、やっぱり好きになれないのと、あとちょっとして気まぐれで、再開してみました。誰か、万が一、もしかしたら、見に来てくれているかもしれないしね。

 そんな近況報告はおいおいするとして、153回芥川受賞作を読んで、です。これもう3年前の作品なのね。当ブログの3年ぶりの更新とは、たまたまの一致ですけど。又吉(先生?)って、ミステリアスな雰囲気を感じてはいたけど、やっぱり人を理解するのって、その人の文章を読むのが近道ですね。そんなに長くないから、都合2~3時間程度で読んじゃったんだけど、偉人・変人っていそうでいないけど、ブレないよね。破滅思考の人、好きだわ。

 わしの親友で、お笑いじゃないけど芸能の世界に生きる人いますが、話を聞いてると大変ですよね。入門から下積み10年、その後、一人前の身分になるのはいいけど、決まった休みもなく、仕事は不規則で、毎日毎回が真剣勝負。自分じゃなければ、かっこいい生き方だけど、本人のストレスとかはいかばかりか・・・

 話がそれましたが、火花・・・。読み進めるうちに、途中から「花火」かと誤認していましたが。最初から、花火がでてくるからね。火花、そうかスパークか!って思ったのは、巻末の著者エピソードも読み終わってからでした。

できる人の脳が冴える30の習慣

2012-03-07 00:14:37 | Library
 今夜も、飲んでしまいました。いやあ、春の気分って、いいですねえ。なんかこう、心のガードも緩くなるような、財布も緩くなるような、そんな感じです。しかしこのところ、飲んでばっかしだなあ。今日こそは、運動しようと思ってたのに・・・

 著名な脳科学者の先生が書かれた本なのですが、そんな難しいことはかかれてなく、むしろ「これ実践してるわ」みたいなものも結構ありましたね。かといって、自分が「できる人」とは思えないのですが。

 そうそう、この中で「毎日ブログでもツイッターでも、日課的にこなしたほうがいい」と書いていたのは、ちょっとうれしかった。特に、特筆すべきことがない日にこそ、何かを記すという作業が重要みたいね。まさに、日ごろのこの駄文続きのぺらんには、天啓のようなメッセージでした。そうなのよ、たいしたことがなかった日にブログを更新する勇気が、大事なのよねえ・・・なんて。

風呂読書

2012-02-20 00:37:46 | Library
 日によっては、100通近い「迷惑メール」が来るんですが、これってやっぱりどこからか情報が漏れているんでしょうねえ。中には、個人名が入っていたりするのもありますから。まあ、99%がセキュリティソフトによって捌かれているのでほとんど煩わしいことはないのですが、よくやるよね。

 ここのところ、ハマっているゲームのせいで、録画番組や借りていた本が溜まりっぱなし。まあ、録画のほうは急がないのでしばらくストックしておくとして、本は期限があるからね。ペナルティがないとはいえ、延滞するのはどうも気が引けるし。

 ということで、今度は取りつかれたように読書モード。中でも、お風呂で読書ははかどりますね。ぺらんは1時間くらいお風呂にいるので、その時間を有効に使えるのはうれしい。ちょっと手が冷たいのが問題ですが。

 こんなニーズも少なからずあるでしょうから(少なくても日本では)、お風呂で使えるタブレット端末なんていうのが登場するのも、意外と近い将来なのかもね。

 ああ、防水タブレットだって・・・もう発売になっているんだね・・・さすが

1Q84

2012-02-01 00:22:39 | Library
 いよいよ、2月です。木曜日は、ついに大阪にもマーク。去年も、たしか2月に入りたてに積雪をくらって、大変な目に遭いました。まあ、あらかじめ降るとわかっていれば、対策も取れそうですけど。このが、この冬の寒さの底になるかな。雪の女王も、ここしばらくが腕の見せ所かしら。

 先週から、やっとのことで「1Q84」を読んでいます。500ページくらいあるハードカバーが、全3巻。結構、読み応えがありますが、ページ数の割にサラサラ読めます。書物を音楽に例えるならば、主旋律に相当する文章の華麗さや美しさのほかに、リズムともいうべき、読み進めるテンポの良さ、この2つが優れていればいるほど、一般的にはいい本、面白い本と言われるような気がします。もちろん、中には難解でわざと不可解な書き方をしているものもありますが、必要以上に文学作品に脳エネルギーを使うのはどうかなと思ってしまうので、好んでそういう本は読まないことにしてます。

 平たく言うと、ここ数日は「1Q84」にハマっていて、先週末は部屋を換気するのも忘れて読み進めていたら、軽い酸欠になったみたいな症状でした。今度からは、図書館か喫茶店で読もうかな。有線みたいな音楽が身近にあれば、自宅でもいいんだけど。

日本人の知らない日本語

2012-01-13 00:16:10 | Library
 「枕」「昆布」「山」「ロウソク」・それぞれの数え方、わかりますか?ひとつ、ふたつ・・・じゃなくて。

 ちなみに、ぺらんは全くわかりませんでしたが、これは常用日本語なのでしょうか。かなり難しい部類だとは思いますが。

 こういうのはともかく、無視する意の「シカト」や、「ピカイチ」が元々は花札に由来する任侠用語だとか、いまでは絶滅危惧種となった変体仮名など、トリビア的な話題もあって、面白いですよ。

 丁寧語といわれる、「~です」「~ます」は、江戸時代の芸者言葉から来ているそうです。昔の歓楽街での言葉が、いまや標準語。いつの日か、ケータイの顔文字も公用語になっちゃったりするかもしれませんね。

 さて、冒頭の答えは、下の通りです。コミック調の本なので、1時間くらいでかるーく読めちゃいますよ。(出典:「日本人の知らない日本語」㈱メディアファクトリーより)
 枕:基、昆布:連、山:座、ロウソク:挺

獅子の座

2012-01-08 00:45:18 | Library
 ちょっと遅い初詣として、土曜日は京都へ行ってきました。京都はいつ行っても観光客で賑わっていますが、3連休の初日とあって、いつも以上の混雑でした。今回は鹿苑寺初詣と、ついでにランチは天下一品本店を初体験してきました。ぺらんが着いた時には、もう午後2時をまわっていたんですが、それでも店内はほぼ満席。20台くらいある駐車スペースも、ほぼ満車状態。

 でも、スタッフはそんな状況も慣れたもの。ラーメンは割とスムーズに出てきたし、やっぱり本店はおいしかった。あの独特のこってりスープ、いつも食べているものよりもコクがあって、大盛もするっと食べちゃいました。確かに、本店まで来る価値はあるかもです。

 ちょうど年末年始にかけて、平岩弓枝氏の「獅子の座」を読んでいたのですが、この影響で、年始は鹿苑寺に行ってきました。言わずと知れた、「金閣寺」。広義の室町時代は230年以上ですが、南北朝時代や戦国時代を除いた、狭義の室町時代となると、100年もありません。その短い室町時代の最盛期を築いた足利義満の物語。個人的には、室町幕府があの弱体な政権基盤で曲がりなりにも15代存続しえたのは、初代・尊氏の徳と3代・義満の合理的手腕によるところが大きいと思っていたのですが、まさにそれを解説するような内容。また、若年期の義満を補佐した名管領・細川頼之についてもよく描かれていて、面白かったです。

 足利義満というと、天皇・上皇の位を脅かした、不心得者のイメージがありますが、この作中にあるような義満の想いは無視できません。でも、ナイーブな問題なだけに、これほどの人物がなかなか大河ドラマなどで取り上げられないのも残念ではありますが、ある意味納得です。

 いずれにしても、中世日本の京のみやこが最も輝いていた時期が、金閣が光り輝いていたのと同時期であることは、間違いないですね。


(1枚目は金閣正面から。2枚目はそれよりも建物に近づいたところ、ほんの少しの時間陽光が射した瞬間。)

 金閣の金光は、後の秀吉時代のような下品さがなく、義満時代の北山文化の隆勢、気高さをよく表現していますね。特に、晴れた日の水面に映る逆金閣が素晴らしい。

 ちなみに、金閣でひいたおみくじ、結果は「吉」でした。吉って、大吉の次の吉順なんですってね。たしかに、ポジティブな解説が書かれてましたよ。2012年の前途にも、輝く陽光があるように、祈ってきました。

世相

2011-12-14 00:17:39 | Library
 昨日だったかな、2011年を代表する「今年の漢字」一文字が選ばれ、「絆」になったそうです。てっきり、「震」とか「災」かなと思っていたんですが、実はこれらどちらも過去選ばれているものだそうで。というか、今年と区切るにはまだまだ課題が多そうなこの話題だったので、逆に「絆」にしたのかも。

 年も押し迫ると、来年はどうなるとか、今後の行く末は・・・なんてちょっと先のことに考えが及びますが、これに関連して、年末年始に読もうと思っている本が2題。
・2012年 資本主義経済大清算の年になる
・ローマ人の物語

 上は、まさしく翌年の世相を言い当てるのかどうかのテーマです。題目としては、ぺらんの考えとほぼ合致しています。どう考えても、先行き行き詰まりそうですよね。旧来型の資源収奪型の成長は、もうそろそろ見込めないかと。かといって、太陽光とか風力、果ては核融合エネルギーの実用化には、まだ時間がかかる。結局は、ここ数年か数十年は、技術革新の過渡期になるのかな。ってことは、この停滞・混沌状態がしばらく続くということですか。まあ、予想がはずれることを願います。

 下の「ローマ人の物語」は、ハードカバーで15冊、文庫本だと43冊にもおよぶ大作。直感的に、読み応えがあって面白そうと思っていますが、いったいいつ読み終われるのか。治乱興亡と栄枯盛衰の全てがわかるかなと思っています。

 途中経過はまた、この場にてご報告したいと思っています。

電子書籍が紙に負ける5つのポイント

2011-06-07 00:21:43 | Library
 アクオスフォン(スマートフォン)を買っていろいろと世界が画期的に変わったことがあったのですが、やはりネット環境の飛躍的な向上と、ニュースなどの閲覧が非常に容易になったことは大きいです。ここしばらく、新聞を読むという行為から遠ざかっていたのですが、紙面ではないにしろ、リアルタイムで今起きていることを把握できるようになったことは、素晴らしいことです。

 それでも、この電子書籍が紙書籍に劣るポイントがある、という記事がありましたので、紹介します。
1)読了へのプレッシャーがない。

2)購入した本を1カ所にまとめられない。

3)思考を助ける「余白への書き込み」ができない。

4)位置づけとしては使い捨てなのに、価格がそうなっていない。

5)インテリア・デザインにならない。


 些細と思われることもあるんだけど、なかなかに紙書籍の「意義」を言い当てているように感じました。そうなのよ、本とかCDって、読んだり聴いたりするために買うんだけど、そのあとのラックでのインテリアとしての存在感のために金をかけるという側面も小さくないからね。

 おそらく、レンタルの電子書籍なんていうのも、今後はより一般化するのではないかと思いますが、いかが

太平記

2010-11-07 01:28:12 | Library
 ここしばらく、「太平記」に熱中してました。本やTVドラマなど、いろいろです。一番有名なところだと、原作を基に大河ドラマにもなった、吉川英治のものがありますね。

 大河ドラマで言うと、1991年に放送されたものが、今はDVDで出回っていますね。これも、大河史上に残る傑作だと個人的には思っているのですが。

 太平記の面白さは、なんといっても個性的な人物が、それこそ戦国時代にも劣らないほどたくさん登場するところですね。一応、主人公的な人物は足利尊氏なのですが、なんといっても当時の後醍醐天皇を否定して自分の朝廷を作った人物なので、長らく歴史上の朝敵扱いにされていた人物です。実際、ぺらんが義務教育を受けた頃の社会科・歴史の教科書にも、なぜか室町幕府初代将軍・足利尊氏の名前が薄っぺらくしか出てなくて、大河ドラマを見ていた自分としては、「何でだろう」という疑問がありました。周りでも結構、室町幕府を開いたのは足利義満だとおもっている子が多かったりして、ね。

 個人的には、足利尊氏には確固とした政治理念や社会信念がなかったことが、南北朝対立と幕府成立以降の足利家内紛の原因だと思っているのですが、後醍醐天皇の失政など、いろいろな外的要因も重なっていますね。でも、敗れても味方が集まってくるあたりは、尊氏にはやはり武家の棟梁としての魅力があったんだろうけどね。

 ちなみに、ドラマでの尊氏は二枚目の真田広之が演じていますが、実際の尊氏はそうでもなかったみたい。そのあたりも逆に、親しみやすいというか、魅力的だったのかもね。

生命保険募集人試験

2010-07-20 00:04:12 | Library
 3連休ももう終わり。天気が良くて暑かったけど、夏らしくていい連休でした。

 そんな3連休最後の日は、生命保険募集人資格の勉強でした。試験がね、木曜日にあるんですよ。昨日から、わずか5日間での突貫工事。200ページのテキストは、読むだけで疲れました。100ページもある予想問題集は、しばらく解いていると、飛び出したくなる衝動に駆られました。1時間半の直前対策DVDは、見ている途中で昼寝してしまいました。

 まあ、あまり仕事では役にたちませんが、一般教養としてはためになりますね。うまくできてるんですね、保険の仕組み。まあ、本職になろうとは思いませんが。保険やるくらいなら、デイトレーダーのほうがまだ性にあっていると思いますし。

 今週は、暑くなりそうですね。ここのところ、大阪よりも東京とか仙台のほうが暑かったらしいですが、いよいよ週後半は大阪でも猛暑日連発らしいです。う~ん、体が溶けていくかも・・・適度に息抜きながらやるしかないですね。

学・経・年・不問

2010-03-23 00:28:08 | Library
 いよいよ仙台最終週。送別会の傍ら、引越し準備をすすめないといけません。まだ荷造りはなにもしていないんだけど、去年の要領もまだなんとなく覚えているので、なんとかなると思って構えています。引越しって、大きなウェイトはごみすてだと思うので、日頃からこまめにいらないものを捨てていてよかったという感じです。けど、ぼちぼち始めましょうかね。

 学歴がなくても、どんな経歴でも、年齢に関係なく競争できる舞台、それがセールスマンですね。確かに、やはり多少の有利不利はあるようですが、お客さんの前では誰もが一人の人間。お客さんに気に入られるのも、話を弾ませるのも、次回の商談の約束をもらうのもすべて、個人の力量ですね。

 本作では、二人の主人公が登場しますが、良くも悪くも正反対の二人です。勇み足と鈍重・・・昔話的にいえば、ウサギとカメ。童話の世界では、最後にはカメが笑うんだけど、セールスの世界ではどうかな?

 当然だけど、どんなお客さんにもウケるセールスマンがいるわけがなく、それでいて営業成績っていうのは、厳然として数字で出てくるんですね。このあたり、結局はケースバイケースなんだろうけど、果たして要領がいい人間が先んじるのか、人柄の良い人間が勝つのか・・・セールスマンのぺらんにとっても、考えさせられる興味深い1冊でした。

宋の太祖・趙匡胤

2010-03-04 00:02:39 | Library
 毎年、この季節になると、寒さにやられて耳がひび割れするのですが、最近その部分が気になってひびをはがしたりしているうちに、膿みたいなものが出てきてちょっとヤバイ。別に傷にはなっていないようで、痛みがあったり、血が出るわけじゃないんだけど、特に寝るときになるとかゆいんですよ。そのため、なかなか眠りが浅いまま、ちょっと寝不足気味。傷薬を塗って、早く直すしかなさそうです。

 さて、本書は中国史で最も人気の高い宋王朝を開いた男・趙匡胤と、彼に天下統一の志を与えた二人の男・鄭恩と柴栄の物語。結構読みやすくて、面白い時代小説でした。

 宋王朝は、その前の唐王朝とならんで、中国史で最も好かれている王朝らしいのですが、なんか戦後日本と似ている感じがします。文官・官僚の権力が強く、対外的には「カネで平和を買う」政策を取り続けてなお、300年という長い統治を成功させたあたり、日本とカブりますね。

 この太祖・趙匡胤、軍人上がりなのに、極力軍事行動や虐殺・流血の自体を避け、統治に際しては文治主義を徹底するなど、なかなか魅力的な人物です。皇帝になってからも、臣下と分け隔てなく宴会したり、気さくな人物だったらしいですね。

 こういう痛快伝記を読むと、ちょっと爽快な気分になりますね。このモチベーションで、明日もがんばります。

総会屋錦城

2010-02-16 00:06:54 | Library
 オリンピックは盛り上がってますが、やっぱり遠いメダル・・・今日のノルディック複合しかり男子モーグル然り、見せ場は存分にあるんだけど、結局はメダル圏外。でも、若い人が出てきたから、今後にも希望がありそうですね。

 で、明日のメインは男子スピードスケート。なんでも、メダル候補が全部で10人もいて、実力伯仲。しかも、そのうち日本人は3人もいるらしい。う~ん、どうかなあ、このところ、世界の壁を見せつけられているので、結構困難な感じもしますが。わかりやすい競技なだけに、スパッと決めて欲しいです。

 総会屋・・・一時期を風靡した単語ですが、最近は下火ですね。でも、個人投資家が確実に増えている現代、目立たないようでも彼らの存在は確実に雰囲気をつくっているのでしょうね。うちの会社も、総会の直前は結構ピリピリしてるなあ、そういや。

 本書にはほかに、「輸出」、「メイド・イン・ジャパン」、「浮上」、「社長室」、「事故専務」などを収録。サクサク読めたものと、そうじゃないものがありました。個人的には「浮上」や「社長室」が面白かったです。総じて、戦後から高度成長期にかけての上向き基調の時代の日本が舞台なので、今となっては懐かしい時代設定ですね。そうそう、日本の世界第2位経済大国の肩書きは、2009年度で終了になるらしいですよ。これも時代の流れですね。

ノルウェイの森(上)

2010-01-22 00:07:06 | Library
 ワタナベトオルくんは、飛行機に乗って草原へ行く。隣には、憧れの直子がいて、二人は一定の距離をもって歩いている。二人は、草原にあるという、底なしと思うほどに深い野井戸の話をする。ワタナベくんは、今もその風景を思い出す。

 ワタナベくんは大学入学後、学生寮と呼ばれる共同住宅で、どちらかというとつつましく暮らしていた。ある日、移動中の電車の中で偶然直子に会い、その日以来、二人は休日になると二人で東京の街を散歩するような関係になる、一定の距離を保って。

 やがて、直子は忽然と姿を消す。ワタナベくんは何度か手紙を送り、やっと彼女のいる、京都の山奥の療養施設へたどり着く。そこでは何かしらの病・問題を抱えた人たちが、先生となり生徒となって、人里から一線を画して住んでいた。ワタナベくんと直子、それに直子の同居人・レイコさんは二晩を過ごし、彼は直子の影の部分を知る。

 いーなー、大学生。金はないけど体力はある。ありあまるエネルギーを各々の方向にむける、各個性。やっぱり、突撃隊みたいなヤツって、どこのキャンパスにもいるんだね。ぺらんの大学にもいたね。個人名はまずいけど、牛乳パックを持って講義室に登場して、歩きながらラッパ飲みしてるやつとか。今でも、思い出して笑っちゃうわ。

チンギス・ハーンの一族④

2010-01-20 00:07:43 | Library
 名将・バヤンに率いられた他民族混成軍の元軍は、水辺の多い江南の戦いに苦戦しながらも、ついに南宋の首都・臨安を攻略。皇帝の周りで権力争いをする士大夫と、地方で実力をつけた軍閥との抗争・内紛が、南宋末期の国力を損耗させたといえるでしょう。忠臣・文天祥はなおも南部の拠点で反元の戦いを続けますが、ついに崖山の一戦で南宋は滅亡。南宋の遺臣・水軍は、元に吸収され、厚遇されます。

 南宋を撃滅し、高麗を屈服させた元は、いよいよ日本征服を実行。二度目の日本侵攻では、圧倒的な大軍で九州に向かいますが、日本軍の準備と頑強な抵抗のため、戦況はかばかしくないところへ、カミカゼ襲来で元軍は壊滅。その後は、モンゴル帝国内の諸国抗争のため、フビライは日本再征を断念します。

 チンギスハーン以来の大ハーン位も、フビライで5代目。彼はチンギスの孫の世代に当たります。モンゴル帝国の大ハーンでありながら、中国風の「大元」という国号を用い、初代皇帝となったフビライ。一方で、東西に拡大した帝国では、中華思想・キリスト教・イスラム教・モンゴル国粋主義等の各派閥に分かれ、実質的な分裂状態になっていきました。

 比較的平和だったフビライの治世の後、元は後継者や臣下に恵まれず、衰退の道を歩みます。フビライの死後70年、中華統一王朝の歴史としては短命な、約100年の治世は終焉を迎え、元は北走します。同じように、西のモンゴル諸国も衰亡・解体し、チンギス・ハーンの世界帝国は泡と消えます。

 それにしても、4巻のペースが落ちました。ほぼ、通勤のときしか読まなかったので。正味、1ヶ月以上も「チンギス・ハーンの一族」を読んでいたことになります。今まで、中国史は宋までしか読まなかったので、このシリーズはちょっと面白かったですね。宋っていう国は、なんか今の日本と似ているな、って思ったりして。

 明日も春の陽気。ここのところ、冷えきった体には、つかの間の休息だね