2.労働衛生管理
第1節で述べたように、職場における健康障害はさまざまな要因で発生
しますが、その防止対策は、「労働衛生の3管理」によって進められます。
労働衛生3管理とは、「作業環境管理」、「作業管理」および「健康管理」です。
(1)作業環境管理
作業環境管理は、作業環境の状況を測定することなどにより正確に把握し、
局所排気装置の設置などにより作業環境中の種々の有害原因を取り除いて
適切な作業環境を確保することを目的に、
① まず、有害要因を確定してその要因について的確な作業環境測定を行い、
② その結果を評価して、
③ 局所排気装置など各種の設備の設置・改善や、適切な整備を行い良好な
作業環境を維持していくことである。
また、これらの設備の作業前および定期の点検の励行も重要な項目です。
このように作業環境管理は、作業環境の測定そのものが目的ではなくて、
その結果の評価に基づき必要な措置を講じ、良好な作業環境の実現と維持の
ために行うものですから、測定を作業環境測定機関に委託する場合も、職長の
立場として、結果を正しく把握し、措置を実施することが必要です。作業環境
測定のフローシートを以下に示します。
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