1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

効果的な指導・教育を進めるための6つの手順-(5)について

2018-09-17 10:04:26 | 日記
(5)教育実施

 指導・教育を実施する段階では、「良い教え方」で教えます。「良い教え方」は
4段階法あります。
「① 導入、動機づけ」
「② 提示(説明)またはやってみせる」
「③ 適用またはやらせてみる」
「④ 確認または教えた後を見る」
という4つの段階を順に進めていくことが、効果的な教え方です。これは
OJTで技能や態度を教えるときも、教室で知識を与えるときも同じです。

 第1段階は「① 導入、動機づけ」の段階です。
 まず、挨拶と気楽な会話で打ち解けた雰囲気をつくります。次に、これから
教える内容とスケジュールを簡単に説明した後、それを教わる相手にとって
どんなに重要で意義のあることかを話して、学びたい気持ちにさせます。
さらに質問して、そのことについて知っている程度を確かめて次の段階に
入ります。

 第2段階は「② 提示(説明)またはやってみせる」段階です。
 1つずつ区切って説明またはやってみせて相手に納得させます。重要な
ポイントは急所として取り上げ、なぜそれが急所になるかを説明して記憶
させます。相手が理解したことを確かめながら進め、理解が不十分だと
思ったら繰り返して説明します。

 第3段階は「③ 適用またはやらせてみる」段階です。
 説明したことや、やってみせたことを相手が習得する段階ですから、
技能の習得であれば習慣的にできるまで実際にやらせて習得させます。
また、知識の習得であれば、討議のテーマを与えて討議させ、討議の過程で
習得したことを確認する。もちろん、誤った手順や不十分な理解があれば
修正しなければなりません。

 第4段階は「④ 確認または教えた後を見る」段階です。
 教えたことが作業の現場で実際に正しくできているかどうかを確認する
段階です。技能の習得であれば、実際に作業について仕事の出来栄えは
どうかを見ます。知識の習得であれば、報告書や記録のつけ方などで正しく
理解しているかを確認します。この段階で、もし不十分なところがあれば
追指導を考えます。

 このように、4段階法に従って実地すると教育効果が期待できます。

 次に「教えるときの8原則」を取り入れて教育を実施することを
心がけます。


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