タンポポに限らず私は花を過ぎた後が好きだ
今にも朽ちていくその瞬間が好きだ
前にも述べたが別に耽美主義者ではない
あらゆることに怒ることをいつの間にか私はやめている
怒ることが人生に必要なのだろうかとさえ思うようになっている
昔はよく怒っていた
自分の意に反することすべてに憤りを感じていた
それを表に現わしていた
今の私は怒るふりをすることはあれど心から怒ることはない
幼少時に亡くなった母の遺品の中に一枚の紙きれがあった
母の面影すら覚えていないがその紙切れには
「何事も横にするのは悪けれどこの字ばかりは横にしておけ」と書いてあり
「腹」と言う字が横に書いてあった
祖父(母の父)が嫁入り時に持たせたものらしい
今はそれは無い 母の写真一つない
すべて抹消されている
そこまでする必要があったのかな?
今にも朽ちていくその瞬間が好きだ
前にも述べたが別に耽美主義者ではない
あらゆることに怒ることをいつの間にか私はやめている
怒ることが人生に必要なのだろうかとさえ思うようになっている
昔はよく怒っていた
自分の意に反することすべてに憤りを感じていた
それを表に現わしていた
今の私は怒るふりをすることはあれど心から怒ることはない
幼少時に亡くなった母の遺品の中に一枚の紙きれがあった
母の面影すら覚えていないがその紙切れには
「何事も横にするのは悪けれどこの字ばかりは横にしておけ」と書いてあり
「腹」と言う字が横に書いてあった
祖父(母の父)が嫁入り時に持たせたものらしい
今はそれは無い 母の写真一つない
すべて抹消されている
そこまでする必要があったのかな?