私は粒金を主な技法として作品を制作しているのですが
「カンティーユ」という技法を粒金と組み合わせて
作品を作ることも多々あります。
カンティーユはそもそもフランス語で
「刺繍のための金銀糸」を意味します。
ジュエリーの世界でのカンティーユとは、
細い金属の線を曲げ溶接しながら
レースのような模様に仕立てていく技法のことをいいます。
ヨーロッパでは1840年ごろまでは金銀糸が希少であったため
多用されていた技法です。
細い線で作るので、少ない地金でボリュームのあるジュエリーが
作ることができるからですね。
細いプラチナ線を曲げてデザインを形づくっております。
そこに粒金を組み合わせることでより華やかさが増します。
これだけボリュームがありますが、線の細工ですので
とても軽いこともカンティーユの利点としてあげられますね。
プラチナは、金や銀よりも重たいのでカンティーユを使うと
とても軽やかな(実際軽いのですが)デザインとなります。
なるほど
カンティーユ技法誕生の裏には
- 金の希少性の高さ
現在も 貴金属の価値は変わらず高いのですが・・・ 手間がかかるアンティーク技法の再現に 挑戦する職人が育たないのです。
これほどまでに手間と時間を惜しまず、 困難な工程を乗り越え やり遂げる ”肝が座った職人” が 少なくなってしまったという事です。
- 怪人TEZUCAは 日々 物つくりに挑戦しております。
- 物をつくる情熱は 無限ではありませんので・・・
- 皆さまからの 温かい応援メッセージが力となり、 頑張り抜けるのだと思います。
怪人は “誉められるのが好き” です。(皆 一緒ですよね)
私は 鬼の検査官 ”鬼検” ・・・ 嫌われ者です。
皆さまから TEZUCAに 応援メッセージを お願いいたします。
粒金ホワイティー 店長 片口 由美 (公休 月曜日)
http://www.newotaniarcade.jp/si-ryukinwhity.html
ホテル ニューオータニ 東京 アーケード階
営業時間 11:00~18:30 年中無休
03-3221-4190. info@j-whity.com
NHKは、おっしゃるとおり ”短かった”(笑)ので、巨匠自らの 「カンティーユ」技法のお話を、とても興味深く読ませていただきました。
「グラニュレーション」 + 「カンティーユ」が、いかに 先人の知恵も詰まった 高度で華麗な宝飾技術であることが、とてもよく解り あらためて それらを現代に復元されている事に対し、敬意を表したいと存じました。
これだけ重厚感があるのに 軽いんですね!?
私も、実際に手にとって感じてみたいです。
今、「。。。すぎる」 という言い方が流行っていますが、本当に美しすぎますね! そして、高貴すぎます!!
店長さんの回し者ではございませんが(笑) 、益々の創作意欲を決して衰えさせる事なく、日々 ”凄すぎる” 「美」を産み出していってくださいませ。
現年齢の逆さま(つまりは96歳・・ですね)まで「現役」。この勢いでよろしくお願い致します。(ちょっとプレッシャーですか?笑)
応援メッセージ有難うございます。
イニシャルこそ ” I ・T ” ですが、 元祖[E:punch] アナログ粒金親父に 印刷して ベルさまからの メッセージを 渡します。
ニンマリ[E:confident] すると思いますよ。 間違いなく[E:cat]