滝山コミューン １９７４

滝山コミューン１９７４
講談社

一年も前にこんな本が出ていたのですね。
しかもかなり話題になっていたようで。

舞台となっている「東久留米市立第７小学校」は私の母校。
著者は６２年生まれとのことなので、私の２学年上ですね。
そして私も滝山団地に住んでおりました。

本の内容は班活動から始まり、最終的に学校全体がまるで
コミューンのようになっていくまでの実話を通して、著者が
違和感を持って過ごしていた小学校時代をつづったドキュメント。
小学校時代のことなのに、当時のことが事細かに描写されていて
その記憶力はものすごいです。

同じ学校に通っていてはいましたが、こういったことが起きていた
なんて、まるで感じていませんでしたね。
本当に当時放送されていた少年ドラマシリーズの侵略ものの
ようではありませんか。
自分のすぐそばでこのようなことが行なわれていたんですねぇ。

それはともかく、東久留米周辺の描写や学校の描写が数多く
書かれているのがうれしいですね。
学校の隣にあった白山公園、団地内のこと、氷川神社や、
鉄道・バスのことなど・・・

先生の名前は仮名にしてあるそうですが、朝礼の時に「鬼のパン
ツ」をやっていた先生には見覚えがありますよ。
それと中に登場する図工の先生というのは、多分私の１年から３年
までの担任の先生ですね。
版画で有名な先生で、画集を作ったりもしました。

６年の夏休みに青梅に引越してしまったので、同級生とは音信不通
です。
３０年以上帰ってませんけど、団地の様子とか知りたいですね～。