Daily records

日々の出来事の記録。そして、趣味の絵描きなど、綴っていきます。

擬音語・擬態語。

2022-10-09 19:32:26 | 日記

今日は、散歩の日だそうです。
10月9日 日曜日。

「て(10)く(9)てく」と読む語呂合わせから(笑)
記念日は2015年(平成27年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

目的地を定めずに好奇心を持って、「てくてく」街歩きを楽しむ『散歩』は街の新たな発見にもつながるので良いですね。
( ´ ▽ ` )ノ
残念ながら今日はあいにくの雨だったので…外での散歩リハビリはできなかったんですけど…。

ちなみにこの発祥元はというと…
東京は渋谷です。

単純に渋谷駅周辺を指すのではなく、渋谷区や近隣の地域を含めた広域渋谷圏を指す。
シブヤには渋谷ヒカリエや109などの誰もが知っているランドマークだけでなく…
区内の各地域に、たくさんの商店街や、歴史・文化的施設、公園など…
『てくてく』『ぶらぶら』歩く「散歩」を楽しむことのできる魅力があふれているので…
まぁ、認定・登録されたんでしょうね。
そんな今日10月9日は『てくてく日』でした(笑)
(^。^;)

 

さて!
今日は、朝日新聞の天声人語より【擬音語・擬態語】について少し。

平安時代にまとまった今昔物語集を開くと、表現の豊かさが目にとまります。

乳飲み子は女の幽霊に抱かれて『いがいが』と泣き…
走り去る子どもの後ろ髪は『たそたそ』と揺れる…

まぁ、現代なら『いがいが』ではなく「おぎゃあ」
また『たそたそ』ではなく「ゆさゆさ」と言うところですけど…。
(◎-◎;)

単語の一つ一つに消長はあれども、当時も今も同じ音を繰り返すのが基本型だと日本語学者の山口中美さんが言っておられました。

ちなみに、昔の犬は『びよ』と鳴いていたそうですよ(笑)
( ̄▽ ̄;)

あと…「うっかり」などの『○っ○り』型は、鎌倉・室町時代からで…
「どかーん」などの『○○ーん』型は、江戸時代になってから現れたそうです。

型から外れていなければ、擬音語・擬態語は新しく作れそうですね?
「そおっ」のような擬態語は、古くからあったそうで。。。

まぁ思えば、詩人たちは、その達人ですね?

中でも中原中也の『サーカス』というタイトルの詩の「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」のフレーズはとても有名ですが。。。
サーカス小屋のブランコの揺れが目に浮かぶほどの表現だと思う。


【中原中也】
日本の詩の歴史の中で…
詩人を目指す人?または。詩が好きな人なら避けて通れない巨匠。
代表作は『山羊の歌』。
処女作です。
30歳の若さで亡くなりましたが。。。


では、「サーカス」を紹介します。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

幾時代かがありまして
茶色い戦争がありました

幾時代かがありまして
冬は疾風吹きました

幾時代かがありまして
今夜此処でのひと盛り
今夜此処でのひと盛り

サーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ

頭倒さかさに手を垂れて
汚れた木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

それの近くの白い灯が
安値いリボンと息を吐き

観客様はみな鰯
咽喉が鳴ります牡蠣殻と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

屋外は真ッ暗 暗の暗
夜は劫々と更けまする
落下傘奴のノスタルジアと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
ちなみにこちらは『サーカス』の朗読です。
↓↓↓↓↓
http://aozoraroudoku.jp/voice/rdp/rd822.html

このように、中原中也の詩は耳で聞いたり口ずさんだりしたときに心地よい響きがありますね。
その響きを生み出しているのは、まずオノマトペでしょう?
あとは、五七調の言葉のリズム。
詩に込められた切実な痛みや苦しみ?にもかかわらず、、、
それらが一体となって、心の奥底の風景を…
それで、柔らかい響きで独特のゆらぎを描き出しているんでしょうね。

ということで、今日は擬音語・擬態語から中原中也の詩までの話でした。


★★★★★★★★★★★★

今日は落書きは特になし。

ですが…昨日描いたのがあるので、載せておきます。

 

 


特に誰?というものではありません。
タイトルを付けるなら…『猫と女』でしょうかw


あと…
ディールームにある色鉛筆を借りて着色した落書き。



試しに色塗りしてみました。

以上。

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
(⌒人⌒)

 

 

 

 



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