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久しぶりにSV650Xに乗って、Ducati Cafe Racerとの色々な違いを再認識。ここで改めて 今 自分が所有しているミドルクラス カフェレーサー 2台を自分なりに比較しておこうと思います。
まずは 『外観』から。。。
両車共にセパハンと控え目なメーターカウルを備えたThe カフェレーサーなスタイル。Ducatiには標準で お約束のバーエンドミラーも。個人的には どちらもドストライクなデザイン。方や 全身おおよそ漆黒でまとめられ、もう一方は イメージのイタリアンレッドとは異なり、往年のワークスマシンをオマージュしたというシルバー&ブルーの稀有で洒落た配色。SVは硬派で漢なデザインでDucatiは洒落たイタリアンデザインといった印象ですね。何度も言うけど、どちらも本当にカッコいい。ただ、パーツひとつひとつのデザインは明らかにDucatiの方が凝っていて、所有感はDucatiに軍配が上がる感じでしょうか。
次は『動力性能』。。。
どちらもV型2気筒で どちらかと言えば低速トルク重視のエンジンですが、方やSVの650ccに対してDucati 800ccと排気量の違いもあって、低速からトルクがあって高速まで余裕があるのはDucatiの方。とは言え、高速まで終始粒が詰まったようなレスポンス性を持つSVも秀逸。あと、Ducatiはアクセルレスポンスがシビアでラフに扱うとギクシャクしてしまいがちなのに対して、SVは良い意味でレスポンスがダルで少々のラフな操作は許容してくれる感じ。乗りこなす楽しみはDucatiで、気軽に付き合えるのがSV。どちらも捨て難いですね 笑
『音』は というと。。。
どちらもVツインのドコドコとした鼓動が心地好い。SVの方がDucatiよりも より重低音な印象でしょうか。一方で、より高回転まで鼓動が感じられるのはDucatiの方。何故か終始ガシャガシャ音も一緒ですが 笑
ただ、信号待ちの時にヘルメット越しに聞こえる より重低音のVツインのドコドコ感はSVの方が好み。ここら辺りは好みの問題ですね。
『装備』については。。。
これはDucatiの方が圧倒的に上。SVのABSとローRPMアシストのみというシンプル硬派仕様に対し、Ducati Cafe RacerはコーナリングABS、スリッパークラッチにウインカーオートキャンセラーやオプションだけどヒートグリップも。フロント倒立フォークやセミラジアルマスターのブレンボブレーキは標準で装備されてます。あと、バッテリー電圧計や温度計装備も地味に便利なところ。
最後に『乗り心地と取り回し』についてですが。。。
両車ともに おおよそ195kgほどで、大型にしては扱いやすい車重です。一方 シート高はSV650X 790mmに対し、Ducati Cafe Racer 805mmなんですが、何故かDucatiの方が圧倒的に足付きが良い。やはり 実際に跨ってみないとわからないものです。サスペンションはDucatiの方が明らかにソフトで乗り心地良好。あと、同じセパハンだけどDucatiの方が前傾が緩く乗車姿勢が圧倒的に楽ちん。これなら長距離も行けそう。個人的には一番大きな違いかも。
ということで、思いつくままに 今所有している2台のミドルクラス カフェレーサーを比較してみましたが、どちらも 本当によくできた味のあるバイク。一般的には 広く受けることのないバイクかもしれませんが、そこがまた良いところ。これからも大事に付き合っていきたいと思います。
あっ、ハンドリングの比較については、Ducatiを もう少し乗り込んでから追々。。。