Top Page
今週末は長崎でゆるりとした週末。夏の暑さも少し和らいできたので、長崎の相棒SV650Xで ご近所を少しトコトコ。こんなシチュエーションにもバッチリハマるアッパーミドルクラスのバイクが 今のお気に入りです。
思えば、中型をすっ飛ばして大型二輪免許を取得して おおよそ25年。学生時代の原付から いきなり大型のSUZUKI GSX1200 INAZUMAで本格的なバイクライフをスタート。コスパ最高なスズキから、当時の大型の割には扱いやすい車格が決め手の選択でした。
最初は おっかなびっくりの乗り初めでしたが、2回の北海道ツーリングも含め、最も距離を乗った最初の相棒。もちろん1,200ccエンジンのパワー、トルクともに申し分なく、足付きも そこそこ良かったので、ライディングの色々も勉強させてもらいました。4気筒ながら 油冷独特のゴリゴリ感もバイクっぽくて、バイクの楽しさを存分に味合わせてもらった記念すべき最初のバイクです。
そんなINAZUMA 1200とも2回目の車検前にお別れ。経済的にも少し余裕が出てきたところで、本当に自分が欲しいと思えるバイクを購入。それが2台目の相棒、YAMAHA MT-01。
とにかく1,670ccという大排気量Vツインから吐き出される鼓動感とトルクが最高のバイク。この頃 本格的に始めたキャンプツーリングの相棒としても、数えきれないほどの旅を共にした 最高の相棒でした。このバイクとは16年という長い期間を共にしましたが、一方で この間に並行して 同じく大好きな車もランクアップ。
いよいよ念願のポルシェに行き着いたところで、MT-01に乗る機会は激減。バイクへの興味もさることながら、今にして思えば 乗り出しに それなりに気合いのいる大柄な車体も その一因だったかと思います。
さて、転機となったのが、ちょうど4年前の長崎への単身赴任。赴任して1年はセカンドカーで長崎の色々を開拓して時間が過ぎましたが、ちょうど1年経った頃のある日、相方から『長崎で小さなバイクでも買ったら』とのアドバイスが。
最初はMT-01のセカンドバイクとしての位置付けだったので125-250ccクラスのバイクを中心に物色してたんですが。。。(あくまでも自分の好みのスタイルのバイクの中では)どれも個人的にパワー不足を感じたのが正直な感想。
そんな中で、当初の選択肢にはなかったクラスから、たまたま長崎のバイクショップで自分の琴線に触れるバイクを発見。それが 今の長崎での相棒 アッパーミドルクラスのSUZUKI SV650X。
もちろんMT-01に比べると1/3程の排気量なので、音とパワーは控えめながら、アクセルを開ければ 充分なパワーにVツイン独特の小気味良い鼓動感。加えてミドルクラスなりの扱いやすい車重、足付きと ちょうど良いパワー感のバランスが本当に絶妙。少し前までは“バイクは大きいが正義”と思っていた中で、まさに目から鱗でした。乗っていくうちに 本当に気に入って、名古屋に置いてきたMT-01を手放す決心も。
さて、このSV650Xで、アッパーミドルクラスバイクの絶妙さと合わせて カフェレーサーという自分にとっては新しいバイクスタイルの魅力にも気付かせてもらったところで、気になるバイクがちらほら。とは言え、気になるバイクは ほとんど絶版車ばかりだったので、たまにYoutubeやネットで眺めて楽しんでいただけだったんですが。。。
昨年末に これまた運命的な出会いが。今の名古屋での相棒 Ducati Scrambler Cafe Racer。
とにかく自分的には最高なカフェレーサースタイル。Ducatiらしからぬマットシルバーの車体に鮮やかなブルーのフレームも 本当に綺麗。200kgを切る軽量な車体で足付きも上々。更に800ccというちょうど良い排気量のVツイン。自分的には終のバイクにしても良いと思えるぐらい理想のバイクです。
ということで、バイク暦25年にして行き着いたのは、2台ともにカフェレーサースタイルでVツイン、そしてアッパーミドルクラスのバイク。
大型バイクの中でも このアッパーミドルクラスは、扱いやすい車格とパワーのバランスが本当に絶妙。少しバイクから気持ちが遠ざかりかけていた自分に、新たなバイクの楽しさを気づかせてくれました。特に小柄な体格で 加えて相応の歳を重ねてきた自分のようなライダーには、気負うことなく これからも長く付き合っていける、そんな良い塩梅のクラスだと思います。