良心にしたがって

教職員の良心に従った行動と考え

府教委が入学式で新たに二人の教職員を処分しようとしています。

2012年04月21日 17時15分37秒 | 日の丸・君が代強制
 府教委は、府立学校の入学式に関連して、二人の教職員について君が代斉唱時に不起立の事情聴取を行い、4月中にも戒告処分をしようとしています。府教委に対して抗議の声を送ってください。
 この入学式は、大阪府の教育基本2条例、職員基本2条例が成立したことを受けての初めての入学式です。条例では1回目の職務命令違反は戒告(標準)とされるとともに、命令違反者に指導、研修を行うことを規定しています。卒業式の不起立者に先取りする形で研修が押しつけられ、「今後、卒業式、入学式の国家斉唱時の起立斉唱を含む上司の職務命令には従います」という誓約書的な文書への署名が求められましたが、今回はこれが強化される可能性がある。松井知事は認めない教職員は現場から離して研修させると公言しており、誓約書に署名しない場合さらに強い研修が課される可能性もあります。しかし、卒業式の不起立者に対する研修は「公務員は法律等を遵守する義務がある」というきわめて一般的なもので、君が代で起立斉唱しなければならない、思想良心の自由は制限されるという指摘も根拠も何も示せていません。全く説得力もなく形式的なものにすぎません。これで不起立者に「自分の非を認めよ」というのは不可能です。研修というなら、きちんと内容的に納得できるものをすべきでしょう。しかし、そんなことはできないから、命令には従えと力を振りかざすだけなのです。それは思想改造を力で押しつけるだけであり、そんな研修を行うことは憲法の思想良心の自由にあからさまに反します。どこまで教職員の人権を踏みにじろうというのでしょうか。
PS いま府教委が現場を離しての研修を行わない、民法上の不当行為にあたる可能性があると認めたことが報じられています。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120421-00000512-yom-soci
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【抗議先】
抗議先:
■大阪府教育委員会教職員室 E-mail kyoshokuin@sbox.pref.osaka.lg.jp
■大阪府教育委員会教職員人事課
  電話:06-6944-6896
  FAX:06-6944-6897
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■または、教育総務企画課 広報議事グループ
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  FAX:06-6944-6884
  住所:540-0008 大阪府大阪市中央区大手前3丁目2-12 別館5階