大阪府教委は2月19日に再任用希望者に対して、採用通知を校長を通じて知らせてきました。
再任用制度は、定年になった教職員に年金支給までの期間の生活保障として職を提供するもので、従来健康上の理由で職務に耐えないと判断された人以外はほとんどが希望通り再任用されてきました。ただし、ここ数年は府教委が目をつけた教職員に対して意図的に「勤務成績不良」の状況を作り出し、不採用を出してきましたが、それでもごく少数でした。
ことし、府立学校で8人の希望者が再任用拒否(不採用)され、5人が保留になっています。さらに、私たちの耳に届いている限りで8人のうち2人が昨年の卒業式、入学式で不起立の教職員でした。もう一人も意図的と思われる処分を受けている人です。明らかに政治的にねらい打ちをしているとしか考えられません。
3人のうちお二人が20日の夕方に府教委に不採用理由を問いただしに行きました。私たち有志の会やお二人の処分撤回を支援する会の人たち、所属組合や市民の方たち約50人が府庁別館にある府教委に押しかけて理由を聞きました。最初教職員課の職員は、室内は執務しているから廊下で話をしましょうと言い、半時間あまり話をしていたのに、その後、府教委は「話は本人にしかできない」「プライバシーに関わるから、本人が求めても立ち会いは認めない」「府教委側は複数で対応する」と突然傲慢な対応に変更してきました。それならなぜ廊下で話したのかと問いつめると「あれは間違い」と言いながらそれを謝罪もしない始末。さらに、やむなく本人が一人で別室での話に応じても「総合的判断です」と繰り返すだけで、具体的な中身に何一つ触れませんでした。要するに府教委の判断で何でも決められる、説明する必要はないという態度です。さらに廊下で残っていた市民については「庁舎使用規則で退去を求めます」と、本人が話を聞いている最中に建物の外に放り出す対応。
民間では再雇用が義務化され、公務員も遠からずそれが波及する状態の下で、しかも公務についてはきちんとした説明が求められて当たり前の時代に、時代錯誤ともいえるこの対応は何なのでしょうか。府教委の役人はみんな橋下化していっているのかと思わされた一日でした。(つとむ)
再任用制度は、定年になった教職員に年金支給までの期間の生活保障として職を提供するもので、従来健康上の理由で職務に耐えないと判断された人以外はほとんどが希望通り再任用されてきました。ただし、ここ数年は府教委が目をつけた教職員に対して意図的に「勤務成績不良」の状況を作り出し、不採用を出してきましたが、それでもごく少数でした。
ことし、府立学校で8人の希望者が再任用拒否(不採用)され、5人が保留になっています。さらに、私たちの耳に届いている限りで8人のうち2人が昨年の卒業式、入学式で不起立の教職員でした。もう一人も意図的と思われる処分を受けている人です。明らかに政治的にねらい打ちをしているとしか考えられません。
3人のうちお二人が20日の夕方に府教委に不採用理由を問いただしに行きました。私たち有志の会やお二人の処分撤回を支援する会の人たち、所属組合や市民の方たち約50人が府庁別館にある府教委に押しかけて理由を聞きました。最初教職員課の職員は、室内は執務しているから廊下で話をしましょうと言い、半時間あまり話をしていたのに、その後、府教委は「話は本人にしかできない」「プライバシーに関わるから、本人が求めても立ち会いは認めない」「府教委側は複数で対応する」と突然傲慢な対応に変更してきました。それならなぜ廊下で話したのかと問いつめると「あれは間違い」と言いながらそれを謝罪もしない始末。さらに、やむなく本人が一人で別室での話に応じても「総合的判断です」と繰り返すだけで、具体的な中身に何一つ触れませんでした。要するに府教委の判断で何でも決められる、説明する必要はないという態度です。さらに廊下で残っていた市民については「庁舎使用規則で退去を求めます」と、本人が話を聞いている最中に建物の外に放り出す対応。
民間では再雇用が義務化され、公務員も遠からずそれが波及する状態の下で、しかも公務についてはきちんとした説明が求められて当たり前の時代に、時代錯誤ともいえるこの対応は何なのでしょうか。府教委の役人はみんな橋下化していっているのかと思わされた一日でした。(つとむ)