人は事件や事故、目を伏せたくなる様な出来事を、
教訓として深く心に刻んでおこうと思う時がある。
その筈なのに・・・
阪神淡路大震災が起きた日から、今日で14年になる。
去年まで、その時間に起きていたり必ず忘れずにいた。
14年目にして、すっかり忘れてしまってる自分が悲しかったなぁ。
父の弟が六甲に住んでいて家は半壊したけど、家族全員は無事だった。
それでも連絡がついたのは、一週間も過ぎてからだった。
毎朝学校に行く前に、NHKで親族の名前が読み上げられるか、
不安であり、毎日が息苦しくていたたまれなかった。
それなのに、今日はカレンダーを見ても気がつかなかった。
ニュースで追悼の映像を見て、はっとした。
どんなに辛い思いをしても、その気持ち・記憶って和らいだり薄れたりするんだね。
和らいだりすることで前向きになれるし、それは素晴らしいことだとも思う。
思うんだけど・・・
ちょっとなぁ。
嫌なことを一刻も忘れたいと思う時は、
経過がゆっくりに感じ辛く思えたりするのに、
忘れたくない事は時によって、すっかり忘れてしまったりする。
なんでだろうねぇ。
あんな出来事が起こらない事を、心から願います。