It loves such me. 

等身大の來伊羅☆に触れてほしくて・・・  

思い出す

2006年10月10日 | life


10月10日

旧体育の日でした。

この日が来ると、ある男の子を思い出します。


中学3年の時に喉頭ガンで亡くなった同級生です。

中1年の時に同じクラスで後の席だった男の子。

少し登校拒否気味だった私、クラスでは一匹狼で不良にもなる気力もなかったけど

当時、今より染めてなかったのですが、

かなり赤毛で当時は身長も150cmあるかないかでした。

親が成長するだろうと想定して買った制服のスカートが、やたらと長くて、

自然に同級生より上級生が私の周りを囲むようになっていったので、

クラスでは益々浮く存在でしたねぇ・・・

でも、その男の子は気軽にいつも席に座ってる私に話しかけてくれた。

今より内気だったけど、その頃から同性より異性の方が当時、緊張はするものの

気持ちが打ち解けるというか、どちらかと言うと男性の方が、

ピュアな気持ちが強いと自分なりに感じたんでしょう。

今も異性の友達の方が多いかもしれません。

でもみんな結婚したり彼女ができ、

友達と言えど相手は異性とくれば、彼女の方がやきもちやいてしまう人もいるので

職種が解かれば余計に彼女側は警戒されてしまうだろうし、

そんな理由もあって、前より話す機会もかなり減ってしまいましたけど、

彼女の相談など、女性問題で困った時に連絡が来る人が多いです。(汗)

少し話しがそれましたね。

中2になってクラスは別々になり

私の不登校もなくなって中3で受験一色になり、

陸上をやっていた彼の姿が見かけないと気づいた頃、

担任から訃報を聞かされたんです。

それまで、身近な友達など亡くした経験がなかったので

物凄い衝撃を受けたのを、かなりの時間を過ぎた今でも体で覚えてる。

人前で泣く事が一番嫌いな時期だったけど、一目を構わず葬儀でわんわん泣いた。

声を上げて思い切り泣いた。

その直後の10月10日に運動会があった。

運動が好きで優しい性格の彼が居ない、だけどやたら良い天気で

秋の乾いた空気が顔をなでていったのを覚えてる。

毎年その時期が来ると、運動会と彼を思い出す。

私は彼に分け隔てがない気持ちを教えられたのかもしれません。

その気持ちを今も大事にしたいと、強く思ってます。