更新が久々になってしまいスイマセン。
おれはブログにあまりにプライベートな事を自分が書くのはあまり好んでいないのだけど、母の存在は特別だし伝えたいと思うので記したいと思います。
4/1に最愛の母・今井美智子が他界しました。
母はおれが音楽を始めるきっかけを与えてくれた人であり、おれの音楽を最も理解しずっと応援し続けてくれたかけがえのない存在です。
母は恐ろしい病…癌に侵されていたんだけど、5年もの長い歳月、病気との闘いをしました。
4年前に大きな手術をして、その後は病院の緻密で献身的な素晴らしい治療もあり病気の再発・転移を抑えることができていました。
ちょうど1年前くらいに再び体調を崩し始めこの1年は何度も入退院を繰り返してたんだけど、それでも母は病気と一生懸命闘って厳しいながら経過は順調で、病院も家族もまさかいきなりこの桜が咲くころに急死するとは思っていなかった。
本当に1週間前まではとても元気で、急死というにふさわしいくらいあっけなく逝ってしまった。
母はとても趣味が多い人で、実際、母がクラリネットやSaxや歌など音楽をやっていたのがきっかけでおれも音楽を始めるようになったんだ。
音楽以外にも華道や陶芸やガーデニングや、いろいろサークルを作ったり…。
友達も仲間も本当に多くて、明るくてとても行動的でおしゃれ好きで、母のまわりにみんなが集まってくるようなかわいらしい人だった。
そんな母が最も才能を発揮したのが絵だった。
絵というよりイラストといった方がイメージが近いかもしれない。
その独特なあたたかい作風はとてもほのぼのとしていて、色々な人や団体から絵を描くよう依頼を受けてたくさんの作品を描いていたよ。
ここ数年は絵はあまり描いていなかったのだけど、今年1月に闘病中の母に父がプレゼントした水彩色えんぴつで、1月末から亡くなる寸前までのおよそ2ヶ月の間に200点近い…もしかしたらそれ以上かもしれない…絵葉書作品を残しました。
その絵葉書作品は絵と文で構成されていて、母の小さいころの母の地元である山梨での思い出や、父との若いころの思い出、家族との日常を描いたもの、旅行の思い出、それから仲間との素敵な時間…などなど、母の人生の中の日常の楽しい思い出がたくさん書いてある。
この絵葉書たちは母が最も一生懸命病気と闘った時期に描かれているわけだけど、その中には、生きていることの毎日のささやかなたくさんの幸せが本当にいっぱいいっぱい描かれていて、およそ本当に恐ろしい「死」といつも背中あわせにしていた母が描いたとは思えないほど生命力と幸せに満ち溢れています。
「生きる」ということ。
生きている幸せ。
生きていることへの感謝。
毎日毎日って本当にささやかなたくさんの幸せや感動がいっぱいつまってるんだな。
生きていることって本当に素晴らしいことなんだな。
母の作品はそんな生命の躍動・感動、母に関わった人たちへの感謝、そして愛が本当にいっぱい満ち溢れている。
そしてこの絵葉書たちを見る人をあたたかい気持ちや優しい気持ちにする。
きっと母はもっともっと生きたかったと思う。
でも同時に、生きた58年間を、精一杯、本当に毎日のささやかな幸せを全身でいっぱい感じて明るく楽しく全うしたんだと思う。
そんな母がおれの母親であること、心からうれしく思うし感謝してる。
母が亡くなる前の晩、ふとメロディが浮かび、みるみるうちに溢れ出してあっという間に曲が出来た。
この時にはこの数時間後の夕方に母が亡くなるなんて全く思っていなかったんだけど、
メロディのイメージは自分でも意図せずに自然と母の大好きだった色えんぴつの作品たちだった。
曲名は「Lapis de Cor (色えんぴつ)」。
作曲した日付は4/1。母の命日だ。
この曲はおれが母に捧げるというより、母からおれへのメッセージなのかもしれない。
大切に演奏していこうと思う。
そして母・今井美智子の水彩色えんぴつの絵葉書作品たちをたくさんの人に伝えていこうと思う。
必ず何か形にしたい。
おれのこれからの人生のライフワークの一つにしようと思ってます。
花が大好きだった母は、桜をはじめ花が最もきれいにいっぱい咲く季節に旅立っていった。
でも母の生き様やメッセージはこの絵葉書作品に込められている。
これからも母は愛に溢れたこの作品たちを通して人々の心に生きるのだ。
生きているってすごく素晴らしいんだよ。
生きているって本当に幸せいっぱいなんだよ。
毎日毎日って本当にささやかなたくさんの幸せや感動がいっぱい溢れてるんだよ。
毎日毎日って愛がいっぱい溢れてるんだよ。
母からのメッセージをいっぱいに感じて、これからの自分の毎日を最高に楽しもうと思う。
母さん、本当にありがとう!!!!!
亮太郎
4月1日は今井さんにとって一生に一度の、
悲しい悲しい御母様が亡くなられた日だったのですね。
心からおくやみ申し上げます。
そして御母様の御冥福をお祈り申し上げます。
まだまだとてもお若いのに、
そして、豊かな才能をお持ちでいらしたと伺って、大変残念です。
御病気の日々を、優しい貴方はさぞ、たまらなかったことでしょう。
悩んだでしょうね。
でも、こんなに優しく愛してくれた息子がいて、
御母様はお幸せでした。
貴方の音楽を応援して下さった御母様のために、元気を出して!
天国に向かって高らかに歌いましょう。弾きましょう。
一日一日を大切に生きましょう。
御母様はよろこんで下さいます。
私の後輩と知り合いだったとは…いや~、ホントに狭い世の中ですね(笑)
お母様の絵葉書、温かくて素敵です。
私も、「浜辺のうた」の絵葉書を見て涙が出ましたよ…。
『Lapis de Cor』、いつか聞かせてくださいね!
これからもよろしくお願いします♪
心の奥底まで伝わって来ました。
素敵なお母様と息子様。きっと溢れんばかりの愛情に包まれて逝かれたんでしょうね。
「Lapis de Cor 」聞きたいです。
今回のお母様のことは、ウインドで知りました。素晴らしいお母様ですね。
私も結婚し子供を産みました。
だからなのかもしれませんが、三枚目の浜辺のうたの絵葉書を見て涙が出ました。
この絵葉書たちは全て、お母様の思い出なんですね。
亮太郎先輩も、これからも頑張ってくださいね!
(プロフィールの写真を見て…なんか、若返ってません!?)