育児版 黒野コーチのテニスDEポン

ストライダーは子育ての縮図!!
パラリンピアンを育てたテニスコーチが子供をCEOにするまでの必要なこと発信してます。

テニスの大事な5つの順番 Five points that are important in your tennis

2016-07-29 00:18:11 | テニス

ここでは、5つのポイントでお話をします!

テニスの全てのショットを、完成させていくために、目指していく順番があります。

…というか、僕が気をつけていたり、指導するときの目安としたりしています。





① (IN)とにかく入れる

まず、大事なことは、コートに入れるということを目標とすること。
いいフォームや入り方ではなく、入ればいいということです!
フレームショットでもOK!

ここからスタートです!







② (SIDE)左右のコントロール

コートの幅や、人がいないところを、2次元的に把握すること。
そう!隙間に狙えるかどうかとか、相手を振り回すとかをできるようにする。

横の打ち分けは、スイングが安定しないと、あっちこっちにいっちゃうもんね!







③ (LONG)長短のコントロール

今度は、相手を前後に振り回しましょう!ボールの強さでの長さのコントロールではなく、
高さを意識した長短をできる方がいいですね!
これで、相手の振り回すバリエーションがかなり増えます!

ロブやドロップなどを織り交ぜる。少しづついやらしくなってきましたネ!







④ (SPIN)回転でバリエーション

次は、前後左右を色々な回転をボールにかけることで、バウンド後の振り幅を広げます!
スピンで、弾ませる。スライスで、滑らせる。
など、3次元での振り回しに、バリエーションを増やします!

これができるようになると、上級者に一歩近づきます!







⑤ (POWER)それぞれを、パワー&スピードアップ!

①~④ができていないのに、これを求めると、ミスの山を築きます!
一発の快感を求めたくなりますが、じつは、もっと上のいい感覚があるんです。
①~④のショットをどんどん、パワー&スピードアップをして、
高次元での安定を求めていきましょう!

各ショットのパワー&スピードは、慎重かつ着実にしていかないと、悩む原因を作ります。

自分が何ができるのかよりも自分が何をしてあげたいかが重要 The most important thing is what I want to do for YOU

2016-07-19 21:21:25 | テニス

お客様にサービスする。どうしたら、サービスになるのか、考えてみました。


①自分は、お客様に【何ができるのか】だけを始めに考えると自分主体に、サービスを押し付けることになりかねません。


②お客様は何がして欲しいのか、何を喜んでくれるのかを読み取り、その中で【何をするべきか】を考える。この少しの工夫が、なんでもないように感じますが重要な気がします。


レッスンも同じです。

毎回、お客様に同じ質問を繰り返します。「何か困ってませんか?」「調子はどうですか?」すごく大雑把な質問です。レギュラーのお客様にも毎回質問します。


その質問もせずに、レッスンをお客様のために考えて、組み立てたメニューをコートに持って行きそれを遂行する。うまくメニューが行われる様に、そのショットを下ごしらえする。ついてこれないお客様はできない自分を感じて落ちこぼれ感覚でレッスンを終える。その後うまくいかないところをアドバイスする。コーチや他のお客様に迷惑をかけたと感じさせるレッスン。僕は、このグループレッスンを始めにコーチングとして覚えました。
この流れで行うと①の様なレッスンになりやすいんです。何年かぶりに、研修生に簡単レッスンの流れを伝えるためにやってみました。大失敗。笑顔が消えたお客様がいました。そのフォローはキャリアでできますが、一回しか受講しない可能性のある体験レッスンのお客様には絶対にできないでしょうね。
今、絶対にこの流れでしません。グループレッスンをうまくおこなうためのコーチのやりやすいやり方です。

今僕がするレッスンは、その日の全てのお客様と会話をしてから、メニューを落とし込みます。テーマは、初めから決まっていますが、内容をお客様の今日の調子を読み取り作っていきます。これが、②のサービスになると信じてやっています。レッスン以外でもお客様との会話で、考えや要望をインプットしておきます。グループレッスンでありながら、お客様自身のためのレッスンになる様に努めています。


まだまだ、進化できるように頑張ります。この記事を数年後の僕が見たら、まだ若いな〜と言える様に頑張ります。


公益財団法人 吉田記念テニス研修センター 普及部門責任者 黒野龍太

車椅子テニスを通じて Wheelchair tennis

2016-07-13 04:13:33 | テニス

自分が成長出来たと感じるのは、全てテニスという素晴らしいスポーツに出会えたことによるものです。弱い気持ちを払いのけ、気持ちを奮い立たせることができるのも、テニスがあるからです。

なぜ、テニスなのか。(車椅子テニスがメインな記事となりますが…)
自分のテニス経歴を書いたページがあります。よかったら読んでください。ページのネーミングは自分の夢であります。今や車椅子テニスは世界中に広がっていますが、パラリンピック以降にも日本をはじめ世界の方がこれらの選手や関係者がいることを忘れてしまわぬよう…という気持ちからです。
https://m.facebook.com/wheelchairtennis.kurochan/

自分は、会社の一社員ですが、これから世界を動かすことになるであろう会社に勤めています。

毎週、火曜日記事がアップされます。ご期待ください。ご質問やご意見もお待ちしております。

生涯スポーツのテニス・・・コーチ・車いす・僕の人生. My life

2016-07-13 04:12:32 | テニス
「テニスに出会ったきっかけ」
僕が、テニスを始めたのが24歳の時。バイクレース(鈴鹿でロードレース)を、大きな事故でやめてからは毎晩の酒盛り、ビリヤードにはまって・・・身体を壊していました!(実は、お酒強いです。)
それを見かねて、中学の同級生がテニスに誘ってくれたのがきっかけ。ホームセンターの¥5000ラケットでコートに出かけたのが、僕のテニスのスタートです。
その同級生が、色々教えてくれて、彼が僕のライバルになりました!「負けたくない!」・・・チャレンジ精神が燃え上がりました!テニスにはまって、市民大会などなど・・・色々参加していました。テニスファンになったきっかけです。

「テニス愛好家からテニスコーチ 転機」
自営業の仕事から、サラリーマンに仕事を変えようとした時に名古屋のテニススクールでアルバイトを始めました!当時の社長の考え方!に魅せられ・・・社員まで一直線!現在に至ります。
とにかく、テニスの基本のレッスン内容を1から勉強し直しです。繰り返して胸を張ってコートに立つまでは、何度やめようと思ったことか。テニスの実績がない僕は、指導することにプロフェッショナルを目指しました。資格を取る。テニスの練習をする。会話の勉強までしました。お笑いの組み立て方や、ディズニーのサービスまでレッスンに取り入れることで、お客様の笑顔が増えた気がいたします。
テニスが新しい僕の人生の扉を開いてくれました。

「聴覚障がいのある方との出会い」
どんな人でもできる『テニス』を、紹介・お手伝いが出来るこの仕事を天職と考えて、人と人との繋がりを大事にしていける職業だと思ってます。
ある時、聴覚障がいの方がレッスンへ入会を希望され私を訪ねてまいりました。他のスクールにはことごとく断られたそうです。僕も慎重にはなりました。僕がしたのは、断る理由探しではなく、受講してもらうための理由探しでした。
はれて、この方は僕とレッスンをすることになりました。後から聞いたら、この方は、ろうあ者の全日本チャンピオンだったそうです。
手話でのテニスのカウントやジャッジも教えていただきました。テニスのルールが世界共通であるのと一緒で、カウントやジャッジは世界共通なんだそうです。
テニスファンにもっとなりました。

「車いすテニスの方との出会い」
ある営業日、突然、スクールの玄関に車椅子の方が現れました。バリアフリーにもなっていない階段があるところを車椅子から降りて、車椅子を自力で持ち上げきたそうです。彼は、テニスを教えて欲しいと言います。車いすテニスの存在は知っていても指導の経験もなく、お金はもらえないと断るつもりでした。熱烈な依頼をプライベートレッスンで答えるしかないと1週間後のプライベートレッスンを約束しました。
これが僕の新しいテニスの世界を拡げる出来事だったのです。
私は、車いすの動かし方も知らない。どうしたら良いのか、想像がつかない不安で夜も眠れませんでした。サイトで調べると、このキーワードが、「吉田記念テニス研修センター」がヒットしました。当時、斎田悟選手が日本を牽引している頃です。何のためらいもなく、電話していました。「車いすテニスを指導しようと思うんですが、何から始めたら良いでしょう?」不躾な質問だったのですが、すごく丁寧に説明いただき、DVDまで送っていただきました。
自力で玄関を上がってきた彼とのレッスンは、彼の満足できるものとして行うことができ入会したいと依頼されて車いすテニスクラスの開講に至りました。
勉強になった点は、教科書通りにいかないこと、体を使って打ってと言っても体が使えないという、その人の状況を知らないとアドバイスができないというコーチングの基本に気づいたのです。健常者の方にも、この事で、アドバイスが変わりました。僕のレッスンがわかりやすい。というファンが増えていきました。この出来事が僕をさらなるテニスファンにしました。

「公益財団法人 吉田記念テニス研修センター」
僕のテニスコーチのスキルを上げてくれたのは、今までの経験です。それを還元できるのは、車いすテニスの方々だと思いました。自分ができることは、人のためにテニスを通じて笑顔を提供することだと気付きます。48歳の時、新しい職場を千葉県柏市の公益財団法人 吉田記念テニス研修センターに変えました。
あの電話をした8年後です。車いすテニスを通常クラスをたくさん開講して、プロの選手も利用する車いすテニスの聖地です。現在、車いすテニス普及責任者として在籍しております。吉田記念テニス研修センターの普及部門のより発展した形を作りたいと思います。日々精進しておりますが、皆様の応援、ご協力も必要になると思います。今後ともよろしくお願いいたします。経済的に選手などは困っています。スポンサーや資金。少ない知識とでっかいやる気で、テニス界を助けたいと思います。

「夢」
今まで知り合ったスタッフ・お客様・業者の方・そのほかの関係者との出会いは
僕にとって、非常に大事で貴重なものであります。
これからの人生を、テニスに通ずるもので生きていきたいとも考えています。コーチというのは、年齢によりやり方が変わるでしょうが・・・『テニス』が自分のキーワードになってることは確実です。このブログで、知り合った皆さんにも感謝しています。コーチをしながら知り合った皆様にも感謝しています。今まで支えてくれた大事な人にも感謝しています。

僕の人生はどんな風になるのかワクワクしてます。