育児版 黒野コーチのテニスDEポン

ストライダーは子育ての縮図!!
パラリンピアンを育てたテニスコーチが子供をCEOにするまでの必要なこと発信してます。

家族で出来るメンタルタフネスを見ていただいてありがとうございます

2017-04-21 14:01:31 | テニス

「写真は記事とは関係ありません」

家族で出来るメンタルタフネス」を見た方からコメントをいただきました。ありがとうございます。紹介を兼ねて記事にいたします。
http://blog.goo.ne.jp/ryo7black/e/d7c6e40d6bbe9824cfd4354aa04c49b5

(以下、いただいたコメントです。)

早速メンタルタフネスのサイトを拝見させていただきました。
そうですね、日々叱ることが増えてきてしまい、誉めること肯定することから遠ざかっていたことに改めて気付かされました。
その日の夕食のときに、普段は習い事で不在の兄と一緒に私と息子と三人でゲームと称して、お互いの良いところ、好きなところ、すごいと思うところを5個ずつ言い合ってみました。
思っていても口に出せなかった事が言葉になるって素敵なことですね。心があたたかくなりました。
これからも難しいときもあると思いますが、肯定的な言葉を日常生活に増やして行こうと思います。ありがとうございます。

(ちなみに以下が、私がお返ししたコメントです。)

ブログを読んでいただいた上に、メンタルタフネスゲームまで行動にうつしていただいてありがとうございます。ご家族を大事にしているお母様の気持ちが溢れていますね。周りの人たちもきっと幸せにできる力が身につくはずです。力を抜いて頑張りましょう。またいつでもお話ししましょうね。


公益財団法人吉田記念テニス研修センター
ル・クラブ部門責任者 黒野龍太

D・カーネギー『人を動かす』を読んで

2017-04-01 14:42:12 | 日記

人を動かす三原則・人に好かれる六原則・人を説得する十二原則・人を変える九原則
全て知っていましたが、実際に本を読んだことがなくカーネギーの謂わんとすることを深く知るために、感想文を書くにあたりこの書籍を選びました。
改めて、有名であるこの原則を、原作を読むことで詳しく理解することができた。筆者の時代背景や世界観に、現代という時代そして自分の環境と置き換えても参考になる事柄であり、読む側の受け取り方も必要であると感じました。カーネギーのこの原則も、人の感じてきたものをインターネットで簡単に情報として取り入れ、知ったかぶりをしてきましたが、他人の考えを介して知り得た情報であることは、原作を読むことですっきりとした気持にもなりました。

責任者という責務の上、人材を育成するにあたって自分が気を付けていたことの再確認にもなった。私は責任者という立場の人物は、部下に責任を負わせてはいけないと思ってきました。
そう考えるきっかけになった事柄を思い返すことができました。以前、既存のA支店に責任者として配属になったとき、その支店に元からいた従業員は私を敵と考えていたようです。私は、前任の責任者の培ってきたそのA支店の全てを変えようと息巻いていました。その理由は、20店舗以上あった中でも最下位に近い成績の店舗であったために、社長にも『何とかしてくれと』依頼され配属になったその初日に私はこう挨拶をしました。

『変えられるところをすべて変えて、皆で協力してもっと成績をあげていこう』

私の提案は、元からいた従業員の否定から始まったからでした。その時信用を失ったのは言うまでもありません。何も知らないあなたに何ができるのだ。と反感をかったのです。

『人の立場に身を置く』というカーネギーの考えに背いていました。

『なぜ、私は従業員の気持ちを考えられなかったのか?』それには理由がありました。

その2年前に、責任者不在のB店舗に待望の責任者として配属されたとき(私自身も初の責任者だったことから)、『私は、このスクールを知りたい』と言ったのが初めのあいさつでした。そのときは、皆に受け入れてもらえて、信頼を得るまでにも時間はかかりませんでした。そのB支店の成績はみるみるうちに上がり、一年で全店舗にも名声が上がるようになって浮かれていました。

最下位の店舗を蘇らせた責任者が新しい店舗の立て直しにかかるらしいという噂までも流れ出したことが、自信満々な自分の勘違いとA支店の従業員の気持ちを無視した発言、その一言が信頼を失うきっかけになりました。

『4年かかりました。』

信頼を取り戻し、皆で協力して全店舗のトップを目指せるようになった時、私は疲れ切っていました。カーネギーのこの原則を知るまでは、この経験の理由が見つかりませんでした。

この本をもっと早く読んでおけば、この原則をもっと早く知っておけば自分のこの時の4年はなかったかもしれません。その後の転属やリクルートした時にもこの経験と原則は非常に役に立ちました。