元気なルルの写真。
勤め先の写真館の同僚が、ルルに会いたいといってくれたので
散歩がてら連れていったことがありました。
その時に撮ってくれた写真。
なぁんて、嬉しそうな顔してるんだろう( i _ i )
みんなに遊んで貰えて、楽しくて、楽しくて…
もっとずっと、この笑顔をみていたかったぁ。
「おかえり、ルル」
写真を見たとき、自然とそんな言葉が浮かんだ。
おかえり、ルル
おかえり
写真をおくってくれた7032ー
とびきりのプレゼントを、ありがとうございました。
ルルの後ろ足が、突然立たなくなりました。(詳しくはルルのお話へ)
無理に立たせようとすると
「キャン」
すごく痛そうに叫びます。
ルルを抱きかかえて、二階へ。
そっと、小屋の中へ降ろしました。
ルルは降ろされた姿のまま、動こうとはしません。
「明日、お医者さん行くよ。大丈夫やから・・・な」
なんの根拠もない言葉をかけ、
ルルを何度も撫でてあげながら、まず、自分が落ち着かんと・・・と思いました。
だけど、落ち着くどころか、後悔ばかりが頭をよぎるんです。
子供にかまけて、ルルをかまってやれてなかった。
ただでさえ、祖父の家に預けられて寂しい思いをしていたのに
もっともっと、かまってあげてれば・・・こんな事にならなかったんじゃないか・・・
早く医者に連れて行きたくて、時間がたつのがモドカシイと思う反面
医者で決定的な言葉を聞くのが嫌で、夜が明けなければいいとも思いました。
でも・・・もしかすると・・・朝になったら治ってるんじゃない?
自分に都合のいい展開を願いながら、眠りにつきました。
次の日の朝。
なんとルルが座ってました
前足はオスワリした体勢で、後ろ足は・・・力が入らないのか横座りの形でした。
「ルル、おはよ」
声をかけると、グラつきながらも立ち上がろうとします。
そして、数歩歩くとガクッと体が崩れました。
「いいよ無理せんと。お医者さん行こうね」
ルルパパと相談して、
子供をルルパパの祖母に預け、私は獣医へ行くことにしました。
子供を祖母の家に連れて行く間、しばらくは一人で留守番しなきゃならないルル。
「ルル、ちょっとだけ待っとってすぐに帰ってくるし」
そういって、ルルを数回撫でて家をでます。
いつもは、寂しくてずっと吠え続けているのに
その日は、一声も吠えませんでした。
「ルルと別れるのは嫌やずっと一緒におるんや」
車を運転しながら、何度も何度もそう叫んでました。
ルルパパの祖母にルルの状態を伝え、すぐに家に引き返しました。
往復30分ぐらいの道のりが、とても長く感じました。
家に着くと、急いで二階へ駆け上り
「ルルお医者さん行くよ」
ルルは私の姿を確認すると
お尻を振って、喜んで立ち上がり。
ボールを咥えると、その場で1メートルほどのジャンプを繰り返します。
「・・・・・・・・・・・ルル・・・???」
「wanwanwanwanwanwanwanwanwanwan」
・・・・・・・・・・・・・・・・・どういうことなん・・・・?
あんた、足痛いんじゃないんか・・・・・・・・・?
さっきの、いや昨日からの、あの姿はいったい何なん?????
今までの心配が、怒りに変わって
「ルル~~~~~~~」
「wanwanwanwanwanwanwan」
私が子供を連れてないことが分かってか
大喜びでボールを投げろと、催促しまくりのルル。
何度投げても、走り疲れても、
決して傍を離れようとせず、遊ぼうとせがむ姿を見ていると
私の怒りもどこへやら
よほど寂しかったんやな・・・・
けど、今までずっと我慢しとったんやな・・・・
子供に牙を剥くこともせず
黙って、自分の立場を受け入れてたんやな
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんね、ルル。
もっと早く気が付けばよかった。
ルルだって、まだ1歳なのに。
祖父の家に預けられて寂しかっただろうに。
ほんとに、ゴメン。
ルルパパに顛末を報告して、子供のお迎えに行ってもらうことにしました。
なので、夕方までたっぷりとルルと遊べる時間ができたよ。
その日はずっとルルと一緒。
遊びも、ご飯も、お昼寝も、ふたりベッタリとくっついたまま。
その日以来、ますますルルはママっこになってしまいました。
ワンちゃんって、仮病つかうんですね。
それも見事な騙しっぷりです。
大好きな飼い主さんの気を引くために、一生懸命なんですね。
皆さんのわんちゃんも、仮病を使いますか?
ちなみに、ルルは味をしめたようで
この後も何度か、仮病つかってましたよ。
11月21日(月)の夕方、4時頃の写真です。
一日中冷たい雨の降る中、ほんの5分ほどお日様がさした時に写しました。
写真では曇り空ですが
実際は太陽の光がそそぎ、空全体が澄んで見えた気がします。
よくみると、薄くなった虹がもう一本。
ほんとうに束の間の事でした。
「あぁ、ルル・・・・あそこにおるんや」
自然とそう思えてきて、車を運転しながら大っきな声で叫んでました。
「ルル聞こえるか (こっち)見えとるか?」
「ルル会いたいよ~、抱っこしたいよ~」
「ルルルルーこっちおいでよー」
きっと車ですれ違った対向車の人たちは
グシャグシャの顔で、大声で何か叫びながら運転している私を見て
ギョッとしたのではないでしょうか??
冬の寒い時期。
ルルにおいで、おいでをして、寝っ転がった私の上に抱え上げギューっとハグ
「あったけ~~~よ、ルル」
そういうと、ルルは嬉しそうに私の顔をベロベロと舐める。
お返しにチューをすると、またまたベロベロとお返しのお返し
それが延々と続いていくのだ。
私がルルの重さに耐えきれなくなるまで(だって、ルルちゃん15キロ・・・)
「今年はひときわ寒いよ、ルル」
たまには、ここへ遊びに来てギューってさせてくれ~
私の出産・子育てと、やっと1歳を迎えたルルの世話。
それから、自宅で再開した仕事と家事。
そのころは、毎日が時間に追われながらの生活でした。(詳しくは、ルルのお話へ)
中でも、ルルにとってあげていた時間が
以前に比べると随分と、削られていたのだと思います。
ある夏の日の夕方。
散歩を終え、そのまま玄関に大の字に寝転がってしまった私。
疲れていて、何にもする気が起きませんでした。
いつもなら、夜10時ごろのオモラシ対策の散歩までは
2階にあげて、ご飯を食べた後、フリーにしておくのですが
「このまま、待っとって。ご飯持ってきてあげるし」
なんでだか、2階に上げるのが億劫で
玄関につないだまま、夜のご飯をあげました。
居間からは、子供を交えた夕食の会話がルルに聞こえていたでしょう。
ルルは玄関で鎖に繋がれたまま
その日初めて、一人ぼっちで食事をしたんです。
「さてと、オシッコに行くか」
食後、子供を交えての団欒を過ごした私は
オモラシ対策の夜の散歩に出ようと、玄関で横になっていたルルに声をかけました。
「ルル、オシッコ行くよ」
いつもなら、すぐに立ち上がり、自分から玄関を出ようとするルルが動きません。
「何しとるん時間ないげんし、早くして」
ついつい先を急いで、ルルのリードを上へと引っ張った、その時。
「キャン」
聞いたこともないような甲高い鳴き声を上げ、立ち上がろうとしないルル。
「どしたん?起きや、ほら」
リードをグイグイと引っ張って立たせようとするのですが
引っ張られるたびに「キャン」と鳴き声をあげます。
「なんで?立ってルル。立てや」
心配から苛立って、無理やりルルを起こそうとすると
「キャン」
体を起こすことを拒否して、痛そうな悲鳴を上げるだけ。
・・・嘘やろ、なんで?
ルルパパを呼んで、二人がかりで起こそうとしても後ろ足に力が入らなくて立てない。
無理にリードを引っ張ると、ずるずると体ごと引きずられていく。
これはただ事じゃない・・・
とにかく、抱き上げて2階へ運びケージに寝かせました。
二人で相談して、明日、パパの実家に子供を預け
私はルルをつれて病院へ行くことにしました。
~つづく~