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先日ホークスの名誉顧問職を辞任し、所有していた株を売却した中内正氏が讀賣のオーナー顧問に就任したそうです。ただ、当初出ていた報道はほとんどが事実関係を伝えるだけの短いものであったせいか、私も最初はその意図をかなり訝りました。
例えば、私が調べた限りでは更新時間が古い順にニッカンの記事、続く共同通信の記事、毎日新聞の記事、昨日のスポニチの記事と毎日新聞の記事がありますが、いずれも記者の感想や論評は入っていません。サンスポにいたっては付け足し扱いです。
そして讀賣の大本営を見ても、YOMIURI ONLINEではたった3行触れられているのみ、せいぜい報知で滝鼻オーナーのコメントが載っているぐらいです。
こうなると扱いの小ささがかえって疑心を呼ぶわけで、「今年で契約が切れる小久保の残留説得要因か?」とか、「球界再々編の布石か?」など、私もいろいろ憶測しました。
ただ、いくつかの鷹ブログを拝読しているうちに、中内氏がそのような陰謀の「道具」としてはいささか頼りないのでは?という気がしてきました。
懐刀の高塚氏はすでに失脚し、ダイエー時代から人気球団ホークスを支えた職員や経営陣は多くが現ホークスに残留。中内氏は文字通り「裸の王様」の状態です。しかも、当の本人が名誉顧問として何の功績を挙げたのかは全くもって分かりません。
こう考えると、中内氏を使ってホークスを球界再々編に巻き込むというのはどうにも無理があります。中内氏に資金的な後ろ盾があり、かつ福岡でソフトバンクが不人気で、ダイエー時代への郷愁が漂っているなら球団「奪還」の目も出てきますが、現時点ではそういう可能性は低いでしょう。
とすると残るのは小久保残留の説得役という可能性です。ところが、当の小久保本人は中内氏について、
「親しいといえば親しいですけど」
と語っているわけで、こちらもどの程度役に立つかは少々疑問です。
こうなってくると、讀賣にとっての中内氏のメリットはますます謎になります。といって、一部紙が報じている球団経営陣の言葉(なぜかZAKZAKだけは渡邊氏の言葉を載せているわけですが)通り「ホークスのノウハウを学びたい」というのもうなずけません。
あるいは、そもそも変な目論見や陰謀のようなものはないのかも知れません。「名誉顧問」という閑職に追いやられた中内氏が泣きを入れ、それを渡邊氏が例の家父長的な性格から救いの手を差し伸べてやった、そんな気さえしてきました。
特に中内氏と親しいとされる渡辺氏が、中内氏の事情、はっきり言ってしまえば氏の力量を知らないとまでは考えにくいですし、こういう可能性もあり得ると私には考えられます。
もっとも、こう書いてもまるで美談にはなっちゃいませんけどね。
「ダイエーホークス」という自らの城を失った中内氏。
福岡にホークスを残すことに成功した意味では、ダイエーからソフトバンクへの球団譲渡は大正解だったと思いますが、亡国の君主として球界をあてどなくさまよい、かつて己が君臨していたはずのチームのファンからいまだに罵声を浴びる氏の姿には、惨めさすら感じてしまいます。
もっとも、氏の場合はそうなるに足るだけのことをしていたようですし、自分の蒔いた種を自分で刈っているだけ、といえば実にその通りなのですが(苦笑)
例えば、私が調べた限りでは更新時間が古い順にニッカンの記事、続く共同通信の記事、毎日新聞の記事、昨日のスポニチの記事と毎日新聞の記事がありますが、いずれも記者の感想や論評は入っていません。サンスポにいたっては付け足し扱いです。
そして讀賣の大本営を見ても、YOMIURI ONLINEではたった3行触れられているのみ、せいぜい報知で滝鼻オーナーのコメントが載っているぐらいです。
こうなると扱いの小ささがかえって疑心を呼ぶわけで、「今年で契約が切れる小久保の残留説得要因か?」とか、「球界再々編の布石か?」など、私もいろいろ憶測しました。
ただ、いくつかの鷹ブログを拝読しているうちに、中内氏がそのような陰謀の「道具」としてはいささか頼りないのでは?という気がしてきました。
懐刀の高塚氏はすでに失脚し、ダイエー時代から人気球団ホークスを支えた職員や経営陣は多くが現ホークスに残留。中内氏は文字通り「裸の王様」の状態です。しかも、当の本人が名誉顧問として何の功績を挙げたのかは全くもって分かりません。
こう考えると、中内氏を使ってホークスを球界再々編に巻き込むというのはどうにも無理があります。中内氏に資金的な後ろ盾があり、かつ福岡でソフトバンクが不人気で、ダイエー時代への郷愁が漂っているなら球団「奪還」の目も出てきますが、現時点ではそういう可能性は低いでしょう。
とすると残るのは小久保残留の説得役という可能性です。ところが、当の小久保本人は中内氏について、
「親しいといえば親しいですけど」
と語っているわけで、こちらもどの程度役に立つかは少々疑問です。
こうなってくると、讀賣にとっての中内氏のメリットはますます謎になります。といって、一部紙が報じている球団経営陣の言葉(なぜかZAKZAKだけは渡邊氏の言葉を載せているわけですが)通り「ホークスのノウハウを学びたい」というのもうなずけません。
あるいは、そもそも変な目論見や陰謀のようなものはないのかも知れません。「名誉顧問」という閑職に追いやられた中内氏が泣きを入れ、それを渡邊氏が例の家父長的な性格から救いの手を差し伸べてやった、そんな気さえしてきました。
特に中内氏と親しいとされる渡辺氏が、中内氏の事情、はっきり言ってしまえば氏の力量を知らないとまでは考えにくいですし、こういう可能性もあり得ると私には考えられます。
もっとも、こう書いてもまるで美談にはなっちゃいませんけどね。
「ダイエーホークス」という自らの城を失った中内氏。
福岡にホークスを残すことに成功した意味では、ダイエーからソフトバンクへの球団譲渡は大正解だったと思いますが、亡国の君主として球界をあてどなくさまよい、かつて己が君臨していたはずのチームのファンからいまだに罵声を浴びる氏の姿には、惨めさすら感じてしまいます。
もっとも、氏の場合はそうなるに足るだけのことをしていたようですし、自分の蒔いた種を自分で刈っているだけ、といえば実にその通りなのですが(苦笑)
そうですよねえ、どうも「馬○息子が親戚のじいちゃんに泣きついた」感じが漂ってたんですが・・
確か今どうなっているのか知らないのですが、一茂さんも顧問みたいな職につかれているんですよね?
余程○鹿息子がお好きなんですね。
笑いコンビでも組むおつもりでしょうか?
それにしても、海老沢元NHK会長の読売新聞入りといい、読売グループは粗大ゴミの回収業務に乗り出したかの様ですね。リサイクルも出来ない悪質な2つのゴミですので、責任持って廃棄処分して欲しい所。どうせならば、読売上層部のゴミも一緒に廃棄して貰えないかと。
糞の役にも立たない中内Jr.。その彷徨える姿は、劉備元徳亡き後、滅び行く蜀から魏の国に部下を捨てて”寝返り”、女と酒に浸って一生を終えた、息子の劉禅(安楽公)を思わせますね。(中国では、彼の幼名の「亜斗」は馬鹿を意味するのだとか。)
彼がオーナーしている時は社長の方が身分が高いようでしたし・・・読売もバカなことするなぁ
>一茂さん
そういえば球団の何かの仕事をしてましたよね。すっかり忘れてますた(苦笑)
中内氏も同じような道をたどる気がしてなりませんね。むしろタレント性がない分、カズシゲ以上に目立たないかも(^^;;)
この点で意味深なのが小久保の「親しいといえば親しいですけど」という言葉だと思います。
中内氏と普通に親交があるならば、ジャイアンツに残留する意思があろうとなかろうと親しいといえば済むのですが、わざわざ「親しいといえば」と言っているのが気になるわけでして。
どうにもこの部分には「知人だけど友人ではない」とか、「仲はいいけど親友ではない」という感じで中内氏との間に一線を画そうという意図を感じます(笑)
>劉禅
蜀漢の後主は私も連想したのですが、なんと最近では必ずしも暗愚な君主ではなかったという説も出てきているようです。
http://www.t3.rim.or.jp/~miukun/end%20of%20sangoku%20syoku.htm
私も最初は違和感が大きかったですが、↑などを読むと「なるほど、こういう考え方もあったのか」と新鮮な驚きを得ることができました。
果たしてダイエーホークスの後主は……まぁ、当分再評価はないでしょうね(^^;)
今季で巨人との契約が切れる小久保選手ですが、中内シャチョーの引き留め工作があるにしろないにしろ、自分の気持ちを尊重して欲しいところです。
実際オーナーとしての功績といわれると?がつきますからね。もっとも、どのオーナーも似たようなものかも知れませんが……
小久保はどのような結論を出すのか分かりませんが、おそらく周囲に流されずに自分の意志を貫けるのではと思います。
少なくとも、中内氏の説得は相手にしなさそうな気が(^^;)