サラ・クロッサン
わたしの全てのわたしたち
原作タイトルは『one』です。
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日比谷シャンテの本屋さんでなんの気無しに手に取り購入
理由は『小説のような詩』だからサラリと読めるかなと思って
三連休の1日目であっという間に読み終わりました。予想外にすごい本に出会ってしまった。
結合双生児の女子高校生のグレースが紬ぐ言葉。ノンフィクションなの?フィクションなの?
相方の結合双生児の奔放なティッピ。
『普通』ってなんだろうな。彼女たちの言葉は特別じゃなくて、悩んだり、躓いたり、喜んだり、でもそこにはやっぱり五体満足で生まれた私には理解、共感できない、してはいけない、そういう黒い塊みたいな感情、外からの攻撃、家族の苦しみとかもあり、『詩』という形だからスルリと飲み込めた気がします。
読んですぐ読み返したい本に出会えたのはホントに久しぶりです。
『嫌な女にならないように生きる』は座右の銘になりそう(笑)
日本語版翻訳にあたった編集者さんたちの物語も
今は原作のタイトルがなぜ『one』なんだろうなと考えてます
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日比谷シャンテの中の本屋さん大好きです
宝塚の本に圧倒されますが、女性が前向きに優しく柔らかに生きるヒントみたいな本に出会えます。