お葬式とか、お通夜とかそういうのがありました。
こっちでも、日本と同じで、2段階のセレモニーなんだけれど。
お通夜のときって日本だったら、家族は一晩中、
ご遺体と一緒にいるじゃない?
こっちは、閉店(?)の時間になると家に帰されるんだって、みんな。
だから、まぁ、お通夜っていうとちょっと語弊があるよね。
火曜日の夜にビューイング(Viewing)といって、
化粧されたご遺体に面会しつつご遺族とお話したりするイベントがあって、
水曜日がフューネラル(Funeralお葬式)で、
その後ベリアル(Burial・埋葬)でした。
ビューイングに行ったはいいんだけど、
なんていうか、もうポールじゃなくってさ。
正直な感想、「何この蝋人形?」でした。
父のときとはずいぶん違う遺体の印象で・・・。
事故で皮膚もきっとすごい状態だったと思うし、
たくさん化粧重ねたんだろうからこういうのも仕方ないのか。
フューネラルでは、旦那はポールベアラー(Pallbearer・棺付添い人)でした。
ポールベアラーは全部で6人。重かったそうです・・・(><)
私は始めて『ポールベアラー』という言葉を聞いたとき、
ベアラーがBEARER(運ぶ人)なんだろうなとはすぐにピンと来たのですが、
ポールのつづりが分からず、もしかして名前+Bearerなのかしらと思ったりして
旦那に、
「あなたが死んだら棺付き添いしてくれる人はブラッドベアラーなの?」
とかとんちんかんなことを聞いてしまいましたら
クスッと笑われた上であっさり「ちがうよ」と言われました。
調べてみたら、Pallというのは棺のことでした。普通だー(><)
ちなみに、デイルのパパのジェイも、
ここ数ヶ月一緒に仕事してたので仲がよく、
ポールのポールベアラーしてました。
フューネラルも日本とは全然違っていて、
なんかポールのお姉さんが歌を歌ってたり
その歌も鎮魂歌というよりもクリスチャンラブソングみたいな感じだったり
(っていうか、正直、よく歌えるなぁと思った。私なら絶対無理。)
神父さんがお話をしてくれたんだけど
ポールの姪っ子がポールのために書いた手紙を読み上げ、
「悲しいけど、天国っていう、ここよりもいいところにいるんだよね」
みたいな感じの手紙で、結構泣ける感じだったんだけど、
読み上げた後で、神父さん、
「これを10歳の女の子が書いたんです。彼女は教会に通っている」
・・・?いま、教会にどうとかっていった?
それがポールとなんの関係があるの?
なんかこの一言以降、やたら
「もしこの中で、まだイエスさまを信じていない人がいるならば、
私はその人に、今からでも遅くないと言いたい。教会に通うのです。
そうすれば救われる」
みたいな、普通のクリスチャン話をされ!!!
そしてみんな「アーメーン」とか「ハレルヤー」とか言ってんの。
えー、なにこれ、ポールの話は?ポールを送る言葉を話すんじゃないの?
とか
これがクリスチャンのフューネラルなの?と思っていたら、
式後、義母も
「なんなのかしらねぇ、あれ。普通の日曜礼拝みたいだったわね」
旦那も
「ポールの話もっとしろって感じだよね」
とお怒りですよ。
やっぱり、あれは普通じゃなかったんだわ。
神父さんも他に言うこと思いつかなかったのかしらねぇ?
ポールのこと個人的に知らないなら知らないで、
これからポールが行くところについて話してくれるなり
そういうのしてくれればいいのにねぇ。
個人的に昔から知ってる人だったらしいけど・・・それならなおさらよねぇ。
フューネラルが終わったあとは、
外に出て、車に乗って、お墓のところまで
列を成して移動。
同じ敷地なんだけど、ね。広いから、車で移動。
芝生のきれいな墓地で、
霊柩車からポールベアラーたちが棺を運び、
お花とかいっぱい飾ってあるところで
またセレモニー。
姉が歌う。
神父が話す。そして叫ぶ。
「アーメーン」「ハレルヤー」
なんやねんこれ。
ご遺族がご満足であれば別にいいんですけどね。
私ら部外者がどうのこうのいうこっちゃないですし。
私は、セレモニーの後も、
遺族に声をかける気になれず、
ポールが埋葬される様子を立ち尽くして見ていた。
アスファルトを固めるような機械で、
最後にドドドドドドってやるんだけど、それはちょっときつくって、
そこでやめたけど。
翌日に立ち寄ったら、お墓の上に名前の入ったプレートと、
きれいなお花がいっぱいおいてあった。
十字架をかたどって。
家に帰って、黒の礼服を脱いだら
なんだか本当に終わっちゃったんだって感じがして
一気に疲れました。
旦那は金曜日まで結構元気だったけど
仕事場にポールがいない日々を経て
昨日(土曜日)と今日はとても凹んでいる。
こんな風にポールがいなくなってしまうとは
夢にも思ってなかったから
本当にショックなできごとでした。
事故の詳細を聞いたら
突っ込んできた相手のドライバーは
運転中に発作を起こし、接触時点では意識不明だったそうで
だから、ポールが違反運転してたわけでも
相手のミスでこうなったわけでもなく
ただの運の悪い偶然が重なって起こった結果。
歩道をちゃんと前向いて歩いていたって
車が突っ込んでくるってことはあるわけだ。
ポールのお姉さんは
事故の前日にけんかして
「お前なんかしんじゃえ!!!」
って売り言葉に買い言葉で言ったのが
ポールと交わした言葉の最後だったんだって。
すっごい泣いてた。
人生何が起こるかわからないから
いつでも素直に後悔しないように生きていたいね。
こっちでも、日本と同じで、2段階のセレモニーなんだけれど。
お通夜のときって日本だったら、家族は一晩中、
ご遺体と一緒にいるじゃない?
こっちは、閉店(?)の時間になると家に帰されるんだって、みんな。
だから、まぁ、お通夜っていうとちょっと語弊があるよね。
火曜日の夜にビューイング(Viewing)といって、
化粧されたご遺体に面会しつつご遺族とお話したりするイベントがあって、
水曜日がフューネラル(Funeralお葬式)で、
その後ベリアル(Burial・埋葬)でした。
ビューイングに行ったはいいんだけど、
なんていうか、もうポールじゃなくってさ。
正直な感想、「何この蝋人形?」でした。
父のときとはずいぶん違う遺体の印象で・・・。
事故で皮膚もきっとすごい状態だったと思うし、
たくさん化粧重ねたんだろうからこういうのも仕方ないのか。
フューネラルでは、旦那はポールベアラー(Pallbearer・棺付添い人)でした。
ポールベアラーは全部で6人。重かったそうです・・・(><)
私は始めて『ポールベアラー』という言葉を聞いたとき、
ベアラーがBEARER(運ぶ人)なんだろうなとはすぐにピンと来たのですが、
ポールのつづりが分からず、もしかして名前+Bearerなのかしらと思ったりして
旦那に、
「あなたが死んだら棺付き添いしてくれる人はブラッドベアラーなの?」
とかとんちんかんなことを聞いてしまいましたら
クスッと笑われた上であっさり「ちがうよ」と言われました。
調べてみたら、Pallというのは棺のことでした。普通だー(><)
ちなみに、デイルのパパのジェイも、
ここ数ヶ月一緒に仕事してたので仲がよく、
ポールのポールベアラーしてました。
フューネラルも日本とは全然違っていて、
なんかポールのお姉さんが歌を歌ってたり
その歌も鎮魂歌というよりもクリスチャンラブソングみたいな感じだったり
(っていうか、正直、よく歌えるなぁと思った。私なら絶対無理。)
神父さんがお話をしてくれたんだけど
ポールの姪っ子がポールのために書いた手紙を読み上げ、
「悲しいけど、天国っていう、ここよりもいいところにいるんだよね」
みたいな感じの手紙で、結構泣ける感じだったんだけど、
読み上げた後で、神父さん、
「これを10歳の女の子が書いたんです。彼女は教会に通っている」
・・・?いま、教会にどうとかっていった?
それがポールとなんの関係があるの?
なんかこの一言以降、やたら
「もしこの中で、まだイエスさまを信じていない人がいるならば、
私はその人に、今からでも遅くないと言いたい。教会に通うのです。
そうすれば救われる」
みたいな、普通のクリスチャン話をされ!!!
そしてみんな「アーメーン」とか「ハレルヤー」とか言ってんの。
えー、なにこれ、ポールの話は?ポールを送る言葉を話すんじゃないの?
とか
これがクリスチャンのフューネラルなの?と思っていたら、
式後、義母も
「なんなのかしらねぇ、あれ。普通の日曜礼拝みたいだったわね」
旦那も
「ポールの話もっとしろって感じだよね」
とお怒りですよ。
やっぱり、あれは普通じゃなかったんだわ。
神父さんも他に言うこと思いつかなかったのかしらねぇ?
ポールのこと個人的に知らないなら知らないで、
これからポールが行くところについて話してくれるなり
そういうのしてくれればいいのにねぇ。
個人的に昔から知ってる人だったらしいけど・・・それならなおさらよねぇ。
フューネラルが終わったあとは、
外に出て、車に乗って、お墓のところまで
列を成して移動。
同じ敷地なんだけど、ね。広いから、車で移動。
芝生のきれいな墓地で、
霊柩車からポールベアラーたちが棺を運び、
お花とかいっぱい飾ってあるところで
またセレモニー。
姉が歌う。
神父が話す。そして叫ぶ。
「アーメーン」「ハレルヤー」
なんやねんこれ。
ご遺族がご満足であれば別にいいんですけどね。
私ら部外者がどうのこうのいうこっちゃないですし。
私は、セレモニーの後も、
遺族に声をかける気になれず、
ポールが埋葬される様子を立ち尽くして見ていた。
アスファルトを固めるような機械で、
最後にドドドドドドってやるんだけど、それはちょっときつくって、
そこでやめたけど。
翌日に立ち寄ったら、お墓の上に名前の入ったプレートと、
きれいなお花がいっぱいおいてあった。
十字架をかたどって。
家に帰って、黒の礼服を脱いだら
なんだか本当に終わっちゃったんだって感じがして
一気に疲れました。
旦那は金曜日まで結構元気だったけど
仕事場にポールがいない日々を経て
昨日(土曜日)と今日はとても凹んでいる。
こんな風にポールがいなくなってしまうとは
夢にも思ってなかったから
本当にショックなできごとでした。
事故の詳細を聞いたら
突っ込んできた相手のドライバーは
運転中に発作を起こし、接触時点では意識不明だったそうで
だから、ポールが違反運転してたわけでも
相手のミスでこうなったわけでもなく
ただの運の悪い偶然が重なって起こった結果。
歩道をちゃんと前向いて歩いていたって
車が突っ込んでくるってことはあるわけだ。
ポールのお姉さんは
事故の前日にけんかして
「お前なんかしんじゃえ!!!」
って売り言葉に買い言葉で言ったのが
ポールと交わした言葉の最後だったんだって。
すっごい泣いてた。
人生何が起こるかわからないから
いつでも素直に後悔しないように生きていたいね。