キャロママ...悲しいです。
「Aさんのお母さんでいらっしゃいますかぁ~?」
「はい!」
「こうこうこうで今から学校に来て頂けないでしょうか?」
「あ~はい、わかりました。」
そう~お待たせ!『るいこの事件簿!ファイル3』は...るいこの人生でもこんなにくやし
い思いをしただろうか? そんな事件です。 注→るいこ=キャロママ
るいこ...母の日を2日後に控え仕事が超忙しい時で、疲れて果て帰って爆睡していました。
そこへ電話の呼び出し音 それも10分置き位に数回も!
『う~ん、誰~?るいこ出る元気ありましぇ~ん。むにゃむにゃ...』
うん、でももしか親戚の不幸?
携帯をチェックしてみると、一通のメールが... ひゃ~不吉な予感?だ、だ、誰か亡くなった~?
と...それは爆弾娘三女からのメールだった。 ほっ!でも、こっちの方が怖かったりして~。
『何?何?』
『お母さん良く聞いてね。』 はいはい!何ざんしょ。
『私、今学校で居残りされてる。』 はぁ~?キャロママと一緒やん!あは!
『今から、担任から電話があるはず。』 なぬ~?さっきのあの迷惑極まりない電話の正体は...
『私......。』
なに~?やっちまったな!!!
三女のメールは只事では無いと察したキャロママだったけど、何せ疲れてて夜の食
事の買い物にも行ってない!
でも、先生からの電話も待たなきゃだし。
でも、こっちから学校に電話したら、何でお母さん知ってるんですか?って話しになる
し。
こんな時でも、お腹の虫はグーグー鳴るし。
『え~ぃ!腹が減っては戦にならぬ!電話なったらなったやわ。買い物行って来よう
~。』
さぁ~ご飯食べようってとこで、タイミング悪く電話のベル
「Aさんのお母さんですかぁ?今Aさんこうこうこうで学校に残ってもらってます。
お母さん、今からお迎えに来て頂けないでしょうか?」
「あ、はい!わかりました。玄関に行けば良いですね。」
「すみませ~ん。ご迷惑お掛けしました~。」
「お母さん、わざわざすみません。どうぞこちらに。」 はぁ~?お迎えじゃないの?
「ここに入ってもらえますか?」 ゲェ!ここって生徒指導室やないの~?
「Aさん連れて来ますので待っててください。」 ゲェ!担任以外にもう一人先生がいるけど誰?
「お母さん実は... Aさんが2日間も学校を無断で休んだの知ってましたかぁ?」
「いえ知りませんでした。先生のお電話で初めて知りました。」 実は知ってる知ってる~。
「で、Aさんからいろいろ話しを聞いたのですが、課題が出来てなくて図書館に行って
たらしいんです。」
「あ、そうですか?すみません。」
「で、これがその経緯で、裏が反省文です。読んでください。」
あ、はい!でもキャロママ頭も疲れてて、頭に入んない!
「Aさんもこの文章読んで頂けたらわかるように、かなり反省してるみたいです。」
「あ~そうですね。」 奴にしてはしっかりした文章だったように思うけど。
「今3年生になったばっかりで、これからが大事な時です。それで...................。」
「そうですね、すみません。」
「こんにちわ、私学年主任の○です。今日はわざわざ来て頂いてすみませんでした。
私はまだAさん1回目ですし、ちょっとやり過ぎかなぁ~って思ったんですが.........。」
あら、学年主任さんだったのね。
「ほんとに後迷惑をお掛けしてすみません。」
「Aさんもきっと、今かなり後悔してると思いますよ。
お母さんも仕事で疲れて帰って来て、こうして学校にわざわざ来てもらって。」
「は、は、そうですね。」って言ったが早いかキャロママ...
涙がボロボロ流れ出しました。
今まで我慢していた感情が一気に吹き出しました。
悲しくて...くやしくて...
こんな娘に育てたのは何を隠そうこの私...
私の放任主義が悪かった。
以下同文の子育てのつけが来た?
学年主任の先生のお話はほんとに的を獲た話しで、キャロママも反省文を書きたい
程の気持ちになりました。
でも、キャロママ決して子育て手を抜いた訳でもありません。
最後の子だけど、お姉ちゃん達と同様の事はして来たつもりです。
ざますママもして来たし、役員もそれなりに頑張ったし、塾だって行かせました。
なのに~あ~それなのに~。
キャロママ... 自信失くしました。
でも、AにはAの言い分があるのでしょうね。
キャロママ...小さい頃から厳格な父の元で、いわゆる良い子でした。
お姉ちゃん達も、親が言うのもおかしいけど、それなりに世間一般で言う良い子に
育ちました。
良い子がすべてって言う訳ではありませんが...
三女も根は良い子なんですが、時として悪が出てくるんです。
でも、この事件で三女も懲りた事でしょう~。
クラスの皆にも迷惑掛けて...キャロママ娘に変わって謝ります。「ごめんなさいね。」
この記事は三女のプライバシー侵害も考えましたが、キャロママあえて彼女の軌跡と
して残して置きたかったのです。
彼女もいつか大人になって、ちょっとハメをはずしたなぁ~って笑い話として語れる時
が来る事でしょう。
そう願わずにはいれないキャロママでした。
良かったら応援してね。
いつも訪問ありがとう~。
それから何日か後...洗濯物をたたんでるAがいました。