S&R shudo's life

ロック、旅、小説、なんでもありだ!
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真冬の狂想曲15-4

2006-09-26 16:51:36 | 真冬の狂想曲
15-4
イとチョンは手馴れた手つきで、平井の衣服を剥ぎ取り、素っ裸に剥いた。そして、配線を結束するプラスチック製のバンドで、足と手を縛り付けた。顔面の痛みが薄れてきた平井は、現実に引き戻されてガタガタと震えだした。もう、大声も出さない。
「平井、ようも騙くらかしてくれたのー、俺の金、どうしてくれるんか?あーん?」
「だ・騙したりなんかしてないです。社長!投資が実になるのには時間がかかるんです!必ず大金に化けるので、ま・待ってください!」
「さすがやのー、この状況でまだ騙そうとするか、お前。」
そう言って松は、イとチョンに目配せをした。イかチョンは台所からアイスピックを持ってきて、平井の背中にゆっくりと差し込んだ。2,3cmぐらい先が肉に刺さっていった。すかさず、イかチョン―アイスピックを持ってない方―が平井の口にタオルを押し込んだ。
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